物語の始まり【0】1~3話
宜しくお願いします。
カギ括弧に応じて、物語が進行します。
「この括弧が、主人公だけ.心の声.念話も此」
[この括弧が、念話.精霊語.魔物語.ナレーション.主人公とリンクした存在]
〈この括弧が、登場人物等〉
(この括弧が、主人公.登場人物.心の声)
《この括弧がスキル.自我を持つ意識》
【この括弧が、注視】
<この括弧が、擬音>
[1話]・・・・・〔後継の神子〕・・・・・
この物語の始まりであり根幹を成す物語が存在する。
[私は、聖竜魔神の神鍜です。
永きに渡りあらゆる惑星を生み出し銀河を形成し創造してきましたが、そろそろ私だけで全てを生み出すのでは無く。
私と同様な意思で創造を行える存在が必要だと確信していました。
其処で、我が神魂体と焰より生み出し我が神威の粋を結集し我が後継者を、生み出せました。
我が卵として神鉱石を媒体として生み出し羽化した我が仔フラムですが、フラムという名は仮名です。
本来後継者となる存在は、知識.経験.思想.混沌を必要としますが、まだフラムは試練を受けていない。
試練を与える際に、初めて正式な神名が与えられるのですが、あの仔は、私の分身として才気を発揮し、今では幾つもの惑星を生み出し安定した世界を、誕生させました。
魔導世界.遅進化世界.速進化世界.化学世界.魂遊世界.武魂世界.等々の様々な世界を創造しました。
我が神威の力を注ぎ誕生させた我が分身は、現在惑星【アース】にて、フェレニアの教育係として共に世界の構築を担ってます。
聖竜魔神の後継者になるには、経験がまだまだ足りません。
此処は、心を鬼として経験を積ませ無ければなりませんね。
我が分身故に、側に置いておきたい気持ちもありますが、聖竜魔神となるには、過酷な環境から全てを掌握し、覚醒せねばなりません。
成長を期待して、我が分身を導きましょう]
神鍜[フラム!]
玉座の間の外にて待機していたフラムが、大きな扉を開き神鍜の膝側まで来て応えた。
フラム「神鍜様お呼びでしょうか。」
神鍜[ええ あの惑星はどうなりましたか?]
フラム「魔物が強力過ぎた事で、只人には脅威となりすぎて、正攻法では倒せなく、只人の存在が風前の灯と化しておりました故に、勇者となりえる存在を、10年に1人の割合で誕生させる様に致しました。」
神鍜[そうですか…あまり気は進まないのですが、フラムには、転職神フェレニアの導き手となり、惑星が安定する日まで面倒をみて差し上げなさい。]
フラム「仰せのままに致します(神鍜様から離れたくないが、致し方ない…)」
フラムは、一礼をして玉座の間から退出した。
フラム「相も変わらず神鍜様は、美しいです。
キリッとシャープな竜鱗の美しさ12枚の翼が、しなやかに竜鱗と羽毛が入り交じり、8つの角が雄々しさを持ち逞しくも優美なお姿に、尾の妖艶さと白銀の竜鱗が、正に雅に御座います。
私は、神鍜様と違い漆黒の竜鱗を持つ永久の幼竜ですが、神鍜様に生み出された存在として、今までは神鍜様の成した偉業をなぞっただけです。
此れからもっと努力して、神鍜様のお役に立たなくては…その為に(惑星【アース】ですね…10年に1人勇者を誕生させたが、先ず250年くらい続けてみますか…寿命の関係もあり勇者が、1人である必要がないですね。
250年なら25人の勇者が集う事になるでしょう!勇者が増えれば勇者同士で、パーティして挑む事も可能でしょうし…5人目の勇者が育つまで、フェレニアが守るとした上で、私が魔物を駆逐しておきましょう。
【アース】の只人の国が5つですし…人種は、只人.獣人族.海人族.土蛮族.精霊族でしたね。先ず国ごとに1人の勇者を誕生させてありますから、何とか事が運びましょう。)」
フラムが玉座の間から退出後。
神鍜[フラム…まだフラムと同等となりえる神子は、結局誕生しなかったわね…フラムだけでしたが、何がダメだったのでしょう?
