東大 英語 要約
東大 英語 要約
要約 方針
20語 1ポイント
要約 東大過去問
2020
“age-friendly community"という語句自体、あまり聞き慣れないと思うので、1パラや2パラから、その定義を読み取り、それをまとめたくなるかもしれないが、1パラ第2文目にdefinitions of “age-friendly community" vary「『高齢者にやさしいコミュニティ』の定義は様々である」とあり、簡潔にまとめることは難しいだろう。むしろ、この取り組みに関して、どのような問題点が指摘されており、どのような改善点が提言されているのかがこの設問で求められていることだと判断できると良い。
その際、注目したいのは、3パラ1文目のIn practice, however,「しかし、実際には」である。これによって、この「高齢者にやさしい町づくり」の現実的問題が示されることが分かる。また、What accounts for this gap between vision and practice?「この目標と現実のギャップを説明するものは何だろうか?」によって、この後に現実的問題と目標を埋めるための解決策が提示されることが分かる。
このような論旨展開のキーワードに注目しながらどこをどうまとめるのかを考えるべきである。特に東大の要約問題は制限字数が比較的タイトであり、あまりアイデアを盛り込み過ぎることはできない。コツとしては、英文全体のキーセンテンスを探し出しそれを軸に「AだからBである」や「AであるがBすべきだ」のような枠組みで書くことである。また、字数制限を考えると、ワンセンテンスで書くように努めるとまとまりやすいだろう。といっても、キーセンテンスを探し出し、それを訳すだけでの解答は作らないこと。