母竜との再会【21】60.61話
宜しくお願い致します。
[60話]・・・・・〔バグナグ〕・・・・・
歩き続ける事数時間ウルカの北門が見えてきた!莉子は、はしゃいでいる!子供らしい行動は、可愛いな…私には出来んな。
門で銀貨2枚支払い門を潜り抜けた 此処は、何時も人々の往来の激しい所だな。
冒険者ギルドに着き冒険者ギルドの地下に降りて受付に行った。
チル〈此は、お客様!!お待ちしておりました♪魔物をお売りお願い致します♪魔物解体場に御出下さい♪此方です♪〉
誘導され冒険者ギルド裏手の魔物解体場に案内された。
メイア〈此は、お客様!!お待ち申しておりました♪前回は、大変な儲けを有り難う御座います♪次は、何をお売り頂けますか?〉
「そうだねーバグナグなんてどう?」
チルとメイア〈バグナグっ!!!!!!!激レアじゃないですか!?オルド大陸の中腹辺りから全土に生息していますが、冒険者や王国騎士でも、
倒せても死骸を持ち帰れないと言われていて、バグナグは、単独で遭遇出来ず何時も複数で行動する魔物と言われています。〉
「バグナグ500体在るんだけどね。(まだ大量に居るからこの辺りが妥当かな)」
チルとメイア〈500体!!!!!!!!ええぇぇー!?どんな魔法ですか!!!そんなにオルド大陸で倒してきた様な数じゃないですか!?〉
「オルド大陸行って倒して来たんだよ?〉
チルとメイア〈ええぇぇー!!!!魔王城があるオルド大陸に、行く人居たの!?行商人でもない限り行かないですよ!?〉
「私行商人だよ ほら!」
ギルドカード提示した。
〈行商人だったんですか!!?〉
「いや、テスタで登録したのさ 冒険者以上に強い行商人なら 色々回れるでしょ?」
〈お客様凄いです♪何を売っているんですか?〉
コップを2つ出し葡萄酒を、注ぎチルとメイアに、コップを渡した。
「これ飲んでみて?」
チルとメイア〈葡萄酒ですか?では……ふわあぁ♪何これ♪美味しい!!こんな葡萄酒知らない♪極上の葡萄酒ですか!?〉
「この葡萄酒の様な酒やジュースや料理を売っているんだ♪もし見掛けたら買っていってな 葡萄酒は、樽でも販売してるからさ」
〈勿論です♪〉
「他の魔物もいるけどどうする?」
チルとメイア〈バグナグお願い致します!!全て買い取りさせて頂きます!!!バグナグの身は、クリーミーなお肉でとても人気の食材で、
外皮が防具として扱われ鼻が珍味として取り引きされています♪〉
「出すよーそーれっと!」
焔は、バグナグ500体アイテムboxから出した。
チルは、確認と精算を始めた。
1時間経過・・・・
〈お待たせ致しました♪〉
チルは、精算金を焔に渡し頭を下げた。
「また次も宜しくね。」
〈有り難う御座います♪お客様♪〉
莉子とは、南門で待ち合わせをして、別れた後!焔は、その足で市場に行きマンイーターを、大量購入して、ある程度雑貨や瓶や陶器類を物色してから、のんびり南門に向かった。
莉子が南門で待っいて合流して門を潜り抜け、街道を西へと進んだ。
莉子〈次は、旧魔王城旧跡でLv上げだね♪〉
「ああ!気合い入れてな。」
〈はい!〉
「…(何か緩い感じだが…大丈夫か?) 」
暫く徒歩で進み。
焔と莉子は、旧魔王城旧跡にたどり着き
其所から西へ3㎞程移動し。
「迷彩結界発動」
「莉子人化解除しろ。」
〈はい♪頑張る!!〉
「さあ!莉子!LvMAXまでやるぞ。」
〈はい!〉
「迷彩結界解除!」
「此処は、オルド大陸より魔物弱く感じるな 莉子が確実に強くなってるから楽なんだな。」
莉子〈照れるなーもっと誉めてー〉
「…(緩いな…自覚薄れて来たか?)」
暫く共闘して。
「LvMAXだな良くやった。」
〈ありがとー♪成体進化するなら、ほむらちゃんみたいな小柄な成体が良いなー♪〉
「ほむらちゃんって誰だ?」
莉子〈あっ…調子に乗り過ぎました…ごめんなさい!?〉
「一緒に旅したとはいえ、あまり調子に乗るな!莉子に話しておいた方が良いかも知れないから話すが!以前リムという幼竜時代に共に旅した竜がいたが、
甘えん坊で怠惰で自己中で傲慢だった事から、成体進化後に、私を服従させようと暴れて反逆罪になり竜の谷に、帰還出来なくなった竜が居る!莉子も以前は、怠惰でグータラだっただろう!
