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24.エルフの封印指定級ダンジョン


翌日、俺達は外を歩きながらどこの封印指定級ダンジョンに行くか話し合うことにした。普通なら人間の国のところに行くのだが、リーシアがいるため魔大陸以外は一瞬で行けるためだ。


翔「それでは早速、意見のある人~!」


カンナ「はーい!家を買って引きこもる!」


翔「そうだな~、じゃあティル何かあるかい?」


珍しくティルが人化していたのでふってみる。


カンナ「家がー!良いとー!思います!」


翔「ティル、どうしたの?何かない?」


カンナの方と俺の方を見てティルはどうすべきか分からずおどおどしていた。


カンナ「完全無視って酷いですーー!」


流石にギャーギャーうるさいので、


翔「無視されたくなかったらまともな案を出しなさい!」


そう言ってチョップすると少し嬉しそうにしていた。

あんな少しの間無視しただけで不安になるとは…まるで兎だな。


翔「話を戻すけど、ティルはどこが良いとかある?」


ティルは少し考えてから口を開く。


ティル「どこが良いとは違うけど、辞めておいた方がいいのは竜の国と魔大陸ね。あそこ二つは情報も少なく種族自体が強いからダンジョンも手強いと思う。特に魔大陸はね。」


なるほど、確かにその通りだと思う。いくら俺達が強くなったと言っても相手は最高難度ダンジョンだ。クエストやダンジョン内では死なないという能力はあるが、これが実際どうなるのか分からない。

その場で復活なのか、ダンジョンの前や町にもどるのか。もしその場で復活だったら逃げれない敵相手だと詰む。封印とかにも対抗できないし。

用心するに越したことはないな。


そうあれこれ考えていると


リーシア「それならエルフのダンジョンはどうでしょう?あそこなら場所が分かりますからすぐに行けますよ。」


そう提案してくれた。

リーシアは本当に物知りだな。


翔「リーシアは何でも知ってるな~!」


まあ、これは流石に分からないだろうなと思い言ってみると、

リーシアは


リーシア「何でもは知らないですよ、知ってることだけです!」


と笑顔で言ってきた。


スゥ~~……

え?偶然!?知ってるの?心読まれたの?


あまりにドンピシャで返されたので流石に怖かったがなぜ知ってるのか聞くのは辞めておこう、触らぬリーシアになんとやら、だ。


翔「リーシアは頼りになるな!じゃあエルフのダンジョンに行こうかと思うんだけど、皆は良いかな?」


リーシアは俺に褒められて嬉しいようで体をくねくねさせてた。

ちょっとエロい。

それはおいといて、他の皆も特に異論はなかったようなのでエルフのダンジョンに行くことに決定した。


翔「それではリーシアさん!今日も転移お願いします!」


リーシアははい!と返事し、転移を発動させた。





数瞬後、俺達は木の上にある家の中にいた。


アノン「ここはどこ?」


リーシア「ここは私の住んでた家です!ここから少し行ったところにそのダンジョンがあるんです!」


翔「そうなの?そんな危険なダンジョンの近くにリーシアは一人で住んでたの?」


言った瞬間に不味いこと聞いてしまったと思ったが当の本人は、はいそうですよー!とあっけらかんと言ったので特に傷つけずに済んだようだ。

しかし、不用意な発言には気を付けないとな。


リーシア「そうですよ!だから広々のびのび暮らしてました!

エルフの里で暮らしてたんですけど、やっぱり皆で暮らすのって息が詰まるんですよね。だから一人暮らししてました!

あ!主様は例外ですよ!むしろ息が詰まるほど一緒にいたいくらいです。」

 

かなり嬉しいことを言ってくれるね!

でも息が詰まるほどいたいってなんかアニソンの歌詞みたいでいいな(笑)


おっと、そんな下らないこと言ってる場合じゃないな。


翔「リーシア、早速だけどダンジョンの前まで頼むよ。」


こうして俺達はリーシアに先導され、家を出て15分くらい森を歩いた頃だった。


カンナ「わぁ~、おっきな洋館ーー!」


アノン「これは、絶句」


ティル「まあ、大きいんじゃない?」


なぜか偉そうなのが一人いたが……


その洋館は異様にでかかった。

よく東京ドーム何個分なんて言うが、これは10個や20個ではないくらい大きく感じた。まあ、東京ドームの大きさ知らないんですけど…。


ダンジョンの前まで来たので、【難易度変更】のクエスト、ダンジョン中に死なないという効果が皆に適応されているのを確認する。

そして、難易度変更を行おうとしたが、ふと思った。


別に死なないし、そのままの実力でどこまで行けるか試したい、と。


そしてそのまま俺達はダンジョンの中に入った。



全員中に入ると扉が勝手にしまり、部家の中が少し明るくなった。

中はそこは大きな部家になっており、それぞれ前、右、左の三方向に進めるようになっていた。


カンナ「怖いーーーーー!!」


そう言い右の道へ一人走るカンナを見て


アノン「もう右に行くしかない。」


翔「そうだな…」


少し呆れながらも俺達は奥へ進むことにした。



読んでいただきありがとうございました。


感想、レビュー、ブクマ、評価(下の星)、批評等していただいた皆様も本当にありがとうございました。


これからも投稿させていただきますので、

よろしくお願い致します!

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