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冒険者としての意識【10】33.34話

宜しくお願い致します。


カギ括弧に応じて、物語が進行します。


「この括弧が、主人公だけ.心の声.念話も此」

[この括弧が、念話.精霊語.魔物語.ナレーション.主人公とリンクした存在]

〈この括弧が、登場人物等〉

(この括弧が、主人公.登場人物.心の声)

《この括弧がスキル.自我を持つ意識》

【この括弧が、注視】

<この括弧が、擬音>

[33話]・・・・・[兎人族]・・・・・



《ゲート》( 廃墟旧魔王城跡地(はいきょきゅうまおうじょうあとち))<キンッ>


[鬱蒼(うっそう)と生い茂る森の中]


(ほむら)は、一瞬で目的地に着いた。



[簡易ゲートと簡易ディメンションステップの仕組みは、指定した場所に、亜空間を出現させて、此方側にも亜空間を出現させるんだの。


亜空間同士を重ねる事で、亜空間の扉を潜れば、一歩先が目的地となっているんじゃ。


潜り方も様々じゃの!出現した亜空間の扉は、空間が揺らいでいる様に見える所が入口となっておるが、簡易ゲートでの移動方法は、足元に扉があり目的地には、降りた先が目的地となるんじゃ。


簡易ディメンションステップの場合は、焔の向いている方向に扉があり、一歩踏み出すと目的地に着くんじゃ。


この簡易ゲートや簡易ディメンションステップは、《竜王の魂》が転移の仕組みを説明した通り、神威異空間.亜空間.時空間.干渉空間を一括りとして、組み合わせゲート方式で、空間移動を行う方法じゃの。


ゲート方式で空間移動を行う場合に限り!亜空間の様な時空間の狭い範囲の空間を合わせる必要がある為、異空間の様な広い時空間を必要としないが、亜空間を合わせてる為に干渉空間が必要になる。


神威異空間と干渉空間を組み込む事で、時空に(ひず)みを生まず神力で扉を(おお)い、光の壁を形成する。


光の壁を神力で被う事で、弾けた際に生命体に悪影響が行かない様にする分!転移よりか幾分(いくぶん)か安全に、生命体も共に利用が可能となるのじゃ。


流石に、神力を宿す存在じゃないと扱えないが、生命体を守りながら空間移動をする事を考えたら、安全性の高い神式を扱った方が、良いからの。


転移の場合は、組み込まれた神式が多い事から、1つでも間違えると、生命体の記憶を抹消してしまう恐れもあるからの。


神式が多いのは、生命体を守る為の神式だから必要以上に、多く繊細(せんさい)でデリケートなのじゃ。


現在焔が扱っているゲートやディメンションステップは、簡易ゲートや簡易ディメンションステップを利用しているんじゃ。


女竜王アルザのコピーである《竜王の魂》のアルザの記憶を引き出しアルザの記憶と《次元廻廊》と【聖魔石】の合成を、


《竜王の魂》が行い合成により生み出した【混合聖魔石】を、焔の魂に溶け込ませる事で、アルザの記憶から抽出された全て記憶と世界のマップ等の様々な記憶を抽出出来た。


スキル《次元廻廊》の役割は、神力を用いて引き出した記憶の時間を停止させる効果と混合合成に掛かる時間の短縮に、必要だったんじゃ。


【聖魔石】とは神力の結晶体だが、記憶情報を固定定着する効果を持つ結晶体であり、焔の自己記憶領域に干渉し固定による記憶を定着させる為に、アルザの記憶と【聖魔石】を混合合成させたのじゃな。


それにより世界や地名や大陸のどの辺り等と念じれば、曖昧なモノであろうとも《竜王の魂》が完全補佐をしてくれるのだの。


扉を(くぐ)る際に、光の壁を抜ける為!壁が弾ける音が鳴るんだのぅ。


<キンッ>っての。


此処だけの話!魂に刻むのではなく溶け込ませるのは、【謀】の一部だからであると、《竜王の魂》が焔に教えたんだの。


魂に刻むと、神様の残した潜伏スキルが発動する様になっているとの事だったが、溶け込ませた事で潜伏スキルは、後々排除出来るとの事だの。


《竜王の魂》が言うには、《次元廻廊》のスキルを利用して、精神体(スピリチュアルボディ)と記憶領域を隔離(かくり)して【謀】の潜伏スキルを取り出しておく必要があるんじゃと。


