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姑息な種族!獣耳族【7】24.25話

宜しくお願い致します。


カギ括弧に応じて、物語が進行します。


「この括弧が、主人公だけ.心の声.念話も此」

[この括弧が、念話.精霊語.魔物語.ナレーション.主人公とリンクした存在]

〈この括弧が、登場人物等〉

(この括弧が、主人公.登場人物.心の声)

《この括弧がスキル.自我を持つ意識》

【この括弧が、注視】

<この括弧が、擬音>

[24話]・・・・・[大根役者ってどうなのよ?]・・・・・



[深い森の中]


焔一行(ほむらいっこう)は、更に前進した。


魔物(まもの)との戦闘(せんとう)繰返(くりかえ)しながら、前進(ぜんしん)していた時!5人くらいの人影(ひとかげ)横切(よこぎ)ったかと思ったその時!


焔一行の正面から8人の獣耳集団(けもみみしゅうだん)が、助けを求めてきた。


獣耳少女〈竜種様!?お助け下さい!ガルバドスに追われているのです。〉


「・・・・・(かま)わないが殺して良いのだよな?手加減しろと言われても困るからな。」


〈はっはい!お(まか)(いた)します!〉


<ドドドッドカッバキッドォ!?>


木を薙ぎ倒し迫ってくるガルバドス。


「あれか…


<鑑定!>」


チャララン♪


種族.ゴーレム.ガルバドスLv48(メス)

体.7875力.1375防.2275速.370魔.565魔量4750

[スキル].メガバースト.グランドスラム.ビッグドロップキック.防衛錬砂.地魔法

[ユニークスキル].臨麻刺痙


「私だけでやるよ」


(リム&ミル〈はい♪ほむら様♪〉


「一方的で悪いな。」


《ハイドロストリーム》を(とな)え!?


ガルバドスを中心として上空と大地に魔法陣が現れ!魔法陣の中央から大量の水が、とてつもない(いきお)いでガルバドスに、上下からによる水圧攻撃をしていた時!?


更に上空の魔法陣の上に魔法陣が描かれ、その魔法陣の中央から爆雷(ばくらい)()(そそ)いだのだ!?


ガルバドスは、水圧(すいあつ)爆雷(ばくらい)により、その身すら残さず消滅(しょうめつ)したのである。


「弱い…(やはり一人旅したいな…リムが結構ポンコツなんだよね…要領悪くて離れて戦闘すると、ミルを放置しているし全く仲間を守ろうとしない…よく従者になったよな…竜族としての威厳も誇りも無いのかな?)」


獣耳少女達〈一瞬(いっしゅん)で…消滅しちゃった…〉


獣耳少女達(けもみみしょうじょたち)は、呆然(ぼうぜん)()()くしていた。


ガルバドスの肉片残(にくへんのこ)さず完全消滅(かんぜんしょうめつ)を見て…震えながらガルバドスが居たであろう空間を見ていた。


「じゃあな。私達は行くぞ!リム!ミル行くぞ(丁度今!ママと念話中なんだが、獣耳族の話をしたら、ママが来てくれると言う事なので、


綿密(めんみつ)な打ち合わせをしながら話している!どうも獣耳族は、相当質が悪いらしい)」


〈はい♪ほむら様♪〉


〈お待ち下さい竜種様!?〉


獣耳少女達が、呼び止める。


何か用がまだあるのか?と焔が、獣耳少女達に()う。


〈私達の集落(しゅうらく)に、お立ち寄り下さい!お食事御用意致(しょくじごようういいた)しますので!」


「必要ないよ君達に助けを求めに応じて倒したが、これ以上の面倒事に付き合う気がない。」


〈そう言わず、招待(しょうたい)させて下さい。〉


「…(何かまだありそうなんだよな…この娘達…関わると間違いなく面倒に()き込まれるだろうな!


