畏怖を与え信仰されし者【5】18~20話
宜しくお願い致します。
カギ括弧に応じて、物語が進行します。
「この括弧が、主人公だけ.心の声.念話も此」
[この括弧が、念話.精霊語.魔物語.ナレーション.主人公とリンクした存在]
〈この括弧が、登場人物等〉
(この括弧が、主人公.登場人物.心の声)
《この括弧がスキル.自我を持つ意識》
【この括弧が、注視】
<この括弧が、擬音>
[18話]・・・・・[畏怖を示す竜の力]・・・・・
エルザは、布に覆われしリムから布を外しリムを焔の前へと、置いたのである。
フィリア〈何て事なの…(私が身清めの最中に…いえ!竜種族様を祀っている集落に住みながら、竜種族様を拐うなんて…〉
エルフ族一同〈何て事だ!?竜種様を拐ったのは、ホントの事だったんだ…許されない…有ってはならない!この集落に住みながら考え無しにも…子供であっても許されないことも分からないのか?
どうなるんだ…!?竜種様の逆鱗に触れる様な真似するなんて…
「おい!フィリア降ろせ(タヌキ寝入りか…《竜王の魂》を騙せないってのにな…)」
〈はっはい!只今!?〉
フィリアは、ゆっくりと焔を地に下ろした。
そして、焔は、リムの元へ行き!
「リム起きろ!」
リム〈ん!?あっほむら様おはようございます♪ん?どうされました?んん?ほむら様!エルフ族です!?戦闘準備を!?〉
「落ち着けリム!大事ないな?(ふむ…そう来るか…今は良い…今はな)」
〈えっあっはい!大丈夫です。〉
「なら良い。さて、エルフ族族長?何か言いたいことでもあるか?」
エルフ族長及び全てのエルフ族が、土下座状態であった。
「おい!ミルとやら!何故リムを連れ去った?私の従者を連れ去った理由を言え!」
ミル〈可愛いかったから、飼おうと思って…〉
エルフ族ミルの母〈なっ!?何を言っているの…この集落に住んでいて…貴女は…何を学んで来たの!?〉
エルフ族一同〈なっ!?なんだと!?おいおい…有り得ないだろ…竜種様を…其れ以上言うな!?ヤバいぞ…あの子アホなのか?…ざわざわ…ざわざわ〉
「ほう!貴様は、竜種族をペットや家畜の様に思っていると、言いたいのか?状況も見えない!魔物であったとして、同じ事が言えたのか?」
ミル〈えっ…あ……………〉
「竜種族をペットや家畜の様に飼えると思うのなら、其を成すためにも竜種族との争いに、勝利してみせろ!竜の谷にこの事を言いに行く必要はないさ。
念話で伝えてやろう!どうした?戦闘準備の時間をやるぞ?さっさと準備しろ!」
エルフ族一同〈お待ち下さい!?我々に竜種族様を敵対視する者はいません!我々は、竜種族様を崇拝し祀っています!?決して竜種族様の敵になる存在ではありません!〉
「なるほど…だが!私の様な竜種族の幼竜でもどれ程の存在かを、お前達に知らしめねば、竜種族として放置出来ぬ問題でもあるのでな!
貴様らに我らの力の一片を見せよう。」
集落の外に向けてほむらは、短縮詠唱魔法念じ発動。
《隕石投下術式》を唱え!
集落の外では、広範囲の魔法陣が空に描かれ、
その魔法陣の中央から、巨大な隕石が現れ!地上に墜ちた時!凄まじい音と共に衝撃波を引き起こし!
乱気流を生んだかの様に突風が巻き起こり、衝撃波が集落を傾かせた。
小綿狐[<キュッ!!?>ななな何!?アレッ此処何処!?ドドド…ドラゴン!?ドラゴンの腰辺りに居る…<ポク…ポク…チーン!>保護された?
このドラゴン様食べなかったって事は…取り敢えず、状況見守って話せれば、今後どうすれば良いか分かるかも!話せなくても、食べないドラゴン様なら、意思表示を示せば状況の打開策が見付かるかも]
その光景を、エルフ族一同が見た時!