機をもって排除を行うのだという。


流石は、竜神のコピースキルであるの!【謀】を回避して尚主の為の配慮も忘れないの]



「へーこりゃ便利だな!しかし枯れ木ばかりの森だな!あれが、旧魔王城旧跡(きゅうまおうじょうきゅうせき)結構外観残(けっこうがいかんのこ)ってるな。


確かに魔物の数が多い様だな!とまれ長剣装備だな!集まってくる様だな…(やはりLvは、進化後ある程度Lvを上げとかないと、魔物は畏怖せず襲ってくる様だな)」


(しばら)近辺(きんぺん)の魔物を駆逐(くちく)周辺探索(しゅうへんたんさ)していた時!


「泣き声?バカな流石(さすが)にないだろ…ん!?間違いなく聞こえるな…あっちか!」



[其処には、兎人族(とじんぞく)の娘が単独(たんどく)で、メデューサや極炎鳥(ごくえんちょう)黒牙(こくが)ウルフ(など)に、(かこ)まれていたんだの。


多勢(たぜい)無勢(ぶぜい)といった感じだ 格闘家(かくとうか)かと思われる戦闘スタイルだのぅ]



焔は、ラビットマンの娘を発見した。


「あれは、冒険者かな?(なみだ)()れた(ほほ)(ぬぐ)って戦闘しているが…


<鑑定(かんてい)!>」


チャララン♪


種族.兎人族=ラビットマン.

名.エル・バルリット

職.モンク

性別.メス

年齢.33才

Lv.58

体.320/2256.力.1120防.1530速.780魔.1180魔量.1835

個人スキル.俊足の足.俊敏の螺旋.獣速連淡

スキル.縮地法.烈風撃.旋風脚.

ユニークスキル.脚華連速


考察中


「《脚華連速(きゃっかれんそく)》?」


チャララン♪


《自身の速度を急激(きゅうげき)に上昇させ(てき)を倒す度に、速度が上昇するが、発動後敵を倒さないでいると、ペナルティとして体力が減少していきます。


但しスキルをリセットすれば、ペナルティは、発生しません。


2時間経過する事で条件を()たし消失(しょうしつ)します。》


「なんてスキルだ…ペナルティ…其れでもペナルティ発生前に、リセットすれば良いだけなら、良いスキルだと言えるな。


ああ…ありゃダメだな しかし単独で此所に居るなんてな!自殺行為(じさつこうい)だな…魔法ないし特殊スキルがある訳でもなく、 力も別段強い訳でもないし…流石に決め手がないんじゃ…


あの数に対抗出来(たいこうでき)(すべ)がないのに、こんなに深い場所に居るとか…何か理由でもあるのだろう。


亜人種(あじんしゅ)だし人化で助けよう!


しかしあれだけの魔物に襲われて、回避だけで生き残れているのは、モンクという職業による蓄積経験なのだろう。


人化!良し完了だ…


とまれ助けるか(12才以上に成れない…多分生まれた年数が関係しているのかな?今一記憶が欠けているせいか理由が判明しないな…)」


「おい!!」


焔の呼び掛けに反応し!


魔物が一斉に焔に来た所で、長剣でメデューサに袈裟斬(けさぎ)後水平斬(ごすいへいぎ)りで首を落とし!獅子(しし)の様な獣が飛び掛かってきた所を、


野球の投球(とうきゅう)フォームの様な体勢(たいせい)で真っ二つにし、即座(そくざ)極炎鳥(ごくえんちょう)真下(ました)に行き地上からジャンプし!


極炎鳥の背に乗り更にジャンプし極炎鳥を、真っ二つに()り落とし!飛び掛かってきた黒牙(こくが)ウルフを左サイドからの首を斬り落とし!