フラムが居るのだから、16種族を生み出し神格化させ惑星をより多く誕生させましょう。
16種族神で協力体制で、惑星を誕生させれば生命体の安寧と種族の安息の場を誕生させられるでしょう。
フラムは、永くない頃合いで我が元に戻せると良いですね。]
神鍜の創造した惑星【アース】の管理神として、転職神フェレニアと神鍜の神子フラムが、抜擢されたこの惑星では、只人の寿命は最低でも400年.魔物の寿命は最低でも1000年の世界設定であり、
過酷な世界ではあるが、只人は【素養】を持ち誕生するが、成人と共に転職神フェレニアにより、職業が与えられた。
職業のLvに応じて、職業ならではのスキルが与えられた。惑星【アース】は魔導世界の括りとなる世界であった。
惑星【アース】は、神鍜の創造した惑星であり16種族神が生み出される前に、創造され無に還される事なく後々の目的の為に存在する惑星であった。
惑星【アース】に住む人族は、魔物を狩り食とし武具素材とし魔物に、埋め尽くされた世界で生きる事を、試練として与えられた。
魔物が多くとも、並外れた力を持つ魔物は存在しない。
例えば、魔王や魔人といった指揮して世界を掌握する存在は、居ない。
転職神フェレニアの容姿は、頭には3つの角を持ち.人の体を持ち.大きな翼を持ち.獣を思わせる様な体毛を持ち.4つの腕を持ち.竜の様な大きな尾を持つ美しい女神の様相であった。
神鍜の神子フラムの容姿は、只人の様な姿の少年であったが、その姿は物事を行う事に適した姿だった。本来の姿は、漆黒の幼い竜の姿であり神鍜の傍らにある時だけ本来の姿で居た。
惑星【アース】で適用された10年に1人の割合で誕生した筈の勇者は、100年経っても役立たずであった。
何故ならば、脆弱さを極めてしまった只人には、魔物に立ち向かうだけの勇気が無かったからである。
誰かが見本を見せ勇者の存在を示さねば、誰もが立ち向かう為の希望を持てぬ程に…
転職神フェレニア[なんて事でしょう…このままでは、魔物に蹂躙されあがなう事さえもせずに、滅びてしまうのでしょうか!?]
フラム「其では勇者を誕生させた意味が、なくなってしまいますね…私が100年魔物を駆逐していますが、やはり只人の身で闘いを見せねば、只人も立ち上がれませんか…
仕方ないですね…私が只人に転生して事を成し!只人に勇気を与えましょう。」
転職神フェレニア[お待ち下さい!?フラム様は主神の腹心に在らせられます!?フラム様が不在となれば、もたらした世界の均衡が崩れてしまいます!?]
フラム「だから宝玉に私の神力を注ぎ!惑星の核として維持させるのです。フェレニアが更新を受け継げば、神鍜様にも面目が立つのです。」
転職神フェレニア[勇者としての素質や意識出来る意志を持つ只人を、生み出し送れば宜しいのでは?
フラム「私達が只人を生み出し育てたのなら、可能かも知れませんが、只人が自立出来なくなるでしょう。
神が全て導くその先は、生命体の自由を奪ってしまう結果を生むだけです。
私であれば、記憶を有して転生するのだから、生命体の在るべき姿を体現し土台を築く事は、出来るでしょう。」
転職神フェレニア[ですが!フラム様不在では、私だけではまだ経験が足りません!?]
フラム「何を言っているのです。貴女なら大丈夫です。貴女も神鍜様に創造された存在なのですよ。貴女だから任せられるのです。ですから後は、頼みましたよ。
私は、宝玉に神力を注ぎ宝玉を台座に設置した後、身籠っている只人の赤子として転生いたします。
記憶は残しておきます、只人の勇者となる以上死ぬまでやり遂げますが、神鍜様に問われたら経緯をお話なさい。
後150年間は予定通りに、10年に1人勇者を誕生させて、その後は、臨機応変に対応出来る様に、フェレニアが選定した只人を勇者として誕生させなさい。」
転職神フェレニア[はい…フラム様!?全てのお力を宝玉に注がれるおつもりですか!?]
