第22話 ドキドキデート③
「は、はい、あーん。熱いから気を付けてね。あっ、フーフーする?」
え?
ちょっと待て。あーん?なんで?俺と風香さんってそういう関係だったっけ?もしかして風香さんは俺に気があるとか?いやいやそんなわけ。まだ出会って二ヶ月も経ってないぞ。それとも「友達ならあーんくらいするよね」みたいな考えの人?あー分からん分からん。考えれば考えるほど分からない。
「おーい、みやのくーん」
「あっ、えっと、なに?」
「だーかーらー、はい、あーん」
今はとりあえずこの状況を何とかしよう。もう考えてても何も進まない。
「あ、あーん」
「お味はどう?」
「めっちゃおいしい」
「ウフフ」
***
食事を終えた俺と風香さんは、ショッピングへと向かう。
雑貨屋や本屋、コスメにアパレルなど色々なお店を巡った。
「ふう。ちょい休憩する?結構歩き回ったし」
「そうだねー。少し疲れちゃった」
俺と風香さんは近くのソファへと腰掛ける。
「今日はごめんねー。罰ゲームに付き合わせちゃって」
「全然いいよ。一人じゃ行かないようなお店にも行けて楽しかったし」
「そう?ならよかったあ。えへへ」
「悠月が何か企んでるのかと思ったけど、全然そんなことなかったわ」
「そ、そうだねーあはは、、」
特に何も問題無くデートは進んでいる。
強いて言うなら、時々風香さんの様子がおかしいくらいか。俺が気になる商品を眺めているときに急接近してきたと思ったら、今度は俺の後方でアワアワしていた。まあ気にする程のことでもないだろう。
このまま今日のデートはお開きになりそうだな。
またこうやって、風香さんと遊べたら嬉しいな。