モンタナの頭と背の()ぎ目に長剣を()し入れ木に叩きつけ!長剣をモンタナの腹部(ふくぶ)()しコアを破壊(はかい)し見える全ての魔物を、


瞬殺(しゅんさつ)して行き アイテムbox(ボックス)で全ての魔物を回収(かいしゅう)した。


「大丈夫かいお姉さん!」


エル〈助かった~有り難う♪〉


「良いさ でも何で此所に単独で居るのさ?〉


Lv(レベル)上げの為に来たんだけど…此処(ここ)の魔物強くって本当に助かったよ♪〉


「これ飲んで!」


焔は、水竜直伝(すいりゅうじきでん)【エターナルポーション】を渡した。


〈有り難う♪って一瞬で全回復しちゃった…〉


「そいつは、良かったね!さて!此処出ようか?流石(さすが)に体力回復しても、もう無理でしょ?外まで送るよ。」


〈えっ良いの?助かる♪〉


焔は、魔物を蹴散(けちら)らしながらエルを 廃墟旧魔王城跡地入口(はいきょきゅうまおうじょうあとちいりぐち)まで、送ったのである。


「お姉さん無理な戦闘は、(ひか)えなよ!」


何かまだあるのか?(はな)れないで()る…


「僕は、まだ倒し足りないから戻るよと、言った時!」


〈待って!!私ウルカの街で冒険者してんだけどさ。


もし良かったらパーティしてくれないかな?〉


「ごめん!僕は冒険者じゃないんだ。」


〈えっあんなに強いのに冒険者じゃない?そんな…お願いもっと強くなりたいの…弱いからもっと強くなって!


見返したいの!私を置いてったパーティだった人達を!?〉


「なるほど置いてきぼりにされたから、単独だったのか…」


「でもお姉さん…此処は、元々お姉さんには力量不足だよ!僕と一緒に(たたか)ってもお姉さんに経験値行かないよ。


僕のLv(レベル)200以上だよ!(人族とパーティする意味がない!面倒を増やすのも困るんだよね…そもそもパーティする気があるなら、冒険者ギルドに行った際に、登録しているさ)」


〈200!?〉


「パーティしたら全く経験値稼げないよ…だって僕の目的は、魔物収集(まものしゅうしゅう)だからね。


見たでしょ?僕は、アイテムbox(ボックス)持ちなんだよね!経験値気にして戦闘してないんだよ。」


〈そんな…〉


「じゃあお姉さん♪此処からなら魔物も大丈夫だろうからさ!」


頑張りなよと励まし直ぐ離れて、旧魔王城近辺に戻ったのである。


「あぶねー流石に、探索(たんさく)に来て冒険者とパーティとか、勘弁(かんべん)して欲しいわ…可哀想(かわいそう)だが強くなるなら場所は選ぶべきだな。


あの兎人族其処まで弱いとは、思わなかったけどな!只人(ヒューム)に比べたら強い方さ!ペナルティスキルあるけど、


倒せば加速出来る訳だし戦い方次第だろうと思うがな。


てか、何であのお姉さん格闘家何だろう?長剣とか弓とかやれば、かなりの無双(むそう)状態見込めるのにな。


速度あげあげなら、回避特化(かいひとっか)な戦闘可能だと思うんだがな!弓なら火力高い(はず)だし回避さえ出来れば、単独でも強いと思うが、人族には、神器とか特殊武具以外で装備出来ない武具は無いらしい。


人族以外は、私みたいに武具装備可スキルが無いと扱えないらしいがね。


勿体(もったい)ないなあのお姉さん…パーティに(めぐ)まれなかっただけだし良いパーティに、(めぐ)り会えれば良いな !さて、十分探索したし帰るかな。」


ゲート(リムの現在地)<キンッ>


「ただいま。」


〈お帰りなさい♪ほむら様♪〉


さて、魔物カレー温め直してっと米22合炊いてっと!ブロッコリーを沸かした湯に投入し湯がいて、キャベツ.トマト.レタス.ツナマヨ.