フラム「そうですね。
とはいえ、神鍜様より生み出された私の力を全て注いだとしても、私も魂こそが本体ですので、神気を無くしたりする事は出来ませんので、神気が回復すれば神鍜様の元に戻れましょう。
時間は掛かりますが、時さえあれば貴女が何とか此の世界を、より良くしてくれる事でしょう。
何十億年と私の宝玉だけで惑星の維持が出来るでしょう。
さて、私は転生の準備に掛かりますね!フェレニア後は、任せましたよ。」
転職神フェレニア[お任せ下さい…フラム様を失う訳には参りません!?長い時を停止させる事は、神鍜様も望まれません。
フラム様が勇者としての活躍をされている時で…神鍜様に経緯をお話します。
必ずまたお会い致しましょう。]
フラムは、神鍜により与えられし肉体を卵へと変え魂を切り離して、フェレニアがフラムの魂を只人へと転生させた。
この物語は、此から語られる物語に関係する物語である。
[2話]・・・・・〔神々の使命と思惑〕・・・・・
聖竜魔神こと神鍜とされる竜神は、宇宙を誕生させ全てを生み出した存在である。
始まりを生み出しせり竜神を、始まりの聖竜魔神と呼んだ。
聖竜魔神は、16種の種族となる神を創造して各々の種族の神達に、惑星を生み出し生命を誕生させ管理せし世界を、生み出す様に命を下した。
竜神.混沌神.聖神.魔神.天神.地神.海神.緑神.精霊神.巨神.鬼神.邪神.人神.獣神.蟲神.魚神
16種の神達は、其々に名を持ち独自に惑星を生み出し世界を構築し創造した。
聖竜魔神からルールが提示されていた。
化学を扱う種族の世界には、魔法やスキルといった力を与えてはならない。
魔法やスキルを扱う種族には、化学を扱う知識を与えてはならないというものであった。
惑星に関わる滅びの元凶になる為に設けられたルールと他神との協力状態でなければ、他神とはアポイトメントを取り付けねば、会うことさえ許されない。
他神と争ってはならない。
他神の管理下の惑星には、アポイトメントを取り付ける事が必須である。
他神との接触には、敬意を払い決して悪意を抱いてはならない。
その他多くのルールがあるが、他神と争わない事と惑星の方向性におけるルールを決して破綻させぬルール等々である。
[化学世界の知識を魔導世界で再現したら、どうなるのか?についてだが、
聖竜魔神こと神鍜は、幾度となく惑星を創造し生命を誕生させ世界を生み出した。
魔法と化学を合わせる事で、必ず生命体は滅びてしまう事例が存在した。
人という種族は、知恵を有する事で力も欲する貪欲で傲慢な種族ではあるが、其が獣人族で有ろうと角硬族で有ろうと、
結果は、変わらず魔法と化学を併せ持つと、結局生命体は滅ぼし合い滅亡する。
其処で、魔導世界と化学世界を別けて創造した結果!科学世界は、稀に滅亡するが、
魔導世界は、安定して大きな変化は無いものの、生命の安息な地として根付く結果を得た。
但し魔導世界に化学文明が発達していくと、化学世界の惑星が引き寄せられるかの様に、惑星同士が衝突し2つの惑星が消滅する事例が生まれた。
理由は、管理神が【意識】して妬みや嫉妬を露にした事で起きた事例であった。
この消滅した2つの世界の管理神は、人神と竜神であったが、問題を突き詰めて行くと…
化学世界と魔導世界では、惑星の創造そのものが、全く違い!
化学世界は、自然や大気の状態で惑星を維持する独立型の惑星であり。
惑星全体を、人神が分担して管理することで、惑星内の生命体の魂の管理も人神によって管理されている。
魔導世界は、惑星を循環魔力を通じ管理神の神力で、維持された惑星である。
生命体の魂は、数日で分散させる為!魂の循環効率が良く!悪霊化させたりせず魂の有用が効率良く行われている。
此ほどまでに違う世界において【興味】を持つ事自体に、大きな意味が生まれてしまう。
問題は、人神と竜神の真逆の思考が大きいとされている。
16種族神の中で、最も問題となりえる存在が居た事で、神鍜は2つの方向性の違う世界を、創造しなさいと命じたのである。
竜神は、知勇に優れた神であり。
人神は、知恵に優れた神であり。
知勇を有する竜神は、弱肉強食と呼ぶに相応しい厳格な存在として畏怖を支配せし存在である。
知恵に優れた人神は、妬みや嫉妬を覚え!欲望が再現無く溢れ傲慢となり!勢いを留める事をせず我欲に支配されし存在である。
支配する存在と支配される存在では、意味合いも違ってくる。
魔導世界に化学文明が生まれると、人神の嫉妬等の感情を、刺激してしまう事が、大きな問題であり。
人神が独自の知識で、魔導世界に干渉しない惑星維持を求めた結果であり、魔導世界に化学文明が根付き魔法と化学が、混在する世界となった場合!