恐怖でその場から動くことすら出来ず、下を向きうなだれる者や崩れ落ちる者など様々な動揺がみられた。
そして、焔を見てしっかりした土下座で、身体を震わせていた。
「幼竜でもこれ程の力を有する存在に、対しペットや家畜の様に、思えるのか?お前達エルフ族は、我ら竜種族と敵対するのか?答えよミル!」
〈あ…いえ…ごめんなさい…〉
ミルは、完全に恐怖に支配されただ泣きじゃくっていた。
「…(ふむ!魔法と脅し成功の様だな!直接的に、エルフ族の者を殺すのは、竜種族に迷惑掛けるからな。
何だかんだ言っても竜の谷に《変態》スキル持ちをエルフ族は献上したと、伝わっているからな。
恐怖を与えておけば、これ以上の脅しは必要ない。
可愛いかったから飼うって…犬や猫じゃねーっての!況して近隣に竜の谷が存在し、集落全体で竜種族を祀っていたというし…どう生きてきたら、其処をスルー出来るんだよ…
しかし《メテオフォール》想定以上に凄い威力だったな…。
なんかLv30まで一気に上がったんだが…どんだけ魔物倒したんだろ?何か称号に、ヤバそうなのあったんだが…
ステータス見るの怖いな…ああそうだ!《メテオフォール》跡地に、後で 《地表混成化》と《アースヒール》と《緑樹大輪》の魔法使用しとこう。
大地の修復速度が異常に早いこの世界であっても、街や集落付近の修復に多少であろうとも早く、修復しないと生態系に大きく影響するだろうからな。
蔓延る魔物の生息個体の種族が変化し兼ねないらしいし…生息個体が変わると、土地特有の魔物が変わる事で森に住む者達の生存確率も、大幅に減少すると伝わるからな。
威力有りすぎても厄介だが、脅し手段としては、優秀だな)」
「金輪際過ちが起きない様に、しっかり躾を忘れるなよ!他の竜種だったら言葉で済む話ではないだろうからな」
族長.集長〈はい!子供のした事とは言えエルフ族一同反省しております。
今後この様な事無き様努めて参ります。
「それなら良い。従者も戻ってきたからな。」
エルフ族族長と集長は、頭を下げた。
[焔も気付いただろうの!小綿狐が目を覚ましたという事に、意識を読み取る限り話せそうだの。
精霊語は、前前世で話せていた焔だから全く問題無かろうの!鍜治師していた際に、炎精霊フォルハが炉の番獣だったからの。
炎精霊フォルハとは、炉の番獣として焔の打つ鍜治素材を焔の意識を共有させ!炎を焔が思い通りに扱える様にしていたの!
言わば、魔導鍜治師の相棒だの!炎精霊フォルハの容姿は、青い炎を纏った猫型の精霊だったの。
焔の前前世の世界は、魔導世界だったの!【天神】が管理した世界だったの。
魔族や悪魔や魔物の魔力が高いが故に、【神器】並みに強力な魁武具が無ければ、生き残るのも大変な世界だったの。
魁武具とは、魔力を武具に溜め込める仕様になっている武具であり、もし剣であったなら、魔法術式を剣に流し魔法を瞬時に、込めた魔法術式の順に開放行使可能な剣となるの。
防具なら耐魔魔法や物理防御魔法を防具に付与して、一定の魔力注入で術式展開しなくても自動発動する防具にする事が出来るの。
因みに、焔の扱っている武具は、魁武具も応用された焔だけが作成可能な武具だの!そして、焔が装備中の武具だけが、魁武具である。
一応焔も分かってるのだろうの!前前世の世界の技術を応用した武具となれば、異世界の産物と大して変わらないとの]
[19話]・・・・・〔信仰と魔法〕・・・・・
考察中!