エルフ族の一件で()りたわ…この手の亜人(あじん)に関わると何か起こる…)


何故(なぜ)そうまでして招待したがる?何か(かく)しているのが、まる見えなんだが。」


〈それは…お助け(いただ)いたからで…〉


「何故そわそわしている?その汗はなんだい?チラチラと周りを気にしているのは何故だ?お前達は、何を(たくら)んでいる?(わる)いがきな(くさ)いんだよ。


ハッキリ言ってやろう!ガルバドスをけしかけた様に見えたんだがな!私のスキルには、木を()かし見える上に遠視(えんし)スキルがある。


そろそろ茶番劇(ちゃばんげき)()わらせないか?


竜種族の逆鱗(げきりん)()れたいか?其処(そこ)(かく)れている者も姿を(あらわ)せ!?


現さないなら、極大魔法(きょくだいまほう)此処等一帯消滅(ここらいったいしょうめつ)させるぞ!?」


周りを(かこ)む様に、身を(ひそ)めていた獣耳少女達(けもみみしょうじょたち)が、200人程木陰から姿を現したのである。


「出てきたか。さぁ何用か?」


獣耳族族長〈(たばか)るような真似(まね)をして、申し訳ありません!竜種様の様な強者(きょうしゃ)に、御願(おねが)いの()がありまして、


何卒(なにとぞ)お話を聞いて(いただ)けないでしょうか。」


「…(やはりな!此処(ここ)は、多分竜の谷のママの力を()りた方が良いな!倒すのは簡単だが、(おの)が力量が分かるが故に、


手加減しても殺してしまうだろう…親竜が、どうしても会いたいと言っているのだから、利用させて貰おう!何か転生時から、子供らしくない言葉や態度が、この身体では出来ないようになっている。


多分転生時の違和感が関係しているのだろう…今更親とか言われても流転の記憶が、半端ないから子供らしい態度を強制されても、面倒以外の何物でもないな。


この獣耳達は、(はかりごと)と言っているが、かなり杜撰(ずさん)だな…旅する者達全てを標的としているのだろう!私の見た目を見て標的とした形だろうな。


私は、幼竜の姿だから性別が判断出来ない!それ故に、性別を知る事から獣耳族は、私を食事会に誘い確め様と、しているのであろう。


(これ)流石(さすが)に関わりたくない)


(ことわ)る!」


〈何故です!我々には、貴方様のお力が必要で御座います!謀る様な真似をした事は、謝罪致します!何卒お力を御貸しください。〉


「君達は、かなり質が悪い様だね?私に助言してくれた方が、此方に向かっているのさ!ほら!空をご覧よ。」


獣耳族一同〈空ですか…………!!!?〉


其処(そこ)(あらわ)れてたのは、(まぎ)れもなく女竜王アルザと従魔(じゅうま)6体であった。


6体の従魔は、即座(そくざ)に獣耳族を(かこ)う様に、移動し(にら)みを()かせた。


獣耳族族長や獣耳少女達は、呆然(ぼうぜん)と立ち()くした。


そして従魔(じゅうま)を見て体を(ふる)わせていた。


(ぼう)やー♪〉


「ママー強く抱き()めあった(何故こんな事せなならん…)」



[ナレーション参上じゃ!どうも焔には、強制力が働いている様じゃの!多分転生の際の無精卵を、受精卵に変える神式において、親竜を母とする事を絶対と神式を施したのじゃろう。


其を為した事の理由は、まだ調査中じゃ!もしかしたら、案外転生直後の従魔の話は、本当だった可能性も考えられるの]