ブロッコリーを取り出し盛り付けサラダ完成っと。


45分経過・・・・


米炊(こめた)けたなっと、大皿にご飯よそって魔物カレー()えて、福神漬(ふくじんづ)()えて完成。


「リム.ミルご飯出来たから食べな!


おかわりあるから自分でよそって食べなー後片付けは、其処に()んどいて。」


〈はーい♪有り難う御座います♪ほむら様♪〉



考察(こうさつ)する!


廃墟旧魔王城跡地(はいきょきゅうまおうじょうあとち)だが、確かに魔物が多く強い方ではあるが、廃墟の中の方が、悪魔系(あくまけい)の魔物が多かったな。


鳥系の魔物も結構いたな ミルには辛いかな?私ら居るし大丈夫か。


明日一度リムとミル連れて街に行こうか!買い物色々して、リムとミルにも人族の街見せとこ、街道(かいどう)にも其なりに魔物居たが、あれは問題じゃないな。


ママ(アルザ)がご機嫌(きげん)だな♪顔見たいって…また何時(いつ)か呼びますよと、言っておいた。


そう言えば、私とリムは、お子様だが何時大人になるかと、ママに確認したら…大人は、ママが大人と認めない(かぎ)り何百年経っても、大人になれないらしい…


なんてこった…一人前になってもお子様かいママが言うには、私は、もう一人前だと言ってたな!此までの功績(こうせき)が認められているらしい。


多分だが、私に戻ってきて欲しいのだろう!必要とされていたが、強引に旅立ったからな。


大人と認めない限り永遠にお子様…竜種族よ…其は、流石に無いだろ?いや!強制力が働いている…【謀】の一部で間違いないだろう。


さて、考察終わらせ洗い物して今日は、寝るかな 結構疲れたな。」


8時間経過・・・・


朝焔は、気持ち良く目覚めた何時も通り!迷彩結界(めいさいけっかい)を出て南東(なんとう)(みずうみ)に行き、水浴(みずあ)びをした。



[余裕(よゆう)ある早朝は、焔はこうして湖や川で水浴びをするんじゃ。


人化の法について話そうかの。


人化の法は、幻影を見せて全ての者達に認知させているの。


強制で竜体を小さくし尻尾を短くし人族のシルエットに整形した後顔や人の特徴を幻影で、見せているのじゃ。


それらを一括(いっかつ)で行うと、かなりの激痛(げきつう)であるが、焔は一括で人化しているの。


人化と言語及び念じれば発動する。


竜の谷の全竜種族がこの幻影無封(げんえいむふう)スキルを所持しているんじゃ。 ]



「竜に転生して気付いたけど、竜は、水浴び最高だな!お湯のお風呂も良いけど…ん?そうか!?人化した時は、


お湯のお風呂が疲れを(いや)すのに最適(さいてき)なんだな!良い発見したな さて、戻るか。」


迷彩結界(めいさいけっかい)に戻り朝食用意してリムとミルを起こし、食べさせた。


「リムとミルを街に連れて行くつもりだ!」


リムを人化させて迷彩結界を持続維持(じぞくいじ)させた。


迷彩結界を持続維持した理由は、簡易(かんい)トイレや生ゴミ等を、此処を出る時に一括で行いたいからである。


魔法.《地表混成化(ブレンドアース)》を使う予定なので、再度簡易(さいどかんい)トイレとか作成(さくせい)するのが面倒(めんどう)だからである。




[34話]・・・・・[エル.バルリット]・・・・・




リムとミルを連れてウルカの街に、向かったのである。


門番に銀貨(ぎんか)6枚支払い門を(くぐ)り抜けた行き()人族(ひとぞく).亜人(あじん).只人(ヒューム).


