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初心の冒険者  作者: もずく
ちょっとの悩みと多分の感動
16/58

探索開始

10時に出すって言ったのに出せなくてごめんなさい。僕の時間管理が杜撰でした。すみませんでした。


明日も出します!

階段を降り、食堂に出た。


昨日の夜の光景が目に染みついているせいで最初に見た時よりも静かな食堂に見える。


「あ、テホ君来たね。どうする?食べてく?お金はちゃんと取るからね」


「勿論、食べてきます。ここの料理美味しかったので!」


目が覚めたように先程までの寂寥感を含む顔はなくなっていた。


……飯で機嫌直すとか野生児か。……ぷふっ


「じゃあ、適当なとこに座っといて。昨日みたく席まで持ってくから」


「分かりました。いくらなんです?」


「お金は後払いだから食べ終わった後にね。だから、財布はしまって美味しいご飯でも想像してて」


言われた通り財布の小さい皮袋を手元から腰元に戻して近くの空いてる席に座って目をつぶって、何か……と言うか美味しいご飯を想像しているであろうテホはとても幸せそうだ。


「はい、お待ち」


普通に時間を忘れてたテホは少しビクンッと反応してから目の前の美味しそうな匂いに気づく。


「いたっだきまーす」


うん、彼は野生児だ。


「ご馳走様でした!」


ものの数分でご飯を食べ終えたテホは満足そうにお腹をさすってる。


何かを思い出したように目を見開き、さっと財布からお金を取ろうとして


「あれいくらだっけ?」


少し駆け足でカウンターに近寄り、いくらか聞いてお金を出した。


ちなみに、夜ご飯も同額だと言う話も聞いた。


そして、話してる間ずっと足踏みしているのは苦笑いされていた。


めっちゃ笑顔でワクワクしているのが伝わるからほっこりされたとも言う。


そんな彼に看板娘は思わず質問していた。


「そんなに、朝から張り切ってどこに行くんだい?」


「街の探検!」


払い終わったと同時にそう言うとすぐに扉に向かって若干スキップのような動きをしながら駆け出した。


「いってらっしゃい」


「行ってきます!」


朝の静かな雰囲気はほんわかする雰囲気に変わっていた。

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