〈元気にしてた?私の可愛い坊や♪〉


「はい!ママ来てくれて有り難う。」


〈当たり前じゃない私の可愛い坊やの為ですもの♪


話を聞けば良いのよね?〉


「はい!そうだよママ。


ね!獣耳族族長(けもみみぞくぞくちょう)さん?」


獣耳族族長〈はっはい…女竜王アルザ様…が、母親なのですか?〉


「そうだよ。ママさ♪知らなかったのかい?何か狙って私に関わろうとしてたから、知ってて関わろうとしてたと思ったけどね。」


獣耳族族長〈いや…その様な事は、無いです…〉


念話(ねんわ)で話す(ほむら)&アルザ」


「ママ」


〈なあに?〉


獣耳族(けもみみぞく)と何かあったりする?」


〈ええあったわね♪〉


「何があった?」


〈獣耳族が、以前《変態(へんたい)》スキル持ちを竜種族から(さら)ったのよ♪〉


「ああやっぱりね!(すご)(あや)しくてママに、来て貰って良かったよ。」


〈ホント(かしこ)い私の坊や♪〉


(これ)話纏(はなしまと)まりそうだよママ」


〈良いのよ私の可愛い坊や♪〉



[25話]・・・・・[竜族を謀りし者の末路]・・・・・



「獣耳族族長さん。以前《変態》スキル持ちを、竜種族から(さら)ったんだって?」


(それ)は…〉


随分(ずいぶん)だね。竜種族(りゅうしゅぞく)にお願い?お前達の様な姑息(こそく)(はかりごと)をした者が、竜種族に関わることが許されると思うのか?


言ったよね?始めから怪しいってさ!お前達からは、きな臭さしか無かったから、話を切ろうとしてたんだよ。


いい加減(かげん)にしろ!!竜種族ナメ()ぎだ!!?ママー故奴等(こやつ)殺戮(さつりく)して良いかな?(すご)く腹立たしいし(其処までじゃないけどな…)」


獣耳族族長&獣耳族少女達〈なな…お…お待ち…を…・・・・〉


女竜王アルザ〈そうねー♪良いわよ♪〉


「有り難うママ(側にアルザが居るから…一々ママと呼ばされている?)


そう言う事だからさ!死んでくれない?獣耳族さん達!!?」


[獣耳族達の内情(ないじょう)&族長の《思念伝達》]