街は、平温(へいおん)を取り戻した様子だ (しばら)くリムとミルがはしゃぎ(まわ)っていた。


焔が冒険者ギルドの前を通った時!冒険者ギルド前で言い争いがあり、人だかりが出来ていた。


焔が(のぞ)き込と其処に居たのが、ラビットマンのエルだった!置き去りにしたパーティと、言い争いをしていたのである。


置き去りの理由は、連携(れんけい)がとれずエルの行動が邪魔(じゃま)だったといった言い分だ!動きが速いが魔物全てに関わるから倒したくても倒せない状況に、


魔物に囲まれクレリックと魔術師がケガをした為しんがりをさせたとの事。


焔は、リムとミルに二人で行動させて、商人ギルドの前で待ち合わせをした。


(ほむら)考察(こうさつ)


そりゃ大変だったなあのパーティ…だが、しんがりさせても置き去りの理由には、ならないだろう!全く仕方ない…」


「やぁ昨日のお姉さん!」


エル〈あっ!?昨日は、本当にありがとうございます。〉


「別にいいさ 同じ狩場にいたのだから、あのままじゃお姉さん死んでたよ。」


エルの元パーティ〈えっ!?死んでた…そんな…仕方ないじゃない…あのままじゃ…〉


エル〈貴方(あなた)が助けてくれたから、私は助かったの!〉


「そうだね 話聞く限りしんがりさせて、置き去りは(ひど)いね!パーティなら戦術(せんじゅつ)を確認して、仲間のサポートを優先(ゆうせん)させるのは、


当たり前の行動だけど、仲間として一緒パーティしてた以上!仲間を引かせ狩場を出てから、邪魔(じゃま)だと思える行動を、話し合うべきだったんじゃない?


話し合いもせず置き()りじゃ言い訳にもならないよ!何故戦術を話し合わずに、旧魔王城跡地何て魔物平均Lv(レベル)150以上の場所で闘ったのかな?


当のラビットマンのお姉さんは、メデューサ3体.極炎鳥(ごくえんちょう)2体.


モンタナ4体.黒牙(こくが)ウルフ4体.キマイラ.チュラ蜘蛛.その他諸々に、囲まれていたぶられてたからね。」


エルの元パーティ〈なっ!!!そんなに居たのか…魔物平均Lv150以上!!?そんなの無理だよ!?ケイが大丈夫だから旧魔王城跡地で闘おうと言ったんじゃない!?


まさかそんなLv高いなんて知らなかったし!?デェフも旧魔王城跡地なら簡単に経験値稼げてカネになるって言ったじゃない!?オーレも賛成したじゃない!?〉


「今にも死にそうだったよ!お姉さん。」


その場に居た者達〈なっ!?マジ!!!AランクBランクの魔物だよ!!!置き去りって…普通無理だよ…あの子まだ少年じゃない!!?ざわざわ…最悪の奴らだな!