間違いなく人神が、魔導世界を【意識】する様になる。
神々の【意識】には、引き付け合うといった事象が存在する為!化学世界の惑星そのものを、魔導世界の惑星に引き寄せ衝突し2つの世界が、消滅するといった事例が存在する。
神々が【意識】することで協力体制を効率良く行える様に、神鍜により創造された神だが、神鍜も人神が此処まで我欲に支配される種族になるとは、思っていなくて…
創造した側からしても思う処はあるが、全てが思い通りにならないのも生命体なのだ。
生命体として人は、必ず感情を開眼し知恵により必ず善も悪も存在する生命体となってしまう。
神鍜が生み出した人は、不老不死の様な人を創造した事があったが、人に必要以上の身体を与えると、傲慢が加速する事例も生まれた事から、
神鍜が人神を生み出す前に、初期に創造した人は一部を除いた人を残し全て無に帰し人神には、人神の持てる知恵で人を創造させたのである。
結果人神が創造した人は、欠点だらけではあるが調和を乱す生命体とならなくなった事で、16種族神の1柱として人神も名を列ねる存在となった。
人神を生み出さなければ良いのでは?と言う者も居るだろうが、共存共栄を成した世界も存在するが故に、一区切りに抑制させれば良いというものでもない。
人という種全てが悪ではないのだ!生命体にとっての安息の地が望みではあるが、生命体である以上何が起きても不思議じゃないのだ。
其処はもう!生命体の判断で世界の一部として文明を築くなり繁栄を謳歌するなりすれば良い。
神は、生命体に生ける場所を与え方向を示すだけで良いのだ]
竜神は、混沌神.聖神.魔神.精霊神.鬼神.邪神と共に剣と魔法の世界を中心に生み出し、剣と魔法の世界を確立させたとされる。
天神.地神.海神.緑神は、何時の頃からか遠い銀河にあらゆる惑星を生み出しては、世界を構築していった。
他の神々は、幾つかの惑星を生み出し世界を生み出していったが、何時の頃からか巨神.獣神.蟲神.魚神は、姿を消した。
その頃から人神が増え始めたとされている。
竜神であり全ての魔法が扱える世界の管理権限があり、生み出した存在の名は、鏖魔であり聖竜魔神こと神鍜に16種族神の中で、一番始めに創造された竜神である。
この竜神の鏖魔は、惑星の管理等を任せられる竜神を創造し任せ聖竜魔神の元に戻り神鍜の腹心として側にある。
鏖魔は、神鍜の為の惑星を生み出し神鍜城を造り神鍜の居城を創造し、16種族神に此を伝え!アポイトメント無くして侵入を禁ずると伝えた。
後に、聖竜魔神こと神鍜は、鏖魔と共に16種族神の生み出した惑星を転々と移住して、世界を見守り目的を見出だし!1人の神格化間近の存在と出会い託したと云われている。
此から語られる物語は、聖竜魔神と16種族神の物語でもある。
[3話]・・・・・〔見舞われた災厄〕・・・・・
心月焔「私の名は、しんげつほむら
マンションの屋上で、飛来してきた植物の種が、屋上に根を張る為!管理人として、マンションを傷ませる訳にもいかず…
植物を抜いたり切ったりする作業中だ。
私は、ごく普通のマンションの管理人である。
あらゆる職に就いたが、この世に自分を生かす職が無いと感じている。
適正がないのか?身体能力が低い訳でも、物覚えが悪い訳ではない…物覚えがついた時には、身体に違和感の様な気持ち悪さがあった。
何故か悪霊や妖怪等に、幼い時から狙われている…霊感が強い訳じゃないと思う…家族に霊感強い人居らんし…その割りには、身体を操られたり見知らぬ地で佇んでいたり、
どうも悪霊達は、私の身体が目的の様だ…人には、奇人扱いされどんだけこの世界に、嫌われてるのか…私は、前世で良からぬ事をしたのだろうか?
