27話
カナメ「枯れ木が一つ…あとは糸になりそうなものを見つけないとな…」
あいも変わらず、外は荒野だ。
草を捩れば糸にでもなるだろうか。
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ヒバリ「何をしている?」
カナメ「草を捩っている」
ヒバリ「釣りをするという話か」
カナメ「食えれば問題ないだろう」
ヒバリ「そもそも食える魚が近くにいればいいけどな」
カナメ「それもそうだな…」
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紙縒のように作った糸。
繊維質な草があってよかった。
しかし、引っ掛ける針のようなものは無い。
カナメ「太公望か…」
釣竿を肩にかけ、端まで行く。
海は至って綺麗だった。
まるで何も無いように。
カナメ「しかし…海のと差はだいぶ高いな」
おそらく500mくらいだろうか。
カナメ「とりあえず階段でも作るしか無いかな」
手掘りで階段を形成し始める。
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ダオン「わざわざこっちに作ったんだ。向こうに停泊用の場所あったのに」
カナメ「…そうだったのか」
アクモ「いいんじゃない」
カナメ「釣れるかどうかも知らないしな」
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海と思わしき水に指をつけ味をみる。
カナメ「普通の海よりは塩分濃度は控えめ…か」
釣竿を垂らす。
思考を放棄してただ釣り糸を眺める。
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ヒバリ「時間の感覚が狂う」
クライン「何時間あーやっているんだ?」
アクモ「6時間くらい」




