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おらが村に塾が降る

作者:西津紀夫 (のん太)
 最近、子供たちが、皆でいっしょに遊んでいる風景をあまり目にしない。
子供の数が減少したこともあるだろう。かつての遊び場が無くなってしまったこともあろう。
 学歴中心の社会が優先し、親は子供が少しでもレベルの高い学校へ進学するのを望み、
子供たちも塾へ通わないと友達から取り残されそうな不安感を抱いているのも否めない。
企業や社会が学歴を重くみ、また個人もそうした偏重に囚われ固執しているからやむを得ない。
 だが、追いつけ、追い越せの点数中心の教育は、やがて、他人に対する思いやりを失ってしまうのではないだろうか。
 人々は戦後、経済成長を最大の目的に掲げ、蟻のように働いてきた。経済が豊かになれば幸せが訪れると考えた。
 しかし、日本が世界でもトップクラスの経済大国に成長した現在、果たして、本当に人々の生活は豊かになっただろうか。
 なにもない寒村を通して、子供たちの幸せ、人々のつながりとはなんだろうか、を問いかける。

 二十数年まえのバブル全盛時代にバブル崩壊危機を書いた作品のひとつ。
 現在の経済もバブルの膨張と崩壊を背中合わせに持っているようだ。
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