悲惨過ぎる人生に終焉を求めて何が悪い?他の人とは、絶対違う生き方をしていると私は思う!寝るのも起きているのも辛い…
職に就いても悪霊に憑かれ過ぎて、霊感強い人に恐れられていつの間にか、職も辞めさせられた…除霊師に悪霊を祓って貰おうと思ったら、
除霊師全て逃げ出す始末…不幸過ぎるだろ!私が何をした!?」
[いやいや!そりゃ違うぞ!焔は悪くない!悪いのは別に居るんじゃ!気をしっかり持つんだの]
「生き難い世界だと、日々思ってたし…【あの子】ももう居ない…」
[【あの子】と言うのは、焔と同様に迫害されていた子じゃが、迫害によりこの世には、もう居ない。
とはいえ、焔と同じとは言っても人による虐めであるが、化学世界において、虐めが無くなる事は、決してないのじゃ。
手を変え品を変え只人とは、誰か1人を犠牲に弱さを克服出来るものだと思い込んでいるんじゃ!この様な世界となっては、滅ぶ日が来ぬ迄改心出来んのじゃ。]
心月焔「毎日思う事は、死にたい…そう…私は、自殺志願者なのだ!魂と言うモノがあるなら、その魂を無に還して欲しい。
何も望まない誰にも迷惑を掛けたくない!マイナス思考って、人は、言うだろうが、悪霊や妖怪に憑かれてマイナス思考で済むなら、どんなに楽か。」
などと、脳内で色々考えながら木の根をノコギリで切り進めていた時だ!?
<ズシャッ!!?>
「うっわ!?最悪…足滑らせたよ…(ん?滑ったか?ん?体勢を変え様と、したら…ん?足場が消えた!?はああぁ!?足場が…マンションが欠けた!?嘘っ!?いやいや!何かに切られたかの様に…破片は何処だ!?あって良いのか!?こんな事件…)」
グルりと態勢が変わりマンションの屋上から落ちたのだ。
落とされたの間違いだろうか?
「終われる日が来たとしても…こんか死に方…もう何でもいいや…」
[焔にしては、幸運かも知れんが、何者かの意図が働いたの]
「ん!?落ちるの長くない?走馬灯?」
[何者かの意図により時間が止まった状況である!]
「不幸なのか?いや!心配事があったから死を望んでも実行出来なかった…此で死は、確実だな下手に、半身不随等で、生き残ったら家族に迷惑掛けるだろうし…頭から確実に逝こう。」
[焔は、肝が座っているの!当然じゃがの!前世英雄じゃったからの!様々な事が一度に起こり解説しようも、何処から手を付ければ良いか…うーむ。]
「ん?何だ!?何かの記憶みたいのが…流れ込んでくる?」
突如耳に、エコーが掛かったかの様な声が響いた。
〈話がある。聞いているか?私の話に耳を傾けよ!〉
「ん!?(何か呼ばれてる?顔見えないな…後光強過ぎじゃね?シルエットかよ!?こんな時に話し掛けられるって…無いわー。)」
「はい?」
〈私は、君達の言う所の神様と、呼ばれし者だ。〉
「はっ!?存在してたのか…(てか!マンション欠けたよな?まさか…運命だったか…何か狙いがあるのか?だとしても、神様なら無理に殺してまで、必要な事だったのか?)」
〈転生の機会を与えよう!望みを聞こう。言ってみなさい。〉
「このまま死なせて貰えませんか?(頭の中に何か色々…な…記憶が…ん?この記憶って何?ん?ん?何だこれ…転生をさせるのが目的だったか?だが、まだ死んでない…先ず死んでからで良いのでは?)」
〈・・・・いやいや!転生の機会を与える話だ!転生先の希望聞いているのだが。〉
「別に死んでからで良いですよ…(転生先を希望して、希望通りの転生をさせてくれる…ね…何だろう…別に死んでから転生しても良いんじゃない?希望って言われてもな…)」
〈其は、困ったね転生特典幾つか付けるから、転生してよ(困るんだよ!君には、転生して貰わないと…何としても!!)〉
「…(どんだけ必死なんだこの神様…転生特典って!?転生させたいって…此って不幸じゃね?落下して運よく死ねるタイミングで、
生きる選択させられてるって、どうなのよ転生を受け入れるなら、この世界に存在しない生き物が良いかな…其ならまだ転生を考えても、無気力でも何とかなるかもな。
さっきから…色々な記憶が流れ込んできてんだが…これ…関係あるのか?しかも、色々な所虫食い状態で、何の記憶か分からないし…まぁ…どうせ死ぬのは、確定みたいだし魔物で良いや!
