あしうり タコさん
海のそこ ゴツゴツした海底にタコさんがおりました
タコさんが 変身の術で岩に化けていると 目の前を大きなカニが 麦わら帽子をかぶって通りました
カニはタコさんのエサですが 麦わら帽子が気になります
タコ「おい カニ それはなんだ?」
カニ「これか?これは人間が頭を良くするためにかぶる 特別な帽子だ」
カニの話しを聞いて タコは特別な帽子を とてもほしくなりました
タコ「おいカニ その帽子 オレにくれ」
カニ「やだね!オレはこれで 頭を良くするんだ」
タコはますます 帽子がほしくなりました
タコ「そんな事は言わずに オレにくれ 何かと こうかん してくれ」
カニ「しかたない ならばお前の足を1本よこせ」
タコ「足を1本だって」
カニ「君は足を8本も持っているんだから 1本ぐらいイイだろう?頭が良くなるんだよ」
タコ(たしかに 1本ぐらいイイか)
と思いカニに
タコ「1本だけだぞ」
と言いました
カニ「わかった それではこれは君の物だ」
と言って帽子をタコにわたすと 大きなハサミでタコの足を1本 チョキンときってしまいました
タコは麦わら帽子をチョコンとかぶり カニは切り取ったタコの足を持って帰って行きました
帽子をかぶってタコは
タコ(これでオレは タコで1番の天才タコになるんだ)
と ニンマリしました
カニはタコの足を持ち帰り
タコ「タコの足を手に入れたぞ みんなで食べよう」
と言うと 子ガニたちや なかまのカニがやってきて みんなでおいしく食べました
麦わら帽子をかぶったタコが
タコ(さてさて オレはどれくらい 頭が良くなったかな?)
とかんがえていると カニが こんどはサングラスをかけて やってきました それを見たタコが
タコ「おい カニ それはなんだ?」
と訪ねました
カニ「これは人間が未来を見るために使うサングラスと言う物で これをかけて 人間は危険を避けているんだ」
タコ「そんなにすごいのか?オレによこせ」
カニ「君は頭が良くなる帽子をもっているじゃないか」
タコ「オレは自分が本当に頭が良くなったかどうか知りたいのだ 未来が見えるなら それがわかるかもしれない 代わりに足を1本やろう」
カニ「1本じゃダメだ! これは左右2つで1組みだから 足2本だ」
タコ「2本だと! 欲張りだぞ」
カニ「イヤならイイよ」
カニが行こうとすると
タコ「まて カニ 2本やる 2本やっても オレにはまだ5本あるからな 人間より1本多い」
カニ「しかたない それじゃ〜君にやるよ」
そういって カニはタコにサングラスをわたすと 大きなハサミでタコの足2本を チョキン チョキンと 切って持ち帰りました
麦わら帽子をかぶったタコは サングラスをかけました あたりが暗くなって なにかが見える気がしますが それが何かは わかりません
タコ「うーん オレはまだ未来が見えるまで 頭が良くなっていないのかな?」
と つぶやきました
タコが麦わら帽子をかぶり サングラスをかけていると カニがヘッドホンをしてやってきました
タコ「おい カニ それはなんだ オレによこせ」
カニ「やだよ 君は帽子もサングラスも持っているんだろ このヘッドホンは ボクの物だよ」
タコ「それは何に使うのだ」
カニ「神様の声が聞こえるんだそうだよ ボクはまだ聞こえないけど」
タコ「聞こえないならオレによこせ オレは頭が良くなって未来が見えるサングラスをかけている オレなら神様の声が聞こえるはずだ」
タコ「足を2本やろう どうだ?」
カニ「3本なら考えてもイイよ」
タコ「え~い よくばりめ!しかたない 持っていけ!」
カニはヘッドホンをタコにわたすと 大きなハサミでタコの足を3本 チョキン チョキン チョキンときって 持ち帰りました
麦わら帽子をかぶり サングラスをかけて ヘッドホンをしたタコが 残った2本の足でヘッドホンを強く耳に当てて 必死で神様の声を聞こうとさていると タコの後ろから大きなウツボが近づいて来ました
しかし タコはヘッドホンで神様の声を聞くことに集中しているので ウツボに気がつきません ウツボはさらに近づきガブリとタコに食いつきました 麦わら帽子もサングラスもヘッドホンも飛びちって タコはスミをハク間もなくウツボに食べられてしまいました
ウツボがタコを食べた後 カニがやってきて 飛びちった麦わら帽子とサングラスとヘッドホンをひろいました
カニ「さ〜て つぎのタコを探すとするか」
ウツボ「おい カニ 足が2本だけでは少ない せめて3本よこせ」
カニ「わかったよ なんとか考えよう そのかわり ボクがタコにくわれそうになったら ちゃんと助けてくれよ」
ウツボ「まかせておけ」
そう言うとウツボはどこかに行ってしまいました カニは麦わら帽子とサングラスとヘッドホンをかかえて帰りながら考えました
カニ(次は売り込む時 少しサービスして足を3本残すようにするか そうしないと ウツボにこっちが食われてしまうからな)




