第8章 詰み
ついにやってしまった。
白衣を脱いでさらに12日に戻った。
こんな事に使うとは思っていなかったが。
まさかクリスも俺の事を。
どんだけハーレム体制なんだよ。
頭が痛くなってくるぜ。
「どうしたの?お兄ちゃん」
「なんでもない」
すでに水谷以外は全員そろっている。
その水谷も生徒会の仕事で来れないのも知っている。
今の所影響は出ていないように見える。
とりあえず今日はいつもの通りだ。
問題は明日か。
明日全員がそろい、まずは午後5時30分を過ごす。
場所は図書室がいいかな。
もし地震が起きるとしたら、かなり大きいのは予測出来る。
前回ですら机の下にいないと危険だったのに。
今回は相当大きくなる恐れもある。
もちろん、起きないのが一番なのだが。
すでに知らない間に影響を与えている。
もし今回も影響が出てるなら、相当小さい影響だ。
明日に賭けるしか無い。
今日の実験は中止し、解散となった。
俺は里香と一緒に帰る。
「実験止めちゃうの?」
「ああ。何も問題なければ、明日をもってクラブは解散させる」
もはやタイムマシンを作ろうというつもりは無い。
今でも問題が起こったために機械を解体させていないだけだ。
明日を無事に過ごしたなら、タイムマシンを解体させる。
そうなれば、あそこに行く意味が無くなる。
「ええー。タイムマシンを解体するってのは分かるよ。そのせいでみんなが死んじゃったりしたんでしょ?」
「ああ。そうだ」
母さんを救おうとした事が、こんなに影響を与える事になるなんて。
あれはあってはいけないんだ。
「でも、あそこは残して欲しいなー。だって、あそこ居心地いいんだもん」
しかし。
「何のためのタイムマシン研究クラブか分からん」
「別にタイムマシンじゃなくてもいいじゃない。別の物を開発してもいいんじゃない?」
別の物?
「解体した後でもいいから考えようよ。みんなと一緒にいたいもん!」