力量も無いのに旧魔王城跡地に行って仲間を置き去りって!洒落にならない!ざわざわ…ざわざわ…〉


エルの元パーティは、ばつが悪くなり逃げる様に退散した。


エル〈有り難う御座います。〉


「お姉さんお名前は?(鑑定で知ってるけど、流れ的に聞かない訳にも行かない)」


〈あっ!?ごめんなさい私エル・バルリットと言います。〉


「僕は、焔だよ」


〈ほむら君…〉


「ちょっと話そうか?冒険者ギルドのお食事処でさ。」


〈はい!〉


焔とエルは、冒険者ギルド内のお食事処のテーブルに着いた。


椅子に腰を掛け焔が本題に入った。


「エルさん?貴方は、何故格闘家やっているのかな?」


〈其は、昔からラビットマンの特性上脚力(とくせいじょうきゃくりょく)の能力が高いから…其に…武器の値段が高いし武器の作成には、鉱石が必要何ですが…


強い武器を造るだけの鉱石何て、手に入らないし…弱い武器で闘い続けていたら、経験にも影響があるので格闘家を選択しました。〉


「弱い武器だったとしても、スキルupに繋がるだろうし!積み重ねなのだから、臨機応変に対処すれば良い話だと思うけどね。


何の為のスキルなのかな?エルさんは、知っているかな?武器スキルには、魔法と似た属性スキルが存在する事を」


〈はい!剣なら烈火斬や疾風剣等の属性を宿したスキルがあります。〉


「其を知っていながら火力を追い求めないのは、感心しないよ!旧魔王城跡地で、回避だけでは決して打開出来ないのだから、


武器が弱くとも属性スキルの利用1つで、属性を嫌う魔物を牽制(けんせい)する事だって出来た筈さ。」


〈確かに…〉


「なら転職(てんしょく)を進めるよ!エルさんは、速度がとても速いし!何よりも回避(かいひ)が上手いからね!Lv150以上の魔物に囲まれても、生還出来たのだから、


回避特化じゃなかったら死んでいたしね。


格闘家では、大した火力もないのに、速いだけでは、周りも対応出来ないが、火力と回避があるなら、各個撃破も可能だから武器が必要だね。」


〈じゃあどうすれば…私このまま独りなのかな…〉


「仕方ないなぁエルさんは、僕が貴方(あなた)を、強くしてあげるよ(努力は己次第だが、やる気が有れば持続が経験となる筈)」


エルは、<ガバッ>と立ち上がり本当ですか!?と興奮した様に前のめりで、焔の顔を覗き込んだ。


「落ち着いてね。」


〈あっ!?はい…。〉


「じゃあエルさんは、今日から弓術士(きゅうじゅつし)だね。」


〈弓術士!確かに昔狩りで使ったことあるけど…〉


「それ聞いて安心したよ(あつか)えなかったら(こま)るし!エルさんちょっと来て(この街の冒険者は、見ている限り努力が足りていない…自主的に前に出る意気込みがあるなら、託してみるのも良いだろう)」


〈はっはい…〉


そう言って焔は、エルを連れて宿のエルの泊まっている部屋に行き!アイテムboxから出した焔作成(ほむらさくせい)軽装備(けいそうび)着用(ちゃくよう)させたのであった。


〈何この装備!?とても強い力を感じる…其に!こんなしっかりした鉱石を扱った防具は、初めて見た!こんなに、重量ありそうなのに全く重くない…動き易く疲れないし此なら寒い時期でも闘えるかも!〉


焔は、続いてミルにあげた魔竜弓(まりゅうきゅう)と同じ日に作成した滅光弓(めっこうきゅう)を渡したのであった。


滅光弓の特性(とくせい)は、デーモンキラーである。


悪魔系の魔物には、物理攻撃が通用しない場合が多い為!エルには、魔法も無かったから、ソロ狩りでも対応可能な様にした!特に強化された部分は、弓の紐部分(ひもぶぶん)である。


紐部分には、魔物同士の闘争の結果で魔素溜まりが出来て長い時を掛けて、滞留した魔素が結晶化した【魔力結晶(エーテル)】を粘石とペガサスの尾を合成して、竜糸程ではないが強力な紐状とした物を、利用した。


滅光弓(めっこうきゅう)は、通常の弓同様に、矢を扱うので、店売りの矢でも十分高い火力が出せる。


魔法も撃ち出せるが、魔法属性が無かったから、無属性魔法となるが十分だろう。


人族の魔法は、魔法職に転職して個々の能力に合わせた魔法属性を、魔法書等で習得出来る様だから、属性が欲しかったら行動するだろう。


「その弓は、滅光弓だよデーモンキラーの特性を(ゆう)する特殊(とくしゅ)な弓さ」


〈デーモンキラー!?そんな凄い武器…(いただ)けるの?〉


「その全ての武具(ぶぐ)は、転職祝(てんしょくいわ)いとしてあげるよ。


魔法属性が有れば、属性魔法も放てるよ(助言程度に言っておけば、自力でどうにかするだろう)


<鑑定(かんてい)!>」


チャララン♪


種族.兎人族=ラビットマン.

名.エル・バルリット

職.弓術士

性別.メス

年齢33才

Lv.65

体.4756.力.2820防.3300速.1880魔.1580魔量.3635

[個人スキル].俊足の足.俊敏の螺旋.獣速連淡

[弓特性].デーモンキラー.無属性魔法の矢

[スキル].縮地法.烈風撃.旋風脚.速射.スパイラルアロー.

