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子ども向け サマーパーティーが 急に色っぽくなった話

作者: はやはや
掲載日:2023/01/17

 小学生の頃、英会話を習っていた。

 夏休みのレッスンの中で、ネイティブの方を招いて、SUMMER PARTY なるものが催された。


 いくつかゲームをして、その後お菓子を食べる……みたいな流れだった。


 ゲームの中の一つに、昔ながらのタイプライターで、順番にスペルを一文字ずつ打ち、〝SUMMER PARTY〟という文字を完成させる、というものがあった。


 ホワイトボードに先生が書いた、SUMMER PARTYの文字を見ながら、自分の順番が来たら前の人が打った、スペルの次のスペルを打つ というだけの簡単なルールだ。


 子どもの頃の私は、独特な思考回路の持ち主で、言われている意味が、少しでもわからなくなると、思考がフリーズしてしまう子どもだった。


 その時も、説明されたルールが理解できず、唯一わかったのは、タイプライターで文字を打つ、ということだけだった。

 しかし、何を打てばいいのかわからない、何文字打つのかわからない……

 一人静かにパニックに陥っていた。


 ルールの説明は、もちろん日本語だったので、周りのみんなは理解しているようだった。

 ヤバイ! と心の中で焦るものの、フリーズした頭は全く動かない。

 そのうちゲームが始まった。


 とりあえず何か打とう、と心に決め自分の順番を待つ。

 しかし、何文字打つのが正解なのか? その答えがまだ出ていない! あー順番が来てしまった。


 おそるおそる、タイプライターに近づく。


 わからん! と思い、適当に一文字だけ打って、次の人にバトンタッチした。

 偶然にも一人が打つべき、文字数だけは正解したのである。

 その後も全員が打ち終え、先生がちゃんと打てたか発表してくれることになった。


 紙に打ちこまれた文字を見て、先生は黙る。そして呟くように

「サマーパンティー」

 と言った。


 おそらく、SUMMER PANTY となっていたのだろう。

 RでなくNを打ったのは、多分、私だろう。

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― 新着の感想 ―
[良い点] これはイイ間違い。 そしてオトナになった今ならわざと打つな。(笑)
[良い点] oh nyo!ヽ( ̄д ̄;)ノ なんつー重大なまつがいよ!
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