8話
ハル「…」
カナメ「もういいかな…?」
ハル「なんでぇー!」
カナメ「なんでとは…?」
ハル「強くて魔法ができたら私の意味無いじゃーん!」
カナメ「まぁ…そういうことですね…」
ハル「くっ…!」
カナメ「それじゃ…失礼します!」
―
カナメ「ふぅ…爆薬を用意しておいてよかった。本当についてきそうだったし…。よし、伝説の盾…取りに行くかな…」
―
カナメ「話によると…あった。この湖に神殿があるんだっけか…」
街に売っていた薬を飲む。
少しだけ息が続きやすくなる。
実際試した結果伸びるのは2分ほどである…。
カナメ「無いよりマシかな」
湖に飛び込む。
広い湖の底に人工的なものがある。
カナメ(入口が小さい。これじゃ人しか入れないかな)
中に入っても道は狭い。変に人が多いと詰まった瞬間アウトかな。
泳ぎながら進む。
魚の敵もいるが握り潰せばなんとかなる。
武器も振り回そうにも壁にぶつかる。
素手が一番無難である。
迷路のようになっていて、息が続くかどうかが問題になってきそうだ。
すでに5分は経過しているのだろうか。
今どれくらいの場所にいるのだろうか。
―
カナメ(ここは…さっきも通った道か…)
流石に少し焦る。焦ると余計酸素の量が減っていそうで自分を落ち着ける。
カナメ(だけど…一本道だった。回るように…)
辺りを見回す。
カナメ(絵が綺麗に並んでいるのにこの部分だけ)
違和感の絵を押す。
水が抜け、絵が収納され、扉が現れる。