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0000 その日の私は、特に運が悪かった。

久しぶりに書いてみたくなりました。

よろしくお願いします!

 善人すぎるのも考えものだ。


 その日の私は、特に運が悪かった。

 朝のテレビ番組の星座占いは最下位。学校に登校すると日直を同級生に任せられ、傘を忘れれば土砂降りの雨に降られてずぶ濡れになる始末。

 不運にもほどがある……。

 

【タスケテ】


 普段と変わらない帰り道。助けを求める声が聞こえたような気がして、思わず立ち止まって振り返る。

 真っ白な子猫が道路の真ん中で蹲っている。

 大型のトラックが猛スピードで子猫の方向へ走ってくる光景を目の当たりにした。足が震えて動かないと想像してるはずなのに――気付けば、鞄を置いて駆け出していた。

「危ない――!」

 通行人の叫び声。

 運転手が咄嗟にしたであろうブレーキ音。

 子猫を庇って抱え込んだ私の体は、悲鳴をあげている。

 どうやら、私の人生はここまでらしい……。


「猫ちゃん、無事だといいな――」


 意識が途切れる寸前、小さく呟いた私の声は人々には届かない――。

 

 

少しずつUPしていく予定です。

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