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エピローグ
「咲ちゃ~ん」
またご主人が呼んでる、今から昼ご飯食べようと思ってたのに……
嫌々ながらもご主人の部屋まで歩いた。
「お呼びでしょうか?」
「うほぉぉ! 咲ちゃん、良いよ~似合ってる!」
何故だか知らないけど、あの後私の給仕服だけデザインが変わった
のだ。可愛く、動きやすければ良かったのに……
「咲ちゃんの綺麗な脚はもっと出した方が良いと思ってたんだ! 最
高だよ!」
うわぁ……気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い~っ!
「そうですか? お気に召されて光栄です……♡」
やっぱあの時……助けなければ良かったかもなぁ……
紫堂咲の苦悩の日々はこれからも続くのだった。