第9章 4話
策がまったく思いつかないまま、再び12日の午後5時にやって来た。
殺虫剤を持って来たが。
はたして効果があるのだろうか。
いざとなれば、体を張って守るしかないか。
そういえば、クローンの方はどうしたんだろう。
今回はタイムマシンの方で待機せずに、どこかへ移動したみたいだが。
オリジナルの方へ会わなければ問題ないと思うが。
あれ?
水谷が廊下でたたずんでいる?
どうしたんだ?
この時間帯はすでに生徒会室にいるはずだが。
一瞬クローンの方かと思ったが、制服を着ているからオリジナルの方だと思う。
「水谷?」
「あっ、矢野君」
間違いない、オリジナルだ。
「どうしたんだ?」
「え?えぇ。なんか不思議な事が起きていて」
不思議?
「私がまだ来ていないのに、すでに会議が始まってるの。私がいないと始まらないはずなのに。それで扉が閉められていて」
へ?
どういう事だ?
水谷がいないのに始まってるなんて。
まさか!
クローン!?
「うわぁああ!」
書記の叫び声!?
再び聞いたが、まだ蜂は見てないぞ。
扉を強引に開ける。
そこには。
意識を失って倒れている水谷の姿があった。
え?
「私!?」
どういう事だ?
制服を着ているぞ?
「良かった」
意識がある!?
無事なのか?