[ユニークスキル].脚華連速


「ステータス確認してみな?」


〈えっ!?えええぇぇぇー!!?何これ!この装備でぇぇー!!?無属性魔法の矢?〉


各種基礎能力値上(かくしゅきそのうりょくちあ)がったでしょ?無属性魔法の矢は、その武器のもう1つの特性だよ!魔量を消費するが、無属性の魔法の矢が放てるのさ。


弓の紐を引き絞るだけで無属性の魔法の矢が生成され、放てば魔法の矢となる!矢が無くなっても魔量で補えるのさ。


今まで格闘家で、大した装備をしなかっただろ?高級な人族の装備でも其処までの数値は、上がらない(はず)さ!良かったね」


貴方(あなた)は、いったい…〉


「エルって口固(くちかた)い?」


〈固いと思います。〉


「なら話すけど、固いと言った以上守れよ?私は、竜族だ人化の法で人化している。」


〈えええぇぇー!!!!竜種様!?〉


「そりゃそうだろう色々理由あるが、私は、鍜冶師なのだよ。


その装備があれば、今より強くなれるし弓スキルは、強いから努力し己を磨き己の成すべき道を極めろよ」


〈ほむら様有り難う御座います。絶対誰にも言いません!冒険者として、今までの自分と決別し新たな技術を、身に付ける為に精進致します〉


懸命(けんめい)判断(はんだん)だな後は、自分の力量にあった場所で(たたか)え!単独行動したいなら独りでやれ(この場では、竜種族である事を、隠す必要あるからね…この街での関わりを考えるとね…)


パーティするなら仲間を思い優先(ゆうせん)しろ!パーティでやるなら、戦術(せんじゅつ)をしっかり話し合い意見出し合ってやれ」


〈はい!有り難う御座います。私出直します。〉


「しっかりやりなお姉さん。」



[此処で、この惑星【ヴァイス】の人族の装備事情を語るの!


一般的に人族の装備は、鉄や青銅を肩と胸と股関を守れる程度のパーツを衣服に、縫い合わせる程度のものを使用しているの。


それ故に冒険者は、薄着で露出高めだの。


【綿毛花・麻毛花】等で補強しても、大した補強にならない事から、寒気の厳しい時期くらいしか厚着しないの。


焔の装備は、逆に全身露出が殆ど無いのじゃ!軽装備であっても、手間を惜しまず防具として完成されておるの。


その違いの理由は、この惑星にあるの!魔物がウジャウジャの世界だから、鉱石採取.採掘等が困難であり鉄や青銅を採掘するのに、命懸けで採掘量も少ない為!防具も素材が足りない為に、ショボいのじゃ。


鉄や青銅を交易で得ておるが、それでも足りないのが現状じゃの。


焔は、魔物が居ようとも関係無く素材が入手出来るのじゃ!其れ故に焔が与えた軽装備は、全てが防具としての機能が優れたものなのじゃ]