A〈何故(なぜ)バレた?〉


B〈お前達どんなミスをしたんだい?〉


C〈いえ予定通りしました。〉


B〈だったらこの状況に為らないでしょ!?〉


C〈でも…ホントに分からないんです…〉


A〈あの女竜王の仔がオスだという噂の真実を知る機会を逃すとは…〉


B〈性別確認出来ず…竜体では、見分けもつかず…変態(へんたい)スキルがあるか確認する(ひま)も無く即座にバレた。〉


D〈ガルバドスを瞬殺(しゅんさつ)した時も(あせ)ったけど…〉


E〈ウンウン〉


C〈あれ凄すぎでしょ!?〉


A〈其に、牙獣族(がじゅうぞく)にけしかける予定(よてい)もおじゃんじゃない!?〉


D〈牙獣族に(にら)まれてるから、助けて貰いたかったですね…〉


C〈でも牙獣族の件は、()らしたの私達ですけどね…〉


B〈まさか女竜王を()んでいたなんてね…〉


E〈何時呼(いつよ)んだんでしょ?〉


F〈ずっと私達と居て呼んだ気配無(けはいな)かったのですが…〉


B〈呼ばれた上に変態(へんたい)スキル持ち(さら)った話までされたら、言い(のが)れも出来やしない!〉


A〈変態スキル持ちを(さら)ったその日に、ガルバドスに殺されちゃいましたからね…あの時変態スキル持ちが逃げようとしなければ、死なずに済んだのに…〉


B〈今は、この現状の打開が必要なのよ!打開案(だかいあん)ある娘いる?〉


A〈もう誠心誠意謝(せいしんせいいあやま)って、二度としないと(ちか)うしか方法ないと思います…〉


C〈間違いなく女竜王の仔は、私達を殺戮(さつりく)すると思います…〉


F〈女竜王の従魔(じゅうま)も目を光らせてるから…逃げられないし…逃げ様とした時点で、従魔様に殺されるかも…〉


D〈不自然過(ふしぜんす)ぎたのでしょうか?〉


F〈誰か見られたとか?〉


A〈其は、ないでしょ!?気配完全に()ってたんだから!?〉


C〈でも見られていたなら、今の現状は当然なんじゃないかと…〉


B〈そんな早く気付ける?あの女竜王の仔に?〉


A〈女竜王が結構鈍(けっこうにぶ)いのに、仔が(するど)いとか無いでしょ!?〉



[それがあるんじゃよ!焔の流転は、凄まじい年数じゃからの!経験が違い過ぎるのじゃ!]



D〈でもでも…〉


B〈もう無理ね。言い訳にしか為らないけど…女竜王の仔は、鋭く私達の謀全て(はかりごとすべ)て見透(みす)かしていたと、考えるべきね。


もう誠心誠意素直(せいしんせいいすなお)(あやま)る以外に、生き残る選択肢(せんたくし)は、無いってことね。〉


A〈其でも許されなかったら滅亡確定(めつぼうかくてい)よ。〉


C〈生き残れる道あると良いな…〉


D〈ね。〉


E〈そうね。〉


獣耳族族長&獣耳族少女達〈申し訳ありません。


今後二度と竜種様方に、敵対(てきたい)する真似(まね)は致しません。


(はかりごと)も一切しない事を誓います。


何卒御許(なにとぞおゆる)し頂けないでしょうか。何卒!〉


「んじゃ《変態(へんたい)》スキル持ち(かえ)してよ!一族の存亡(そんぼう)()けるに(あたい)する話だとおもうんだよね?現状!」


獣耳族族長〈其が…《変態》スキル持ちのエルフ族の者は、魔物に殺されてしまった為御還(ためおかえ)し出来ないのです…〉


「はぁ?何それ?守れなかったの?守れもしないのに(さら)ったの?マジ最悪(さいあく)だよお前ら!


どんだけ《変態》スキル持ちが、重要(じゅうよう)存在(そんざい)かまるで分かってないじゃないか!?どうしようもねー奴等だな!今後は、竜種族(りゅうしゅぞく)(かか)わるな。