この世に存在しない生き物で言ったら魔物だろうからな。
エルフとかドワーフとかって、空想の産物だしこの世以外であっても存在しない可能性あるし…無駄に長生きな生き物には、成りたくないしな。
魔物と言っておけば、この世に存在しない生き物に転生出来るだろう。)」
[ふむ…この神様とやらは、何を言っておるのかの?流転者なんじゃから、転生先が前世の時点で決まっておるのに、他に転生する意味が無いのぅ…って!焔に声が届かんのじゃった]
「…(希望ね!魔物蔓延る異世界で、魔物転生ってので良いかな?地球外生命体と言った方が良いかな?面倒だし其を含めて魔物で良いだろう。)」
[転生後すぐ死ねりゃ良いな程度にしか考えてないのじゃろうの!神様が転生させたいというのなら、面倒だから話に乗ろうとしとるだけじゃろ!などと、ナレーション入れても焔も聞いちゃいない…。
ん?ナレーションしている我は誰かって?我は、この心月焔の魂と融合しておる存在であり、スキル《神々の継承者》である!
心月焔は、流転転生者なのだが…可笑しな設定で化学世界に転生させられた事で、前世の英雄も記憶を封じられては、何も出来なかったと、言わざるを得ない。
其れも【人神】の計らいで転生させられた訳だが…何故【人神】に茶々入れられたかは、英雄になった時の状況かも知れん!
焔の前世は、魔導世界で唯一竜種族と和解をし人族との共存を成した存在だったのだが【人神】には、面白くない結果となった様じゃな!
竜種族と仲良しの人の子に、何らかの私怨でも抱いていたのだろうか?不幸にも化学世界に転生させられ肉体と魂がズレた状態で、転生させられた事が、焔の不幸と言えよう。
人の子は、時に残酷であり周りの空気を読み対象とした1人を攻撃するのじゃ。
其を見て楽しむ!其だけ化学世界の子は、他人を虐げている自覚が無いのじゃ。
全てを自覚する事が出来て大人となるが、己のした事を悔いる事無く平然としている者も居れば、復讐を恐れる者等多様に存在する。
故に、只人として欠落した存在として世に溶け込んでいるのじゃ。
焔は、荒波に揉まれ長柄も我慢し己の状態を理解した上で、己が我慢すれば、被害が己だけで済むと思っていたのじゃ!只人だけじゃったら何とかなったかも知れんが、
肉体と魂のズレが、流転の記憶を封じ!悪霊等が肉体を奪えると、焔を苦しめていたのじゃ!本人の回想通り、人より怖い存在と認識しておるの。
我は、此からも焔と共にあるだろう!我がナレーションは、焔には、聞こえぬが!フォローして行ければ良いだろう!
そうそう!我の事だったな!我は、この焔が前世の英雄だった頃に、竜種族との共存を成した焔へ!
聖竜魔神の神鍜様が与えた《ユニークスキル》大いなる力を得る事が可能であり、神鍜様の【神鉱石】を回収する役目を担い試練として、与えられたスキルじゃの。
焔の記憶が封じられ我等の介入さえも封じられた状態では…今世化学世界では全く役立てなかったのが、残念な所ではあるのだが…な…
《ユニークスキル》故に、永劫共にある者と言うべきか…《ユニークスキル》と云ったが、後に語られるので今は、伏せよう。
後々我との関係も知れよう!本編に戻るのである]
「分かりました。」
〈おお!?聞き届けてくれるか!して、何を望む?〉
「モンスター蔓延る異世界で、下級な魔物になりたいかな?
出来れば短命の下級モンスターで、お願い致します。」
〈よし分かった!?後は、私に全て任せよ!!〉
有り難う御座いました。
お疲れ様でした。




