脱獄犯の挑戦状
遅くなってすみません。今回も「ん?」と思えるとこがあるかもせれませんがそこらへんはご了承ください。
「おい、どうだ?」
「・・・」
「サンドール?」
「・・・」
「サンドール!返事をしろ!」
サンドールはビビクッとして
「何でしょう?」
と、リサーナ大佐の方をむいた。
リサーナ大佐は呆れ口調で言う。
「何でしょう?って、さっきから聞いてるだろう。死体の様子はどうだ?」
サンドールはうーんとうなる。
「そうですね・・・。これだけ血が飛び散っているから犯人にもついているはずです。まあ、犯人は脱獄犯だと思いますし、呼びかけをしていなくても返り血がついているならすぐに通報がありますよ。ようは大した成果はありませんってことです」
そこにタイミング良くスーネイル中尉がやってきた。
「リサーナ大佐、サンドール少佐。ロン少将からの伝言です。」
「なんだ」
「お前たちの死体もかなりひどいと聞いたが俺の方の死体もかなりひどい。多分殺され方はほぼ同じだろう。この脱獄犯、サンドールに恨みをもってるっぽいんだ。置き手紙に『二年前のあの日の事は忘れない。お前に殺された者たち、皆お前を恨んでいる。俺がみんなの変わりにお前に復讐する。今夜十時に時計台の前の建物で待っている。来なければこの国に犠牲者が増えるだけだ。待っているぞ。赤髪の悪魔。』って書いてあるんだ。このことについて直接会って話がしたい。これを聞いたら時計台の前に来てくれ。だそうです。」
「お前どんな殺し方すればこんなに恨みをもたれるんだ・・・」
「・・・さあ?ってかこれ、今から時計台の前に行かないと殺されますかね?」
「だろうな。そんなに俺が嫌いなのかっていいながら殺される。私も少将にしかも外で会うのは気が引ける」
サンドールたちはあと、ため息をつきながら重い足取りで時計台に向かう
「嫌だなあ」
サンドールは真っ青な青空を見上げてそうつぶやいた。
どうだったでしょうか?脱獄犯編(つけてみたw)半分行きました!次回で後編突入です。これからもよろしくおねがいします!