そうして焔は、待ち合わせ場所に行き門を出て門番が見えなくなってから、迷彩結界に入ったのである。


リム.ミル〈ほむら様ほむら様♪楽しかったです♪〉


「そいつは良かった。


明日は、解体屋(かいたいや)に行って魔物売りだな!場合により移動するぞ。」


リム.ミル〈はい!お腹空いたー〉


「だと思ったよ すぐ呼ぶから待ってな!木の影でスマートフォン発動しネット通販発動させ、ピザ350枚と米80㎏諸々購入っと。


〈お支払お願いします。〉


残高(ざんこう)あるが、金貨(きんか)5枚追加っと!ブレスでピザ焼くべ!よし簡単夕食完成。


「リム.ミルご飯だよ食べな。」


リム.ミル〈わぁーピザだー♪やったー♪ほむら様有り難う御座います♪〉


「あいよ。」


「さて考察(こうさつ)だ。


エルもあの装備なら、無双(むそう)状態確定だろう!あの速度あげあげは、ぱねぇなあれなら直ぐパーティも、見つかるだろうよ。


暫くソロやってれば、お誘いあるだろうから心配要らないな。


明日は、昆虫種(こんちゅうしゅ)甲殻種(こうからしゅ)も売って、廃墟旧魔王城跡地(はいきょきゅうまおうじょうあとち)で狩り(まく)る。


さて、魔物狩りして殺戮を楽しもう。


もっと強い魔物と闘いたいな…一人旅しないと無理だよなぁ…竜転生して思う…血が見たい!引き裂きたい殺戮で脳内埋め尽くしたい!闘いの中に身を措いていたい。


流転記憶の中でも似た記憶が存在するのだが、記憶が欠けていて思い出せないんだよね。


まぁ…進化する度に、記憶の一部が戻ってきている感覚もあるんだよね。


そのお陰かも知れないけど、一瞬記憶による思考停止して見る夢の様なもの…かなり昔の記憶だが、この記憶は勇者時代の記憶の様だが、勇者だった時の記憶が、結構な回数あるが多分…


この記憶は、一番始めの勇者時代の記憶かな?まだ足りないな。


でも…進化している筈なんだけど…まだ幼竜体なんだが…うーん…


ゲート(ヴァルト大陸中央)<キン>


[高野]


焔は、ウジャウジャさ迷っている魔物に突っ込み飛行し夢中で殺戮を繰り返し、絶え間なく魔物が押し寄せてきた。


9時間経過・・・・


焔のLvは、MAX(マックス)になっていたが進化せず!ゲート(ミルの前)<キン>



[ふむ!闘争本能が爆発中の様じゃの!竜族にとって剥き出しの刃は、善い傾向じゃて!竜族があまり繁栄しないのは、竜族同士で殺し合う事を宿命としていた時代があったのじゃ!


互いに殺し合う中で、竜族は気付いたのじゃ!闘いは、同族でしては為らない事に、竜族同士の殺し合いは、世界の均衡(きんこう)を崩壊させるのじゃ!


竜種族の争いは、一般の竜種族だけでなく竜神さえも駆り出す始末結果!竜神の纏う竜気が幾つもの惑星をも覆い。


惑星が、竜気を纏い衝突を繰り返し生きる全てを滅ぼし、全ての生命も死に絶えたのじゃ!死に絶えたのは、竜神以外の全てじゃ!竜族の闘争本能は、竜族には、無くてはならないものじゃ。


竜の谷の竜種族も竜種族同士で抗争はしないが、喧嘩はするんじゃの!竜種族同士でも礼節を重んじておるから、上下関係は厳しいのじゃ。


喧嘩が過熱すれば、殺し合いとなるのぅ。


闘争本能は、焔じゃから必要なのじゃ!流転者として転生を繰り返してきた事で、焔は感情を殺してしまっているのじゃ!


闘争本能のままに殺戮を楽しむ事で、竜本来の力が覚醒するんじゃ!我等と融合せし魂を持つ焔には、全てを受け入れて貰わねばならぬ!


まだ流転での生命の感情に流されている内は、神としては不十分じゃの!竜となって貰わねば、此れから先己が未来を謳歌(おうか)出来ぬ!長命な者に転生した事もあるじゃろうが、


竜とは、全くの別ものじゃ!世界を統べる竜神が、生命に害される存在ではならぬのじゃ!神鍜様に選ばれし焔の宿命じゃの。


異世界転生者は、前世の記憶を有しているが、記憶がある以上人格も有して転生してくるのじゃ。


前世の記憶と人格を有している以上転生後に人格が急激に変わる事は、あり得ないの。


輪廻転生により記憶や人格が消されない限り人格が変わる事は無いのじゃ。


前世で記憶を封じられ人格をも封じられた事で、流転を生き抜く主人格がなりを潜めてしまった事で、焔の本来の姿が(かす)んでいたが、


闘争本能が呼び覚まされた事で、本来の流転記憶と人格を取り戻しつつあるのじゃな。


しかし不思議な事に、焔の試練の始まりの勇者時代の記憶だけは、開示出来ぬのじゃ…全く開示出来ない訳じゃないんじゃが、記憶が欠けておる様じゃな]




有り難う御座いました。

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