私は、竜神だから莉子がもし反逆行為したら、容赦なく殺すから下手な真似をするなよ?此は忠告だ!竜種族と竜神の違いは、洒落では済まないと知れ。」
〈は…はい!?反逆行為なんてしません!感謝しています!〉
「…(此を竜の谷で竜種族に言ったら…場合により死ぬ未来もあるな…上下関係の厳しい世界に行こうって奴が、外界育ちで行く事自体希なのに、言っても仕方ないな…結果どうなろうと本人次第だからな。)
焔は、分身発動しローストチキン.チャーハン.サラダ.餃子を指示して作らせた。
その間に、魔物の捌き方や食べられる部位をレクチャーして、根倉にする場所や食材とする魔物の血抜き方法を教え、火の起こし方や調理工程を、簡単に教えたのであった。
[焔も大変じゃのう…バグナグを捌く際に、莉子は悲鳴を上げて焔に怒られながらレクチャーを受けていたが、捌くだけで4時間掛かった様じゃな。
あれで竜種族なんじゃから驚きじゃよ…あんなんで、お姉さんとかよく言えたのぅ…気持ちの悪い生き物じゃの。
火起こしも不器用じゃな…前世の記憶あるんじゃから、【ヴァイス】に居た3年の月日で、十分意思も意識も成長しとる筈なんじゃが、本当に成長しとるんかのぅ?]
莉子と食事をして、試練の時を待つのであった。
[やはり気持ちの悪い生き物じゃな…魔物を捌いていた時あれだけ悲鳴を上げていた癖に、食べるとなたら大口で食べるんじゃのぅ]
・・・・・進化中・・・・・
「成体進化開始か グラント大森林抜けその先が竜の谷だ!確認済みだから問題ないな。
さぁ進化後の食事の!?デカっ!!結局大型になったな!」
キマイラ切り揃えしっかり塩黒胡椒を揉み込みじっくり焼き上げていく。
バグナグを毛を刈り取り血抜きをし塩胡椒揉み込み、内臓抜き取り腹に、ケチャップライスを入れ丸焼きにして、
内臓湯通しして、塩水に浸しておき鍋に八角や様々な野菜を煮詰めて、塩水に浸していた内臓を鍋に入れて、醤油.みりん.酒.味の素.鶏ガラの粉末.塩を入れ。
じっくりコトコト煮込み準備をした。
莉子〈うーん…終わった!〉
[61話]・・・・・〔親竜の怒り〕・・・・・
「進化おめでとう。」
莉子〈ん?ほわあああぁぁー!?〉
「何!?どうした!?」
〈デカっ!えっ何で!あれ!?〉
「小型の竜選んだのか?」
〈大型とか小型とか表示されてなかったんだけどね!表示されてなかったから、此処まで大きくなると思わなかった!〉
「大して意識してなかったのだろうな!意識してれば、進化での大きさ等に変化がある。」
〈うーん…お腹すいた…〉
「用意してあるから食べな!」
〈わーい♪ご馳走だ♪〉
「鑑定!」
チャララン♪
種族.竜種族.ヴォルティズ(成体)
名前.莉子
性別.メス
LV.1
体.15877力.13725防.14823速.8622魔.13575魔量.16595
個人スキル.魔眼の瞳.全属性魔法耐性.物理耐性.竜の魂.幻影無封.立移変写.万能才輝.魔弾.忍び足.遠鏡視野.邪眼戒光.治癒内包.敏捷連戦.怪力強羅.魔幻竜
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
スキル.属性ブレス.広属性範囲ブレス.飛行.高速飛行.高位治癒.居合爪.鉤爪.牙竜乱舞.転がる.
[魔法]火.水.氷結.風.地.光.時.闇
ユニークスキル.言語翻訳通.アイテムbox.男誘惑触.斬烈魔防.術式減殊.
連携連帯.無慈悲な殺戮.