「次に此処来る時には、人化してきた方が良いな…竜の姿で暴れ過ぎた…考察終わらせよ。」
「リム?」
〈はい♪ほむら様♪〉
「ご飯食べ損ねたな。」
〈あー!?ご飯食べられないんですか!?ほむら様!〉
「仕方ないだろう?リムが拐われたんだからさ!拐われる前か拐われ最中に気付いてれば、此処まで来る必要無かったんだからな。
生の魔物で良いならあるぞ!」
〈えー生の魔物要らないです…〉
「なら我慢しろ。」
〈はい…〉
「んじゃ行くか。」
エルフ族族長〈竜種様!もし宜しければ、ご迷惑掛けたお詫びに、お食事ご馳走させて頂けないでしょうか!〉
「良いのか?良いなら戴こう。その前に、集落の外の《メテオフォール》跡地を、修復してくる。
威力の高い魔法使うと、修復が面倒ではあるな。」
エルフ族族長〈修復で御座いますか!?〉
「ん?修復だな。
生態系に影響を与え兼ねない破壊をした自然や土地の修復は、必要だ。」
エルフ族族長〈有り難う御座います。〉
「はいよ。んじゃちょっくら行ってくるわ。
とっ!その前に!」
精霊語
「目覚めた様だな?小綿狐よ!」
小綿狐キュイ!?[精霊語!!?嘘!?]
[精霊語は基本念話であり精霊語を理解した者で無ければ、念話に至る事さえ叶わないとされている。
魔導鍜治師だった焔だからこそ精霊語を話せるの。]
「精霊語を話せるから聞くが、小綿狐は異世界転移してきた様だが、この世界は、【かくかくしかじか(詳細省略)】な世界なのだが、どうする?」
[そんな世界で生きて行ける程強くないですよ…]
「まぁ…でも異世界転移で与えられしスキルや魔法力は、かなりのモノだと思うがな」
[えっ!?分かるのですか!?何でですか!?]
「ああ…私は【高位体】の竜族なんだよ!この世界で《鑑定》スキルを有するのは、
【高位体】の存在だけらしいんだ!精霊語を話せる理由は、現時点では話せないが、私は一部記憶が欠けているので、全ての記憶が回帰したのなら、話せるかも知れないという事だな。」
[記憶が欠けている…其は、申し訳ありません…]
「小綿狐が謝る事じゃないさ」
[私を貴方様と契約させて頂けませんか!!?精霊語が話せる方しか契約出来ないので、貴方様に御使いし!貴方様のお役に立ちたいです!お願い致します!?私は、炎と風を扱えます!転移でほぼ全ての魔法を得ました!]
「契約か…仮契約にしないか?」
[仮契約ですか!?其だと私が只側に居る程度で、竜種様にメリットが生まれないかと思います。]
「其で構わないよ!(神格化している時点で、精霊種とはいえ生命体である以上!下手に正式契約は結べないよな…確か死ぬまで契約は、続き死なない限り契約は、継続だった筈だから、神格化した時点で死ねる気がしない…)」
[あの…本当に宜しいのですか?私からしたら、異世界で生き抜くのに、仮契約でも本当に嬉しいのですが、竜種様のお役に立てないかと…]
「問題ではないな!亜空間待機等が、可能なのは精霊種くらいだからな!物質体と精幽体を有した存在でもないと、私と行動を共にするのは、難しいだろうからな。」
[亜空間待機の事まで御存じなのですか!?私の種をよく御存じの様ですね!私の出来る範囲努めさせて頂きますので、宜しくお願い致します。]
「抗いし命脈よ一時の仮契約を結ばん! 精霊名小綿狐よ! 我が名は、焔貴公の仮名を巫狐とす!」
焔は、巫狐と仮名を与え仮契約をした。
[精霊種との仮契約か!確かに正しき契約じゃの!神格化しておっても死と呼ぶべき転生が無ければ、精霊種がどの様な変化をもたらすか解らぬからの。
神格化した存在の従魔であるなら、問題にも成らぬが、契約は魂に刻む事で成す神事故に、神魂体と一般の魂では、一般の魂が消滅してしまう畏れがあるの。
仮契約なら命名だけで契約を成す為に、精霊種から得るべき能力はないが、精霊種は一部仮契約者の守護を得られるんじゃ。
元々焔は、保護する事を考えておったから、問題無しじゃな。]
「仮契約成立だな!此から宜しくな♪」
[焔様♪宜しくお願い致します♪(小綿狐の巫狐です!精霊種で精霊として誕生してから300年程です。
