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26話

クライン「残念ながらない」


カナメ「そうか…」


クライン「あればやっている」


カナメ「いくら死なないとは言え空腹を耐えるのもな…」


クライン「それならまずこの死の大陸から出ることが優先事項だな」


カナメ「出れるのか」


クライン「この大地以外に4つの大陸が確認されている。どこも似たり寄ったりの大陸だが、火に覆われた土地、氷に覆われた土地、毒に覆われた土地、雷が永遠に轟く土地、そしてここが闇に覆われた土地」


カナメ「どこに行っても生きている人間が居なさそうだな」


クライン「その通りだ。大陸には生きている人間は死ねない輪外の者か魔物だけだ」


カナメ「海…か」


クライン「そういうことになる。食料を取れるとしたら…の話だがな」


カナメ「どういうことだ?」


クライン「海の上では能力が使えない」


カナメ「…どういうことだ」


クライン「わからん。我々は海には出てない故、真実は定かではないが、旅立った者たちは皆そういう」


カナメ「元々能力がない俺なら」


クライン「可能性はあるかもしれないが、どうやって海へ出る?」


カナメ「丸太などは…」


クライン「ここにある木々はほとんど大陸を探しに行った時に無くなってしまった」


カナメ「枯れ木もないか」


クライン「枯れ木くらいならあるやもしれないが…」


カナメ「あるなら釣ればいい」


クライン「やれるものならやってみろ」


カナメ「そうだな…」



扉を開け、外に出る。



アクモ「何してるの?」


カナメ「釣りしようかと思って。枝でもあれば」


アクモ「なんならダオンに作って貰えば?釣竿」


カナメ「海の上は能力が無効かされるんじゃないのか?」


アクモ「あ、そっか」


ダオン「先月も同じ話しただろうが…」


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