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タイム・リング  作者: 山本 吉矢
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第7章 9話

「難しい注文するんだな」

「仕方ない。たかが制服を見ただけで、こんな影響出てるんだ」

ほんの少しの影響が、後に多大な影響になる。

いや。

少しの影響ほど今の影響が多大になってきている。

母さんの時は里香の犠牲だけだった。

だが、一条の時は十数人の死傷者を出した。

桜崎の時は100人近くが感染、病院で治療中だと聞いた。

それが今回は10万人規模の犠牲だ。

地震の揺れもだんだん大きくなって来ているが。

バタフライ効果の幅もどんどん大きくなっている。

いや、むしろ8年前の影響が小さいからこそなのか?

とにかく。

「みんなも考えてくれ。クリスの母親にだけ影響を与えて科学者に戻さないといけない」

かなり難しい注文だってのは分かってる。

だが、やらなきゃいけない。

「ねぇ。かなり慣れてるようだけど、そんな難しい事を何回もやって来たの?」

水谷の質問に頷く。

いや。

これまでの修正は楽な部類とも言える。

それ以外の影響は関係無かったのもあるが。

だが今回は影響が小さすぎて、逆に修正が難しい。

下手に接触するのも危険だし。

「名案キタ――(゜∀゜)――!!」

「なんだ?桜崎?」

「目には目、毒には毒。科学者には科学者作戦ってのはどうかお?」

科学者には科学者!?

「どういう意味だ?」

「つまり、科学者のステータスである白衣を着るんだお。多少目立つかもしれないけど、学生服とそんなに変わらない」

そういうものなのか?

いやでも学校近辺は白衣を着た先生も普通に通る。

しかも秋葉原が近いから、コスプレと思う人もいる。

意外と目立たないかもしれない。

「どうせなら、このクリスってブランドに似せてみないか?それならまず間違いなく興味を持つ」

それで白衣に興味を持ってもらえれば。

もしかしたら科学者に戻るかもしれない。

「やってみましょう。里香ちゃん出来る?」

「分かった!」


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