精霊は見た目は、誕生後少し大きくなる程度で仔猫と大差無い大きさになります。
名称通り綿の様なフワフワな毛並みの小狐です。
前居た遅進化世界では、人族も全く訪れない樹海で、森を育て大地を癒し大精霊様と自然の調和を穏やかに、見守っていました。
焔様と仮契約を結べた事は、とても幸運に恵まれたと思います)]
[遅進化世界の精霊は、物質体を持つがその物質体は、仮契約や契約を交わすことで、主の魔量と一部同調する。
物質体と精幽体は、合体一種となるのじゃが、神格化した存在との仮契約が成った場合だけ、特殊能力として合体一種を得られるんじゃよ。
合体一種とは、物質体状態を精幽体にする際に、物質体は自動的に主に用意された亜空間へと神力による守護を受けて、保存される仕組みなのじゃ。
基より精霊は、魔量を糧として生を成す存在故に、食事とは神々と同様に嗜好的感覚を楽しむ為のものだの。
この【ヴァイス】の精霊は、あらゆる進化をしておるのぅ。
人族となりて人として存在したりエレメントと1つとなり新たな精霊種となる存在等々様々な進化を成しているのじゃ]
「リム行くぞ。」
〈はい♪ほむら様♪〉
フィリア&エルザ&門番5人〈お待ち下さい!私達もお供致します。〉
「はいよ。見てもつまらんと思うがな…行こう。」
そして焔を先頭に、《メテオフォール》跡地に、向かった。
その頃エルフ族集落では、豪勢な食事が用意されていた。
[一部族長やエルフ達は、《メテオフォール》の恐怖を知り更に竜種様への信仰を強めた。
元よりこの集落では、竜種様が祀られていた。
生け贄等は、要らないと守護を約束した竜種様がいた。
その名も炎竜グレンである。
炎竜グレンは、この地に来訪しては、エルフ達の丹精込めて作ったフルーツを、ご馳走になっていたのである。
フルーツを箱詰めにさせアルザに献上していたのだ]
【一方】
その頃
焔達は、《メテオフォール》跡地に着いていた。
フィリア.エルザ.門番エルフ5人は、固まっていた。
正に、巨大なクレーターになっていた。
1㎞(キロ)の巨大なクレーターである。
そんな中とてつもない数の魔物の死骸もあった!焔は《アイテムbox》に収納しながら、全ての魔物の死骸を回収した。
魔物においては戦闘した事のない魔物が多く!ドロップアイテムとされる武具や宝石やレアアイテム等 多数 発見出来たの。
全てアイテムboxで回収後!
《地表混成化》を唱え!?
大地が波打ち地表の養分を、木の下へと、均等に整えながら、大地が大きく揺れた地表の草や異物は地中へと引きずり込まれ!
大木や木々以外何もなくなった(この魔法魔量調整が必要だな…そうなると魔法の名称も変わるけど…仕方ないよな)
《アースヒール》を唱ると。
大地が、盛り上がりみるみる草が生え緑色の絨毯の様になり。
フィリア.エルザ.門番5人が、目を丸くして呆けていると、焔が、更に、
《緑樹大輪》を唱えた!
草木が生い茂りまるで、元の森のように、なった。
フィリア.エルザ.門番5人は、まるで夢でも見てるかの様な顔で、大地に目を奪われていた。
そして…
「こんなもんだろ。」
リム〈流石ほむら様です♪〉
「んじゃ集落に戻るか?」
〈はい♪ほむら様♪〉
「フィリア.エルザ.門番5人!置いてくぞー早く来い!」
フィリア.エルザ.門番5人〈はっはい♪行きます!〉
フィリア〈もう間違いないの!<ボソッ>(私は、フィリアですの!グラント大森林エルフ族集落の住人ですの!年齢は、155才ですの。
グラント大森林でのエルフ族の在り方は、森を守り争いを集落から遠ざけて、森を育て自然を慈しむの。
集落の規模は、四方10キロメートルで集落内に、果樹園や酒造や冒険者ギルド等もあるの。
エルフ族は、精霊神様の因子を持つから魔物肉等の血肉は、食べないと他種族から思われているみたいなの。
聖神様や緑神様の因子も受け継ぐ種族だから、血肉も食べるの。
嗅覚が優れているから臭みをしっかり抜かないと無理だけどの。
竜種族様であってもオスなら卵生でも受胎出来るって!あの方は、言っていたの!
この溶ける薬をいざとなったら入れれば、ユニークスキルより確実って言ってたの!必ずモノにしてやるの!
