死にました。
有田悠心は今日も最低な気分で過ごしていた。そんな彼を嘲笑うかのように、空は青々と晴れ渡る。季節は夏・・・夏といえば大抵の人は心浮かれる季節だが悠心にそんなことはなかった。いや、季節なんて彼の気分を変えるきっかけにすらならない。彼を最低な気分しているのは今年の春に起きた自殺事件である。彼のクラスメイトがいじめをきっかけに自殺したのだ。自分もいじめられないために加担してしまっていた。クラスメイトの自殺を集会できかされた時の絶望感といえば計り知れない物があった。だが、彼は許されないことをしたのだ。彼はこの人生の先一生抱えて生きていかなければならないだろう。
彼はふと前を向くと、赤信号の横断歩道に突っ立っている少女がいた。
あんなとこにいつまでも突っ立ていればもしかしたら事故にあうかもしれない。ここは入り組んでいて見晴らしが悪いので、割と事故が起きることで有名だった。
急いで駆け寄ってあと2mといったところで、角から回って出てきた。トラックが少女とぶつかりそうになる。彼は急いで駆け寄り、少女を突き飛ばし、彼はトラックの前にでる。そして彼はー
引かれてしまったのだ
彼は目を覚ますと、そこは暗い部屋を青く燃える松明が薄く照らしていた。部屋には扉が2mくらいの間隔を空けて2つ存在した。その間には椅子がおかれている。
「あぁ・・・俺死んだのか。まぁざまあねえな・・・」
と彼が呟くと。
「ん~。正確に言うと死ぬ一歩手前?みたいな状態だけどね」
と突然の声に驚く。あたりを見渡して声の主を探すが、一向に見当たらない。この部屋は椅子と扉だけだ。それに部屋は正方形で1辺が6mぐらいしかない。
「ここだよ、ここ」
と聞こえた方角に視線を向けると。そこには椅子しかない様に見えたが、実際には黒いもやっとして霧みたいなものがうごめいている。その黒い霧は徐々に集まると人の形をなした。
「え~っと、初めまして。有田悠心君。単刀直入だけどさ、俺の変わりに・・・
閻魔やってくんない?」
「は?」
どうも。ふと思いついたのでかいてみました。こっちは不定期でやってみると思います。(メインも割りと不定期だけど・・・。)
がんばります。