15話
森から出るとハルが待っていた。
ハル「それは…」
カナメ「なんか、落ちてた」
ハル「落ちてたって…何があったんですか?」
カナメ「おじいさんとちょっとね」
―
ハル「誰なんですか?そのおじいさん」
カナメ「知らないよ」
ハル「私見てきます!待っててくださいね!」
カナメ「あ、行っても…」
すでに森の中へ走って行ってしまった。
カナメ「ダメだと思うけどなぁ」
―
ハル「なんで何にもないかなぁ」
カナメ「だから無駄だって」
ハル「もういいです、行きましょう」
カナメ「宿に戻ろうか…」
ハル「そうですね」
―
カナメ「このマント…なんの意味があるんだろう」
ハル「つけていて何かないんですか?」
カナメ「何も…?」
ハル「それじゃ飾りなんですかね…」
カナメ「聖なる衣がただの飾り?」
ハル「魔法とかが無効化されるとか」
カナメ「わざわざ受けたくないなぁ」
ハル「無いよりマシと考えましょう」
カナメ「それしかないか…」
―
ハル「それでは向かいましょうか」
カナメ「早く蹴り付けないとね」
ハル「そんなに急いでどうするんですか?」
カナメ「早ければ助かる命があるかもしれない」
ハル「それは詭弁だと思います。それであなたが死んでしまったら助かったはずの命が散るかもしれません」
カナメ「だから頑張るしか無いんだよ」




