第6章 4話
もう何度目の12日なのか。
意識するのも止めた方がいいな。
元は俺が悪いんだし。
さて。
今日は水野が来ないのは確定しているが、それでも8年前に行くしかない。
そうすれば、全て解決する。
まずはクリスが来て。
次が一条。
最後に里香と桜崎が来て終わりか。
「こんにちわー」
あれ?
里香だけ?
「桜崎は?」
「何か調べたい事があるから、先に帰るって」
へ?
調べたい事?
今までそんな事してこなかったのに?
なんだ!?
くそっ。
「桜崎を連れてくる!それまで小屋で待機してくれ」
8年前に飛ぶのに、あいつの力が必要なんだ。
一体何なんだ?
確か桜崎の家はあっちの方向。
一応あいつの家の方向は知っていて良かった。
いた!
「おい!なんで帰る?」
「里香に言っておいたお。聞いてないん?」
「そうじゃなくて。なんで突然調べたい事が出来たんだ?だいたい小屋にパソコンあるから、それで調べればいいじゃないか」
あまりにも変な話だ。
「矢野。もし明日の自分からメッセージが届いたとしたら、それを信じるん?」
何を言ってんだ?
明日の自分?
「なんだ?それ」
「私も分からないお。電波かっつーの!でも送信記録は13日の木曜日、午後5時32分になってたお」
確かに明日だが。
「一体、何が書いてあったんだ?」
「私がウイルスで死ぬって」
なに!?
なんでそれを?
Tips:電波 ここでは正常では無い思想や思考を受信したかのように、意味不明な事や正常ではない言葉を言う事を示す。