我らエルフ族から竜種族様の種で仔を成せば、繁栄が約束されますの!亜人だからと、奴隷とされる事があるの…竜種族様と血の盟約が交わせるなら、命懸けですの)
エルザ〈マジでやるの?<ボソッ>(私は、エルザよ!グラント大森林のエルフ族集落の住人であり警弓隊をしている。
年齢は、154才よ!
警弓隊とは、集落内外森を守る者を意味する!魔物を狩猟し主要地を守り集落を、外敵から守る存在だ。
警弓隊は、若いエルフで構成されている。
魔術隊や迅刃隊等々の熟練エルフで構成された隊も存在している。
警弓隊が若いエルフで構成される理由は、狩猟もエルフの特性能力だから、経験を積ませる目的も兼ねてるって訳よ。
フィリアは、このエルフ族集落の集長の娘だから、逆らえない部分あるんだよ。
それに、剣舞のフィリアと呼ばれる最年少迅刃隊の隊長でもある。
集落の為になる事を目的としているからこそ、協力せざるを得ないんだよ。
まさか…ミルが竜種族様を連れ去っていたなんて…集落始まって以来の危機だったよ。
フィリアがしようとしてる事に比べたらまだマシかもだけど…。
あの方ってのは信用出来るのか?竜種様が本当にオスなのか不明なのに、せっかく回避した危機も意味を失うんじゃ…)
フィリアとエルザは、密かに話している。
暫くして…
集落の中に入りエルザが先頭を歩き焔達を、豪勢な食事が用意された場所まで、誘導したのである。
エルフ族族長が、焔達を座らせ舞等を、披露し食事会がスタートした。
【一方】
その頃…
エルフ族族長や一部のエルフ達に、エルザや門番5人が、《メテオフォール》跡地の状況と起きた出来事を伝えた。
エルフ族一同が、焔に対して揺らぎない信仰を誓うのであった。
[20話]・・・・・[覚醒幼竜ほむら]・・・・・
焔は、結構な量の葡萄酒を飲んでいる。
フィリア〈さっさ!もっと飲みましょ♪(何で!?まさか竜種族様は…メスなの!?ユニークスキルが全く効かないし媚薬も全く効果を見せない!?どうして!!そんな筈ないのに…)〉
「中々旨い葡萄酒だ」
フィリア〈竜種族様は、葡萄酒好きなんですね♪(嘘っメスなの!?メスじゃ全く意味ないよ…喋り方がオスっぽかったのに…いえ…此じゃ終われない…えい!)〉<ポチャッシュワアアァァ>
[あらら!ユニークスキルで誘惑するつもりだったみたいだが、焔は無精だから性別なんてないのだよ!前世男だったから、その延長で男風な喋りになっているだけだの!
フィリアのユニークスキルには、《誘惑の酒乱》と《欲望の遊戯》があったのぉ。
先ず《誘惑の酒乱》とは、どういうスキルか詳細を話そうかの。
《誘惑の酒乱》とは、酒を注いだ相手がオスであることが、前提のスキルであり、酒を注ぐ行為に呪術的効果が発生する事で、
酒を注いで貰うと相手がオスであれば、子供だろうと関係なく理性を完全に消失させられるんだの。
但し、酒を注いだを相手に酒を注ぐ行為を意識させる必要があるのじゃ。
意識が散っている場合は、ユニークスキルの発動は、不発となるの。
そしてユニークスキル成功すると、無防備状態に持ち込めるの。
このユニークスキルが効くならば、オスであるという証明ともなるのじゃ!
因みに、一般的に幼竜体は、性別の区別が出来ない!親でもなければ、判別出来ない様だの!幼竜の本人であっても、性別を知る方法は、人化しないと分からないと言われてるの。
そして《欲望の遊戯》も、オス前提スキルであり、自身の体が全身媚薬に浸った様な状態になるが、
自己犠牲スキルな為、スキル所持者の唇に触ったオスは、襲いたいと思わされるのであるが!
《変態》スキル確認の為のスキルとしては《誘惑の酒乱》と《欲望の遊戯》のコンボは、最強であるとされている。
迷惑を掛けたエルフ族が、こんな事をしていたと同胞やリムに、知れれば只では済まないだろうが、フィリアの企みをサポートする者が居た。
それがエルザ&門番5人である。
エルザ&門番5人でリムを含め同胞達をも全ての者達の気を反らし続けたのだ。
無精の焔にオス前提スキルや誘惑系スキルは、無駄じゃ!