お前達がした行いは、お前達だけで解決しろ。


(われ)竜種族(りゅうしゅぞく)に、お前達が何かしたら、即座(そくざ)(めっ)してやる。


良いな!」


その場に()る全ての獣耳族(けもみみぞく)は、土下座(どげざ)をし頭を上げる事はなかった。


念話(ねんわ)で話す(ほむら)とアルザ」


「ママ♪(まと)まったね」


〈そうね♪坊や♪〉


(これ)で獣耳族は、ママ達に(はかりごと)出来ないね」


〈私の可愛(かわい)(ぼう)や♪有り難うね♪〉


「いいよ!話聞いてくれて有り難うママ」


〈良いのよ♪ホントに話聞くだけだったわね♪〉


「じゃあママ来てくれて、ホントに有り難う!大好き(恐ろしい強制力だな…あり得ね~)」


〈私もよ(いと)しの坊や♪〉


アルザと従魔(じゅうま)は、竜の谷へと帰って行った。


焔一行(ほむらいっこう)獣耳族(けもみみぞく)をそのままに、前進したのであった。



[さて、何故焔(なぜほむら)は、アルザを呼べたのか?其は、此までの旅路(たびじ)逐一(ちくいち)アルザから、念話(ねんわ)が送られて来てたからだの。


念話(ねんわ)についての話は、以前少(いぜんすこ)()れたと思うの。


そしてアルザと共に来た従魔(じゅうま)6体が、アルザに付いてきた理由も話そかの。


焔とアルザの念話(ねんわ)で、焔が従魔6体も来るように(そく)したんだの。


この地に来て従魔6体の役割(やくわり)は、


1.女竜王アルザの威厳(いげん)(しめ)させること。


2.獣耳族に恐怖(きょうふ)()え付ける。


3.その場での一部始終(いちぶしじゅう)見守(みまも)り会話を(すべ)把握(はあく)すること。


4.睨みを利かせる事で獣耳族の逃走をさせない為である。


これ()が今回の役割であった。


今後獣耳族(こんごけもみみぞく)(はかりごと)を出来ない様にする為の抑止力(よくしりょく)()(ため)に、焔がアルザに提案(ていあん)し実行させたんだの。


因みに、焔が獣耳族を(あや)しんだ過程(かてい)があるの。


先ずエルフ族の集落の食事会で、他種族を見ていたんだの!焔は、葡萄酒を飲んでいたが、全く酔わない体質であった為に、周りを観察できていたのじゃ!


エルフ族の集落から離れる為に、移動開始時から複数(ふくすう)の者の気配(けはい)を、ガルバドス戦になる辺り(まで)、感じ続けていたのである。


焔が言っていた!


木を()かし遠視(えんし)するスキルは、《竜王(りゅうおう)軌跡(きせき)》のスキル効果だの。


探知(たんち)》スキルも併用(へいよう)しているが、マップの開示範囲外(かいじはんいがい)だった(ため)、確実な種族を判明(はんめい)させるに(いた)らなかったが、


任意(にんい)で発動も出来るが随時発動継続(ずいじはつどうけいぞく)するスキルでもあった為、移動開始時から《竜王の軌跡(きせき)》で随時発動継続(ずいじはつどうけいぞく)していたのである。


(ゆえ)に、ガルバドスがけしかけられた所も獣耳族が(ほむら)接触(せっしょく)する(ため)に、出を(はか)っていたのも(すべ)て見られていたんだの。


今回の出来事(できごと)序盤(じょばん)で、(ほむら)は違う他種族の存在(そんざい)にも気付いていた(ため)に、過剰(かじょう)演技(えんぎ)をしたんだの。


序盤で人影が5人横切ったと言っていたが、それこそ!牙獣族(がじゅうぞく)だの。


激情竜(げきじょうりゅう)だと勘違いさせる為に、一芝居(ひとしばい)うったのである。


関わらない為に、関わり難い雰囲気(ふんいき)を、出したのである。


今後の旅の不安要素(ふあんようそ)を、軽減(けいげん)させる為にの。]



リム〈ほむら様?アルザ様嬉しそうでしたね♪


ミル〈私アルザ様の伝説でしか知らなかったから…初めてお会いしました♪


「確かにね!ミルは、初めてだったか!」


リム〈でもどうやってアルザ様呼んだんですか?〉


念話(ねんわ)だよ♪結構頻繁(けっこうひんぱん)に念話が送られて来るんだよ。」


リム〈ああ!?なるほど♪私も母様としてます♪〉



【一方】



ウォルド大陸中央に位置する場所には、ウルカの街と呼ばれる交易の盛んな街がある。


ウォルド大陸において、初級冒険者の街とも呼ばれ平均Lv(レベル)は、Lv30~Lv100くらいの魔物が、ウルカの街の周辺及び森や街道に、蔓延っている。


ウルカの街を治めていた国は、260万年前に竜種族により滅ぼされたと伝わる。


元々は、純粋種族の獣耳族が治めていた国が存在していたが、竜種族がウォルド大陸を掌握する為に、荒らし周り幾つかの国や街は、滅び只人は、滅ぼされた街を復興し領主として、只人が治めたと伝わる。


未だ名残があるかの様に、獣耳族がウルカの街に根付いている。


ウルカの街の冒険者ギルドでは、只人の冒険者が街の警備をしたり、クエストによる魔物討伐等を主流に、動いていると伝わる。


冒険者ギルドのクエストで、ダンジョン探索のクエストに参加していたジル.マルカ.ドルチェ.エイダ.バルチは、早々にダンジョン探索を済ませて、街道沿いの森を散策し採取を兼ねて南下していた。