従魔.無し
ふむ!転生者ならユニークスキル追加されてもおかしくないが…
此からなのか?治癒系スキルだな…よく考えて進化してんじゃん 流石転生者だな!問題ないな。
〈美味しかったー♪もうお腹いっぱいだよー♪〉
「莉子私に掴まれ!」
ディメンションステップ(湖)<キンッ!>
〈湖?〉
「水浴びだしっかり洗っておけよ。」
〈うん♪〉<ザッバアアァーン!>
1時間経過・・・・
「…(此なら竜の谷に連れて行っても問題無かろう。
後半緩み切って私をほむらちゃんとか呼んだが、竜の谷で同じ様に他の竜にちゃん付けしたら、多分莉子は食い殺されるだろうな!竜神に馴れ馴れしくするのは、竜種族にとってのタブーだ!
親しき中にも礼儀ありってな!人間なら許される事でも、竜種族であるなら許されない事だらけだ!女竜王アルザの仔って立場にいる私に、あの甘えはヤバい!
私が転生者である事を話していないのだから、余計にヤバいだろ!?アルザの従魔ですら、私に様付けだ!洒落にならんアホだ!流石に馴れ馴れしいのは、直さないと死ぬぞ!
だからと言って…忠告はリムの話や此までにしてきているから、後は親竜の躾に任せよう。
人間としての人生が邪魔をしているとしか言えないが、自分が竜である事を自覚しないと、親に捨てられても仕方ないな。
人間らしい竜で居たいなら、他の竜に関わらない生き方をするしかない。
親竜は、生粋の竜として生まれて来ているから、人間の感情なんて知らないからな…自分の仔が竜らしくなかったら、多分かなり嫌だと思うぞ…人間だったとしても同じ事さ…
幼稚さが抜けないのは、竜種族としてはかなりヤバいな)」
〈あー気持ち良かった♪〉
「こんなもんだな莉子掴まれ!!」
ディメンションステップ(旧魔王城旧跡近辺街道)<キンッ!>
「こっちだ迷彩結界発動!!
今日は、此処で休むぞ おやすみ」
焔は、莉子が寝静まったのを確認して竜の谷のアルザに念話を飛ばし、莉子の親竜捜索依頼を確認し、ヴァルト大陸にゲートで向かい。
魔物と闘いながらも、鑑定探索を行い奇妙な木を発見しその木の下に落ちていた木の種を、撒いて《緑樹大輪》の魔法で、木を成熟するまで成長させ、300本程アイテムboxに、根ごと収納した。
他に、幾つもの茸や植物を採取して、頃合いをみて迷彩結界に戻り、ネット通販で食材の買い増しを行い。
8時間経過・・・・・
さて、肉まん200個蒸すか。
暫くして…
莉子〈いい匂いー♪おはよー♪〉
「おはよう!肉まん出来てるが人化してくれ!竜状態の量じゃないからな。」
〈うん♪肉まん久しぶりだなー♪〉
「食べながら聞いてくれ 本日は、グラント大森林を抜け竜の谷を目指すぞ!もう話は、通っているから安心しろ。
此れから話す事は、しっかり記憶してくれ!竜の谷は、この世界で最古の竜神である、女竜王アルザが女王として君臨する竜神の神域とされし場所である。
竜の谷から此方側の事を外界と呼んでいるが、莉子は外界で生まれ育った竜であるから、竜の谷に住むならば、勉強して竜の谷の事を先ず知れ!
成体になって一人前の竜となったが、我が親竜!女竜王アルザに、報告義務があるから忘れずに、親竜に会ったら一緒に報告に行けよ。
報告後1年間は、竜の谷で母竜と生活出来るだろうが、1年後LV上げの旅に出なきゃならない掟があるから、しっかり勉強して次に備えてくれ。」
〈うん!頑張って色々勉強する。〉
「竜状態で行くからしっかりついてこいよ。」
〈はーい(長い様で短い旅も後少し♪ほむら様厳しかったけど、御飯美味しいし面倒見良いよね♪母様に会ったらうんと甘えるんだ♪)〉
「…(殆ど肉まん食べちゃったな…食費ぱねぇなこりゃ私は、嗜好として食べているから食べる必要も無いけど…莉子無理だな…私に会うまでの半年間は、草食ドラゴンだったらしい…アホだ…)」
アイテムboxに全て回収し移動を開始した焔と莉子は、高速飛行でグラント大森林を抜け暫く飛行した・・・・
竜の谷が見えてきた。
「街の入り口に竜が居るが あの竜は、まさか?」
莉子が止まらず親竜の胸に飛び込んだ。
莉子〈母様ー探したんだからー!?〉
莉子の親竜〈莉子…成体に成れたのね…流石女竜王アルザ様の御子様です。〉