神様とやらが面倒な転生方法をさせたみたいだが、無精じゃし無理じゃな。まぁ我等が、焔の中に居るなんて神であろうと知れぬの!今回の一件は、【人神】とやらが、
大きく関わっている様じゃが…ん!?あれは、なんじゃ!焔の葡萄酒に何か入れたぞ!?まだ何かあったか!?
あの娘が葡萄酒に入れていた物と違う物を入れたの!?]
「<ゴキュッゴキュッ>プハアアアァァァ♪ん?<ドクンッ>ん?<ドクンッ>何だこれ…<ドクンッ>クッ!!!?」
焔は、突然倒れ意識が途切れたのであった……………。
フィリア〈えっ!!?ちょっと待つの!?何で!?このアイテムってスキルを調べる事が可能なアイテムじゃなかったの!!!?でも…あの女の人が…どうしよう!?流石にまずいの!?ねぇ!竜種族様!ねぇ!?〉
フィリアは、焔の胸に手を当て鼓動確認した。
〈嘘…!?鼓動が感じられないの!!?そんな…竜種族様の命を奪ったの!!!?もう…隠せないの…エルザ達にもバレ…!?まずい…まずいの!?
私が…元凶がこの集落に残ってたら…集落もろとも滅亡確定しちゃうの!?誰にも見付からない様に…集落を離れなきゃなの!?〉
フィリアは、急いで旅の準備を整え集落を離れ逃げる道を選んだのであった。
「…………」
現在焔は、深層意識の中に居る!
「お前は、誰だ?」
〈んーおはようございます〉
「おはよう!で!誰だ?」
〈ほむらです〉
「ほむら?…此は…まさか!?《竜王の魂》よ!この竜体に魂が幾つあるか調べよ!?」
チャララン♪
《主様の魂とスキルに変化している1つの魂と、無限アイテムboxに眠る魂が1つの2つの魂の他に、1つ全く異なる魂が存在しています》
「【人神】の【謀】ってヤツか!?ああ…なるほど!私を転生させた時に、妙な違和感あったが、此が原因だったか…何かをさせる目的があり、その目的の為にもう1つの魂が必要って事だな。
この竜体は、本当に私の身体なのだろうか?」
《間違いなく主様の身体として生み出された身体に御座います》
「そうなると、もう1つの異なる魂はどうなるんだろうか?【人神】の【謀】の一部だとして、いや…例えそうだったとして、このままで良い訳がないな」
〈んーん?〉
「ほむらの状態を調べ教えよ」
チャララン♪
《もう1つの異なる魂は、女竜王アルザの仔として、血縁があります。
主様が服用された【仮死の秘薬】によりもう1つ異なる魂が、覚醒しました。
主様と違いまっさらな魂ですので、前世等の記憶等は、有しておりません。
まだまだ幼い仔です。
以上が、調べた結果です》
「ご苦労!なるほど!ならば!この深層意識内で、常識やマナーや戦闘等々を勉強させて、育成するしか無かろう!存在する以上放置出来ん!いずれ入れ換え等して、
外にも出す!流石に身体をシェアするのは、初めてだが魂があるのだから、いずれこの魂の意味も分かる日が来るだろうからな!《竜王の魂》よ!ほむらを教育して行くぞ!」
チャララン♪
《仰せのままに致します》
「ほむらもしっかり勉強していけ」
〈あい♪焔様〉
「ふむ…言語や意識は、しっかりしている様だな!言葉が理解出来るなら長く掛からず教育出来そうだな!さて、私は意識を戻さないとな…フィリアは【人神】に利用されたか…。
何故そう思うのか!簡単な事だが竜種族は、誕生から毒や酸等を食す事で、有毒に耐性があり例え【仮死の秘薬】であろうとも、状態異常を引き起こす効果が生まれない。
免疫があり耐性があり抜け道がないのが、竜種族の状態異常無効へとさせている為!【人神】と呼ばれる存在以外に、竜種族に状態異常を引き起こさせられはしない。
【人神】が神力を行使して【仮死の秘薬】を生み出したならば、まだ神力を扱い切れてない私なら、抗えないだろう。
【謀】としてこのもう1つの魂の覚醒が、必然だったのだろう。
目覚めた後は、すっとぼけて何もなかったかの様に、お暇しよう。」
「…(戻ったか…とまれ葡萄酒でも飲み捲って、何事もなかったかの様にしよう)」
葡萄酒を飲み捲った焔であった。
そう…何も無かったかの様に。
「リム」
〈あっほむら様♪結構フルーツっての美味しいですよ♪〉
エルザ&門番5人〈えええぇぇぇー!?(一斉に驚愕の表情で…)〉
「ん?どうした?」
エルザ&門番5人〈いえいえ…(慌て不自然に戸惑う5人)〉
「おーこっちの葡萄酒も結構旨かったぞ!リムそろそろお暇するぞ!
