↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
77/150

第19話「ケインくんに貢ぐことができなくて辛いの?」

すみません、大嘘ぶっこきました。話数は少ないんですが文字数的にはそれなりに達したため、本日9/22(金)12:00から第二部第19話〜26話(第二章ラスト)を1時間ごとに公開します。その後また見直しを進めつつ第二部第三章を書き溜めていこうかなと。こんなことなら、第二章も従来スピードで更新すれば良かった…すみません。


では、いきます。

1/8 -- 2017/09/22 12:00

【FWO】VRゲーム総合スレPart34【その他】


5: 名無しのユーザ

だからスレタイが酷いと


6: 名無しのユーザ

>>5

業界2位がFWOの軍門に下ったからな

いまさらだろ


7: 名無しのユーザ

まあなあ

あの事件の後も残ってるのが奇跡なくらいだ


8: 名無しのユーザ

俺の金、戻ってきた

ありがとう、春香様

ありがとう


9: 名無しのユーザ

>>8

よかったな

これに懲りて非合法NPCには手を出すな


10: 名無しのユーザ

非合法といえばさ

あのPV、幼女+銃ってどうなんだ?

批判とかまるで出てないが


11: 名無しのユーザ

>>10

中身18歳以上だからOK

そもそもあのゲーム自体が全年齢


12: 名無しのユーザ

>>11

全年齢ってマジか

PTAとかよく何も言わないな


13: 名無しのユーザ

>>12

裏では、親会社がいろいろと握りつぶしているとか囁かれているが

いずれにしても、春香様の場合は大丈夫だろ

さすが合法ロ…おっと誰かが来たようだ


14: 名無しのユーザ

>>13

春香様が来るとは裏山


15: 名無しのユーザ

>>13

春香様の場合は、な

こないだ知り合いの小学生女子に例のPV見せた

『ないわー』って顔してた


16: 名無しのユーザ

>>15

通報



 戦場での戦闘にFWOのスローライフにと忙しくても、大学にはきちんと通い、講義に出席する。当たり前だね。

 リーネの攻略ライフが皆無なのは辛いけど。ああ、ケインのための新作アイテム…。


「あ、あなたの出欠席確認はFWOの会員証でもいいですよ」

「え」

「学生証と両方持ち歩くのも面倒でしょう?」


 嘘だ。講義出欠席の確認にかこつけて会員証を見たいだけだ。

 先生、会員証を眺めて微笑ましい顔をしないで下さい。


「でも、ケインって本当にカッコいいよなー。俺も作れる?」

「お金が、かかる。FWOの、お金だけど」

「金貨1枚一万円かあ…」


 民資研の先輩、リアルマネーを投入することを真っ先に考えないで下さい。

 そんなことばかりするプレイヤーが増えると公式RMTだって批判が高まるんですから。

 リアルマネーからの連想で、少し陰鬱な表情になっていたのかもしれない。民資研の他の先輩がこんなことを言い出す。


「春香ちゃん、どうしたの?ケインくんに貢ぐことができなくて辛いの?」

「その言い方、やめて。本当に、やめて」


 その捉え方、他のプレイヤーにも広まっているのか。美里の悲痛な顔も思い出すし、本当にやめてほしい。紛うことなき自業自得だが。


「でも、ここ数日FWOで稼いでないでしょ?全体メッセージでも『ミリー』ってプレイヤーの名前しか聞かないし」

「大丈夫。ミリーとは、親友。彼女が討伐してくれれば、私も、嬉しい」


 …親友、だよね?



 田中さんとの打合せ。時間がないから、大学からの帰宅中に車で少し遠回りし、自宅がある市内の喫茶店で待合せ。高橋さんとの愛の巣に近づくつもりはない。


「しかし本当に、異なるVRゲーム内のアバターそれぞれに同時接続ができるとは」

「FWOを公衆回線、個人用VRローカルサーバを直接有線、が出来ていた」

「なるほど…」


 現在はローカルサーバは大学内に設置されており、今はそれはできない。できないというか、アクセス記録で同時接続がバレても困るというのが大きい。まあ、もうする必要がないんだけど。


「もしかすると、春香さんのその能力は、本格的に調べた方が、春香さんのためにもなるのかもしれませんね。避けるばかりでなく」

「私のため?」

「広く知らしめるつもりはありませんが、その能力の正体がわかれば、私達も安心できるかもしれません。他の人間ができる可能性を見つけ出すことができるかもしれませんし」


 そうかもしれない。そうかもしれないが…『能力の正体』って、私は本当に何者なのよ。そんな表現で歓喜できるほど厨二病はもう患っていない。『おかしな特技』でいいよ。もしくは『ユニークスキル(仮)』。


 あ、そうだ。


「私のこの、能力?を、ある人にも、話しておきたい」

「どなたですか?」


 伊藤教授のことをざっと話す。

 あ、しまった、田中さんがわなわなと震え出した。


「『放浪者』…!我々VRゲームの業界でも有名でしたよ!」

「そうなの?」

「当たり前でしょう!ああ、なぜ『リーネ』でその可能性に思い至らなかったんだろう!」


 なんでも、VRゲーム間のアバターの互換性やコンバート機能を実装する際に、私が渡り歩いていた時の記録がかなり役に立ったらしい。

 そう言えば、あの隣国の仮想世界のアバターは非互換だったって男の子が言ってたっけ。え、私ってVRゲームの技術革新にも関わってたの?


「あなたが春香さんでなければ、サインを求めていたところです。それほど、VR業界の技術職や営業には知られている『伝説』ですよ。謎に包まれていたプレイヤー、ということも大きかったのでしょうけれど」


 うーん、これはむしろ、伊藤先生を田中さんに紹介した方がいいかな?一蓮托生になってもらおう。うん、そうしよう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=463137323&s ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。