ジル〈ダンジョン探索依頼簡単に終わっちゃったけど…あれで良かったのかな?〉


ドルチェ〈まだ出来たばかりのダンジョンだったみたいだから、狭い上に魔物も少なかったし、大したモノ無かったね~〉


エイダ〈マッピング完了したんだから、クエストは完了だよ。〉


マルカ〈クエスト完了したけど、時間あるし【綿毛花.麻毛花】を採取して行こう!服の素材となるんだし十分な稼ぎになるかるね。〉


バルチ〈以外と(かね)になるから、下手なクエスト受けるより儲かるよね♪ウォルドピースも狩れたら善い稼ぎに為るんだけどね!〉


ジル〈其こそかなり大変じゃないかな?ウルカの街周辺だから、採取くらい出来ているけど、ウォルドピースを狩り過ぎて、ウルカの街周辺じゃ…もう見掛けないって!〉


バルチ〈其もそうか~このまま南下すれば、居るかもよ♪〉


マルカ〈流石に、ウルカの街から離れ過ぎるのは、危ない気がするよ!南西と南東は、平均魔物Lv150以上だって言われてるんだからね。〉


ドルチェ〈流石にかなりキツいと思うね…採取に集中して、頃合いで帰ろうよ!〉


ジル〈そうね!〉


エイダ〈賛成!〉




(えん)》と鏖魔の秘話


[因みに、獣耳族とか牙獣族等の亜人族の語尾は、猫耳なら<にゃ>とか熊耳なら<ガウ>とか付いていたのぉ…]


《語尾が付いているのは、田舎者や(なま)り的意味であると考えられている様ですね》


[なんじゃと!?確かに…語尾を付けていた者が、居なかったのぅ…]


《獣耳族や牙獣族や亜人族は、誕生の際に猫耳族なら<ニャーニャー>と鳴いていたらしく、言語を覚えた亜人族達は、標準語を話すとされている様ですね》


[成る程のぅ!人族の括りとして生きて行くには、言語に語尾を付けると厄介という事じゃな]


《その様ですね。奴隷狩りの対象にもなるでしょうから、下手に語尾を付けない様ですね》


[ふむ]


鏖魔(おうま)さんの語尾が、爺くさかったりするのは、鏖魔さんが勝手に語尾を付けているだけですよね》


[ちょっと待てい!?我の語尾が爺くさいとは、なんじゃ!?TVで<わし>とか<じゃのー>とか若者がゆーておったじゃろ!若者風にしたんだの!]


《いえいえ!その喋り方は、主様の前世の世界の昔の偉人さんの口調を真似たモノであり!今時の若者は、標準語を普通に喋るそうですよ》


[なんじゃと!!?普通ってなんじゃ!]


《語尾に<の>とか<のぉ>とか<じゃ>とか付けず、<です.ます>や<だね.でしょ>ですかね…そもそも鏖魔さんは、どの様にしてその喋り方になったのでしょうか?》


[【竜◯が行く】という偉人の小説じゃ!]


《なるほど…まさに、その偉人さんの口調を真似した若者が存在しているのは、間違いないらしいのですが、其処を真似する必要は、無いのでは?》


[じゃーどうしろと言うのじゃ!?]


《語尾を<です.ます>や<だね.でしょ>に直せませんか?》


[<です.ます>じゃと!?うーむ…はてさてどうしたものやら]


《やはり無理そうですかね?<の>が抜けなさそうですね…》


[ウーム…いきなりは、無理そうじゃから!多少意識して<です.ます.だね.でしょ>も使ってみるの!忘れんかったらの]


《結局<の>か…暫く様子をみる事に致します。


鏖魔さん!中々有意義な時間でした。


また話ましょう》


[《(えん)》よ!達者での!またの]





有り難う御座いました。

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