エルフ族族長!ご馳走さん♪フルーツも葡萄酒も美味しかったよー♪また会ったらそんときは、また葡萄酒飲ませてくれ。」
リム〈はい♪〉
エルフ族族長〈はい♪喜んで♪またのお越しをお待ちしています。〉
焔は、リムと岩場まで戻り!迷彩結界を発動しリムに、《星光のオーラ》を発動させ眠りにつかせた。
「さて、進化出来るから進化してからステータス確認しよう。
まさか脅しの《メテオフォール》で魔物を大量虐殺しちゃうとはな…(Lv上げには、高位魔法が良い感じだな)
進化詳細情報を閲覧宜しく!」
チャララン♪
竜種.邪竜バグエル(成体)
闇魔法特化な竜である。
魔力がとてつもなく高い。物理や状態異常にも強くバランスも良いスキルも多様であるが、進化先は少ない。
竜種.地竜ドグラサージ(成体)
進化先は少ないが、物理攻撃や魔力も申し分ない程高い。防御力に優れていてスキルの多くが防御強化スキルである。
竜種.爆炎竜ヴォルフォン(成体)
進化先は少ないが、表示されている竜の中で火力が最も高い。物理攻撃や魔力も絶大な威力を持つが、多少防御は下がる。
竜種.マーズラグーン(成体)
進化先は少ないが、多種多様の魔法を扱える。状態異常魔法を得意としステータスもバランスが良い。スキルも状態異常の付与系!が多い竜である。
竜種.グェイン(幼体)
進化先が多く潜在能力は、表示されている竜の中では、最も高いとされている竜である。能力もバランスよくスキルも多様性あり、小柄な体躯ではあるが、物理も魔力も申し分ない竜である。
「なるほどな。では、グェインで進化宜しく」
体が発光し体内から体が造り変えられた様に、一瞬で進化が完了した。
「ふむ…腹が減ったな…魔量を糧にしているとはいえ…やはり旨い物が食べたいな。」
夕食の準備に、取り掛かった。
昨夜は飲み過ぎたこともあり、朝食はあっさりと大量のザル蕎麦を茹でて、氷結魔法で氷を作成して、
蕎麦の下に敷いて麺つゆ用意して、ザル蕎麦の完成。
「夕食の準備完了したし…食べる時までアイテムboxにでも入れておこう。
ステータスオープン」
チャララン♪
種族.竜種グェイン(幼体)
女竜王アルザの仔
名前.焔=ほむら=坊や
性別.オス
LV.1
体.4875力.3875防.3885速21875魔.21875魔量.無限
[個人スキル].竜王の叡智.無限魔力.再生能力.韋駄天.覇王の証.次元廻廊.全属性魔法無効.落下耐性.物理耐性.七星宝玉 .ゲート.結界.武具装備可.竜王の魂. .魔竜師.万能膨帝.才気砕爆.魔惑機昇.幻影無封.炎の大魔術師.駿足の槍術士.極大魔法.忍び足.終末範華 ・・・・・・・・・・・・・
[スキル].属性ブレス.範囲属性ブレス.闇夜の灯.大地の息吹.粘糸.鋼糸.属性糸.属性耐性糸.状態異常糸.邪眼.飛行.高速飛行.大車輪.
[魔法].火魔法.水魔法.風魔法.氷結魔法.地魔法.時魔法.闇魔法.光魔法.次元魔法.
