24話
カナメ「それでここは?」
ヒバリ「キャノック、輪外で構成された組織だ」
カナメ「輪外かどうかなんてどうやってわかるんだ?」
ヒバリ「輪外の者は他の転生者と違い、危ない場所で生まれる」
カナメ「だから最初から水も食料もなかったのか…」
クライン「転生を繰り返せば繰り返すほど、どんどん危機的な状況に陥る。難易度も上がっていく…」
ヒバリ「そしてこの世界を私たちは最後の世界と呼んでいる」
カナメ「最後の世界?」
アクモ「簡単な話だよ」
持っていた剣で自分の首を斬る。
カナメ「何してるんだ…」
ヒバリ「見てみればわかる」
―
アクモ「ってこと」
カナメ「この世界では死ねない…?」
ヒバリ「正確には輪外の者は死ねない。だ」
ダオン「食わなくても水を飲まなくても死なない」
ヒバリ「そして歳も取らない」
カナメ「不老不死…ということか。それで何をしているんだ?」
クライン「簡単な話だ。死ぬ理由を求めている」
カナメ「…どういうことだ?」
ヒバリ「私たちがこの世界に来て30年以上経っているが、水はあるが食料がない。村はあるが人もいない」
アクモ「それでもこの世界がある理由ってなんだと思う?」
カナメ「いるのか…この世界にも」
クライン「未だに見つかっていないが…」
ヒバリ「いるはずだよ。黒幕が」
ダオン「それで他のキャノックと力を合わせて探しているってわけ」
カナメ「他にも仲間がいるのか?」
ヒバリ「カナメで20人目。地方に散らばっている」
カナメ「どうやって連絡を取り合っているんだ?」
ダオン「それは輪外の力を使ってね」
カナメ「どういうことだ?」
クライン「転生するごとに新しい能力を獲得できるだろう?だから」
カナメ「俺は…能力を持っていない」