莉子の親竜は、大きく成長した莉子を押し倒すかの様に、莉子を引き離した。
〈焔様有り難う御座います!こんな甘えん坊の竜種族らしからぬ竜を、成体に導いて頂き本当に、有り難う御座います。
食べ物を不味いだの気持ち悪いだのと、竜らしからぬ発言に、日々怒りを持ってしまい…大人となっていない内から仔を宿した事が、こんなにも不完全な竜種族を、生み出してしまうとは…
ハッキリ申しますが、この様な竜種族を竜の谷に置いて良いのか本当に悩む思いです。〉
「だろうな!只人みたいな竜種族だよな…竜として生まれてきて竜らしくない仔が生まれたら、親としたら苦痛以外の何物でもないよな(親竜のフォローしとかないとな…
親竜の方が不幸だよな…前世人間で前世の記憶持ちの仔が、人間気分で生きてきたなら、他の竜種族と接せない事を懸念せざるを得ない。
竜種族の世界は、甘さ何て切り捨てねば、生きて行けない世界だ!試練の儀を達成しても、親と一緒に居られ美味しい食べ物が、食べられるだけだ。
ルールは、存在するし竜種族の場合のいざこざの決着方法が、決闘以外にないのだから、矢鱈に人間の感情で、接したらすぐ決闘になりかねない!親の躾より、
前世の記憶を優先して生きてきた莉子が、かなりの間違いを起こしているとはいえ、このままじゃ話は、平行線だから何とかするか…)」
莉子〈母様…ごめんなさい…竜らしくない…(竜転生して人間の意識で生きてきたから…母様は…ずっと怒ってたんだ…ほむら様が言った通り…竜転生したなら竜になった事を、
自覚しないと駄目だったんだ…3年も人間みたいに生きて母様は、我慢してたんだ…私…何してんだろ…探したって…ほむら様が探してくれた…あんなに親身になってくれたほむら様の言葉を、
真剣に聞いてなかった…母様を見たら嬉しくて飛び込んだけど…母様はすぐ引き離した…其だけ私の行動が母様を苦しめてたんだ…泣いたら駄目!竜らしくないから…)〉
「莉子の親竜よ!お前は、竜の谷で育った竜であろう?竜種族として生まれた環境が違うのだから、竜の谷のルールを知らないのは、仕方ないが此から学べる!
莉子の親竜もより一層親竜の為に学ぶのだろう?後悔しても遅い!共に竜の谷で学び、竜種族として仔を躾て行け!間違いを起こす可能性があるだろうが、
知らないまま間違いを起こされるよりかは、マシだろう!やり直すチャンスを与えてやれ!お前の気持ちは、間違いなく伝わった筈だ。」
莉子の親竜〈焔様の仰せのままに致します。
今までのままでは、竜種族として生きて行けないでしょうが、竜種族として学び間違いを起こさないかも知れません。
今一度様子を見ようと思います!竜種族らしからぬ行いをした時には、厳しく躾て行きます。〉
「それで善い!莉子もしっかり学べ!最後のチャンスかも知れんからな!立派に竜種族として親竜に、認められる日が来るまで、甘さを捨て一心に学び勉強しろ!」
莉子〈はい!今後心を入れ換えて、母様に認められる様に、学び勉強して行きます。〉
親竜〈その言葉を信じます!決して今までの愚行を繰り返さない様に、生きなさい。〉
「レギアご苦労だったな!面倒を掛けたな。」
レギア〈焔様の為なら、この程度の事何て事ありません。〉
莉子〈母様!!ほむら様有り難う御座いました。〉
「莉子しっかり勉強しろよ!」
〈はい!色々有り難う御座いました♪〉
数時間後………………
竜の城アルザの間にて、人化状態でアルザは玉座に鎮座し人化状態の従魔は、アルザの前にて片膝を着き、座していた。
アルザ〈レトと娘の莉子が報告に来ましたね〉
グレン〈はい!しかし…あの竜種族は、何か異質な気配を持つ竜種族でしたが、あれは一体何でしょう?」
アルザ〈ああ!莉子ですね!あの竜種族は、化学世界からの転生者です〉
アクア〈転生者なんですか!?化学世界に…竜種族は存在しませんが!〉
アルザ〈車両による交通事故で、命を落とした只人の子供が、竜転生を望んだと魔の人神から要請を受けたのです。〉
フラウ〈成る程!しかし何故只人転生から竜転生を、認められたのでしょうか?〉
アルザ〈簡単な事ですよ!外界で仔を成した竜種族であれば、大抵竜の谷に辿り着けないのですから。〉
