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宮野君の生徒会ハーレム日常譚  作者: くるみや


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20/23

第20話 ドキドキデート①

 山梨で男女が遊ぶ場所というとそう多くない。高校生であれば尚更である。


 そんな数少ないデートスポットの一つであるイオンモール甲府昭和で、俺は風香さんと待ち合わせをしている。先日の賭けチンチロ対決の罰ゲームに巻き込まれたのだ。


 罰ゲームの内容は「俺と風香さんがデートする」ことである。しかも、デートプランまで指定されている。俺はその内容については何も知らない。


 待ち合わせ場所に指定された場所がイオンモール内の映画館であることから推測するに、まずは映画を観るのだろう。


「おーい!みやのくーん!」


 名前を呼ばれ振り向くと、そこには白いワンピースを着た風香さんがいた。


「ごめーん!待った?」

「全然、今来たところだよ」

「良かったあ。ふう」

「そのワンピース、似合ってるね」

「ほっ、本当!?えへへ。最近新しく買ったんだーうふふ」


 風香さんは今日も元気そうである。


「よし!行こっか。まずは映画だよー」

「はーい」


 風香さんに連れられる形で俺は映画館の中へと入っていく。


 今日見る映画は、巷で話題の泣ける恋愛映画らしい。まるでカップルのようなチョイスだ。


 ***


 映画鑑賞は大きな問題は起こる事無く終わった。


 ラストの感動的なキスシーンの最中に、目の前のカップルがキスし始めたことを除いて。


「良い映画だったね!最後のシーンは思わず涙が出そうだったよ」

「目の前のカップルさえいなければな」

「あはは、、」

「原作小説が三階の本屋で売ってるらしいぞ」

「そうなの!?後で買いに行こっと」

「そうだね。次はどこに行くの?」

「目の前のファミレスー。ここに行けって悠月ちゃんが」


 ふむ。何か企んでいるのかね悠月。


 ***


「は、はい、あーん。熱いから気を付けてね。あっ、フーフーする?」


 え?

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