母が残した子守歌
この物語は戦記に生きていた少女を描いた物語です。この物語はフィクションです。
(この物語はフィクションです実際の団体・個人などは一切関係ありません)
私は、真紀。私はアヤおばあちゃんが大好きです。でもおばあちゃんはもういません。持病が悪化し、倒れていた所を見つかりました。病院に搬送されたときにはもう……。おばあちゃんが亡くなった日は部屋に閉じこもり泣きわめきました。翌日、私はおばあちゃんが忘れないでほしいと言いながら語っていた話を思い出しました。
~母が残した子守唄~
私はアヤです。私が幼いころ戦争がありました。戦争はいつも大きな音立ててみんなを怖がらせていました。いつも飛行機の音におびえいつもご飯は少量で水が足りなくて餓死する人が多く、戦争で撃たれて亡くなった兵隊さんはお国のため愛する人のためと言っていました。世界は黒焦げになり世界は血と火薬の匂いでいっぱいになりました。ただ私が唯一安心できた場所がありました。それは、母の腕の中です。母はいつも私を守ってくれました。母はよくこう言っていました「大丈夫、戦争はもうすぐ終わるから。もう少しだから耐えようね。」
と、母は私を怖がらせぬよう努力してくれました。戦争が激しくなると共に、辛い事や怖いことが増えました。それでも母は私に弱音も見せず、困っている人を助けました。母は私が眠る前に母が作った子守唄を歌ってくれました。
「♪~今夜は眠れないかもしれないでも家族がいる~♪」
その子守唄を聞くといつもすぐに眠れました。
ウゥー
空襲のサイレンが鳴り響く。私は急いでシェルターに入った、すぐに母がいないことに気付きました。私はシェルターから飛び出しました。
「ママ!!!!ママァ!!!!」
母は血を流しながら倒れていました。呼びかけると母は蚊の鳴くような声で
「………最…後……ま…で守…れなくて…ごめ……ん…ね…………」
母はそう言い残すと命を落としました。その夜は一睡もできませんでした。
やっと戦争が終わり世界がまた輝き始めました。私は前を向いて生きなければなりません。いろんな人が前へ進まないと新しい世界が生まれません。私は母が残してくれた子守唄を大切にしています。
だからもし私が死んでも泣かないでね真紀
これがアヤおばあちゃんがよく語っていたお話です。この話を思い出すと自然と笑えるようになりました。そして私はおばあちゃんが歌ってくれた子守唄を何度も何度も歌いました
いかがでしたでしょうか。こちらも皆様のご評価お待ちしております。今回もご覧いただきありがとうございました。