探索 武器屋
次回は来週の火曜日です。
「ここか〜」
テホはグスから聞いた武器屋の前に来ていた。
「大きいなあ」
大通りに面してる大きい店舗に圧倒されていた。
テホは嵩張るから常に携帯しているわけではないが弓を村から持ってきているし、矢だって不格好で精度は良くないが石と木の枝があれば作れる。
更に魔女から簡素だが頑丈でかつ手入れのしやすさが売りのワンオフ物のナイフを譲られているので、全くと言っていいほど、来る理由がなかったりする。
本当に好奇心の塊だ
「失礼しまーす」
そう口に出しながら扉を開けて店の中に入る。
中には10人近くの革鎧や要所だけを鉄防具でカバーしている冒険者だと思われる人達がたむろしていた。
テホに一瞥を向けた人もいたが、ほとんどの人は自分の見ている武具に夢中で手に持っているものを色んな方向に傾けていたりする。
「おお」
ただ、面白そうに店内を眺めてるテホの横から声がかかる。
「どういたしましたか?何かお探しのものがあれば、案内させていただきますが」
「え、あーっと。探検というか探索というか」
「なるほど冷やかしですか」
「すみません……」
「ふふ、冗談です。気になっているものがあればいつでもお越しください。いつでもいいですから。勿論、今からでも」
「じゃあ、革鎧が見たいです」
「分かりました」
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