ティア〈いえ!?辿り着いていますから!?〉
アルザ〈そうね~でも!只人から転生した程度で、竜種族となっても異質と見られている時点で、驚異にはなり得ない存在ね!それに、計画とは違うけど関わらせて道標程度にはなったと思いますからね〉
レフィア〈あっ!?ほむら様に!成る程!〉
アルザ〈食文化をこの地に広めさせるには、異世界人との関わりが効果的となり得ましょう。〉
フラウ〈確かに、外界で誕生した竜種族は、竜の谷に入る事が叶わない事を考えれば、異世界人の転生者で有れば《鑑定》により、ほむら様に気付かれる可能性ありましたね!〉
アクア〈試練の儀で仔を得る幼竜は、少なくないですね。
そして、試練の儀の達成し竜の谷に帰途して、外界で生み育った竜種族は、竜の谷には決して入れないのが、実状ですからね。〉
アルザ〈只人が竜種族に転生しても只人の子供だったから転生を許しましたが、只人の大人だったら許さなかったでしょうね。
逸れに、只人の子供だった時の竜転生を望んだ経緯が、くだらないものだった事から、転生させても問題に為らないと、了承したのです。〉
グレン〈経緯がくだらないって?どんなだったんですか?〉
アルザ〈何でも…転生説明を受けた上で、虐めて来た他の子供を、竜になって食い殺したいという理由だったわね〉
従魔一同〈はっ?えっ?だって!?えっ!?転生ですよね?意味を理解出来ていない?アホな子供…成る程…其処まで頭が回らない子供だったから、了承したんですね…〉
アルザ〈ええ!転生を死んだ世界では出来ないと、説明したにも関わらず、竜転生を望んだのよ…化学世界に竜種族は存在しないのに、望んだから竜転生を、外界で生み落とされた竜の卵に転生させてあげたわ。
竜の谷に坊やが連れて来たとして、外界育ちの元只人では、竜の谷に長居も出来ないでしょうから、遠くない未来で外界に戻る事でしょう。
化学世界の只人であっても知恵を蓄える前の子供であったなら、ある程度転生条件を満たしてあげるけど、知恵を持ち過ぎる只人は、間違っても転生させない様にしないとね。〉
ティア〈確かにその通りですね!アルザ様?ほむら様は、竜の谷に帰途した後は、どうされたのでしょう?〉
アルザ〈そろそろ計画が動き出す筈よ!坊やは、レギアと別れた後に、転移した様子だけど!漏れ出た魔力は、坊やのとは違った様子だったみたいだからね〉
レギア〈はい!間違いではないと思われます!〉
フラウ〈卵の時に、我等や1222柱により仕組んだスキルの発動ですか!?〉
アルザ〈ええ!そうね♪やっと発動したみたいね♪〉
アクア〈アルザ様…あのスキルは、逆に発動しない様にした方が良かったのでは?〉
アルザ〈何故かしら?〉
アクア〈今のほむら様は、我等が思っている以上に成長も思考も神力も膨大です!ほむら様は、前世只人で十分な知恵を蓄えていた筈です!
《神々の継承者》のスキル所持者だったとはいえ、知恵は我等の想定以上だった可能性が高いので、流れ的に我等が仕組んだ事と見抜かれる可能性が高いのでは?〉
アルザと従魔一同〈あっ!?そういえば…ほむら様って…滅茶苦茶鋭い方だった!?気付く…かな…気付くでしょ!?えっ!?そんな事言ったって…もう始めから仕組んでしまったからには、発動を阻止出来ないでしょ!?
アルザ様…どうしましょう…まずいわ!?………〉
アルザ〈仕方ないわ!もうしらを切り通すしかないわね!転生対応は、魔の人神が行っています!監視は、もう止めましょう!〉
グレン〈そうですね!監視を継続していたら、間違いなく此方に疑いの目が向けられてしまうかと!〉
レフィア〈待って下さい!其では計画に支障が出てしまいます!何とかほむら様の行動を追わないと、時が来てからでは対応出来ません!〉
レギア〈探知にも限界はあります!誰かをほむら様の従者に出来れば、計画が破綻するのを、防げるのではないでしょうか?〉
アルザ〈そうね…暫く考えて案を出し合いましょう!今は、監視を解除して動向を見守る事が重要です!宜しいですね!〉
従魔一同〈ははっ!仰せのままに致します!〉
【一方】
焔は、ラステル大陸に行かないと為らない様な意識が身体を支配していた。
呆然と意識が揺らぎ始めた。
有り難う御座いました。




