301-00 ここまでの主な登場人物紹介
次から章を変えるので、ここまでのざっくりしたまとめ。
◆サクラ・ノノカ
本作の主人公。元日本人の、不死の魔法使い。漢字で書くと〝佐倉 野乃花〟
転生したと思われる先の異世界が「名→姓」の順だと気づかないままに〝サクラ・ノノカ〟と名乗り、その事に結構長いこと気づかなかったので、姓と名があべこべなのを訂正する機会を逸したまま今に至る。
調薬師としてある程度安定した収入を得られるようになったので、同居するエイラちゃんのためにも、ある程度まで生活の質を引き上げていくのが最近の目標。
◆太田のおばあさん
日本人。異世界転生を目論み怪しい魔法陣を描いた上で自宅に火を放ち、ノノカが死ぬ原因を作った老婆。
転生したノノカが不死になっていたり少し見た目が変わっていたり、別の言語を扱えたりしたのは、この老婆がなんかしたからではないかという推測をマリューが立てていたが、ノノカは特に気にしていない。
◆エイラ・クライウェイ
2年目の夏にノノカと出会い、縁あって使用人としてノノカの元で暮らす事になったワケありアルビノの女の子。顔立ちは十二、三歳だが亡き祖母から使用人としての英才教育を受けていたらしく、見た目にそぐわず非常に落ち着いた言動をする。でもたまに子供っぽい。
地頭がよく教養もあるので、色々なところでノノカを支えている。
◆クライア・テウ・デリーナ
ノノカの住む小山の麓で農園を営んでいる未亡人。亡き夫はノノカたちの住むミフロ村を含んだそこそこ広い領地を預かるデリーナの血筋だが、身体の弱い次男坊だったこともあり、現在のところクライアとデリーナ本家との間に明確な繋がりはない。
一人息子のウェデルは王都の魔法学院で学んでおり、毎年冬には帰って来ていたものの、2年目の冬はなにやら用事があるとかで帰ってこなかったことを少しぼやいていた。
◆マリュー・トタッセン
よくノノカを振り回すが、それはノノカを思ってのことな不死の魔法使い。知識面や金銭面でノノカがかなりお世話になっている人のひとり。
王都の魔法学院で教鞭を取っているが、教師業以外にもいろいろ任される立場のようで学院にいないことも多いらしい。最近、少なくとも300年は生きていることをノノカが知った。
◆アラヘラ・クライウェイ
エイラの亡き祖母でとても優秀な魔法使いだった。
不死の魔法使いのことを非常に尊敬していたとのことで、突然身近に現れた不死の魔法使いであるノノカにも会いたかったらしいが、その願いはついに叶わなかった。
◆レトルフ卿
ミフロから四日ほど行ったところにある町を治める地方貴族。デリーナ伯から小さな領地を委任されているだけの割に羽振りが良く悪い噂が絶えないとか。祖母を亡くして天涯孤独になったエイラが雇ってもらうつもりだった。
◆ライトル・ハルベイ
元々ミフロに定期的に行商に来ていた隊商の隊長さん。2年目の夏からは、新しくミフロにできた商会の支店の支店長を任されてミフロに定住し始めた。
ノノカの商売関係でとてもお世話になっている人のひとり。朗らかでダンディズムも併せ持つイケオジだが、商売に関しては強かで、実は腹黒なのではないかとまことしやかに囁かれているとかいないとか。
◆フゲール親方
フルネームは、ラドル・フゲール。ミフロの建築の大半を引き受ける大工の親方さん。ちょっと南の方の出身らしい。
ノノカの家の屋根を直したり、調薬棟を作ったりととてもお世話になっているが、ノノカ的には今後もっとお世話になりたい人の筆頭格。
◆コージ・トルベイ
北部のレド平原で発掘調査を行う調査隊の隊長で、王都の国立大学の考古学研究者。マリューの元教え子。研究者としては堅実な方らしいが、地味に言動に失礼な点が多い。
◆魔王
ヤーマス・ダルサルという不死の魔法使いで、魔法使いの王、すなわち魔王を名乗り世界を大混乱に陥れた大罪人とされる。その魔王陣営とその他の人類陣営が争った魔大戦の最中に謎の死を遂げたことで魔大戦は終結に向かった。
その遺体は14に解体し焼かれ、遥か西にある中の国の14の墓に分割し管理されているらしい。
◆コール・ラタリク
金髪の爽やかイケメンな不死の魔法使い。魔大戦の折に魔法戦闘員として従軍していた時に戦闘の余波で意識を失ったまま最近まで永久凍土の中で眠りについていた。
意識の回復後はマリューに身柄を確保され、王都に連れ帰られた。
◆古い魔法使い
時たまノノカの夢?に現れる不思議な女性。
知らぬうちに不死になっていたノノカのことを気に掛けてくれているような言動もあったが、どこにいる何者なのか、さっぱり不明の人。でもノノカにそれを詮索するつもりはないし、もはや気にもしていない。