[ユニークスキル].スマートフォン.ネット通販.鑑定.言語翻訳通.無限アイテムbox. 経験の宝具. 絶倫.変態.竜体一部伸縮自在.粘糸の心得.鋼糸の心得.邪眼の誘惑.切羽の吐息.異界丹水.甘味丹水.酒仙丹水.
槍スキル.振り降ろし.薙ぎ払い.真空流厘.爆華槍.氷華槍.無双三段
[取得称号].昆虫種キラー.駿足の魔術師.賢者の叡智.連携の真理.無慈悲な殺戮.冷徹な竜皇.邪竜桜殺.神殺し.デーモンキラー.ビーストキラー.殺戮天使.竜王の軌跡.竜王の絆.神舌乱舞.
[習得言語]魔物語.ウォルド語.竜種語.古代語.日本語.エルフ語.精霊語.
[従魔].無し
[爆炎魔法].チャージフレイム.バーストロンド.メテオフォール.
[地魔法].アースヒール.緑樹大輪. 地表混成化
「・・・・・・・・・・・・
もう驚けないって…変なスキルやヤバげな称号も大量追加だな…てか…スキル増え過ぎじゃね!?
《終末範華》とは?」
チャララン♪
攻撃スキルや魔法の範囲を極限まで広げられます。
範囲を狭める事も可能です。
自身強化スキルであってもパーティに特定条件で、同様の効果が付与可能である。
《神舌乱舞》とは、
チャララン♪
様々な状態異常を与え続けられる舌の効果です。
任意で発動出来ます。
《切羽の吐息》を発動させれば、より効果的です。》
てっきり【神様特典】かと思っていたが、まさかの称号でも発動させられる…任意発動スキルとはな。
何処で入手したのか検討つかん…てか!?何で舌?意味わかんねー!リムは、まだ寝てるか…。」
[この《神舌乱舞》は、もう1つの魂のほむらの覚醒により発現した称号じゃの!多分じゃが、【人神】が覚醒と同時に入手出来る様にしていたのじゃろう]
「まぁ昨夜は、大いにはしゃいでたからな…しかし本当によく寝るな…寝る特技って…意味ないだろ…
其れは、そうと…
葡萄酒旨かったな…ネット通販で購入出来るけど…購入したワインのが旨いって…流石と言うべきだな…品種改良した葡萄を扱っているだけあるな。
そういえば…前世じゃヘビースモーカーだった様だが、タバコ吸わなくても吸いたいとは思わないな。
やはりニコチン中毒で肉体が、摂取したかったって事だろうな。
酒は、飲んだがタバコは、止めておこう…ニコチン中毒は、体がダルくなるからな。
中毒?多分中毒は、ないだろうな!よく考えたら免疫や耐性が尋常じゃないのだから、タバコも大丈夫だろうけど!吸う必要ないな。
異世界の物を異世界に留める事は、滅びへと繋がると何かで前前世で読んだが、【竜神の経典】にこんな記述があったのを、思い出した。
世界には、魔導世界.化学世界.超進化世界.遅進化世界等々の様々な世界が存在する。
この世界【ヴァイス】は、魔導世界の括りとされし世界である。
世界には、相性があり相性の合わない世界の文化の取り入れ方を誤ると、惑星同士が引き合い惑星同士の衝突により2つの世界が消滅するらしい。
其を鑑みると、一部の文化を取り入れるくらいでは、惑星の引き合いを生じさせないと言う事だ!ならば、この【ヴァイス】に元々存在する物で、異世界の調味料を再現させる分には、問題とならないって事だよな。
似た物を探し調味料を作成し、交易等で世界に広めれば食の不味さから抜け出せる筈だ。
スマホのスキルがあるが、スマホ自体が化学世界の文化だから、此は!アウトだな!私のはスキルだから問題ないが、余計な化学技術は、魔導世界で多様すると、引き合いを生じさせてしまうだろう。
スマホの代わりとして念話や《思念伝達》といったスキルや魔法が存在するのだから、化学世界と同じである必要もなければ、造る素材求めて自然を、破壊したりすれば調和を乱すからな。
石鹸や除菌作用は、化学反応が生じる事で生成出来る物だから、まぁ…人間なら誰しもがいずれ気付く代物だし!
【竜神の経典】でも石鹸の生成方法が、書き記されていたから問題無かろう。」
有り難う御座いました。




