表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
タイム・リング  作者: 山本 吉矢
52/89

第6章 2話

「どうしたんだ?水野」

完全に封鎖されているが。

「残念だけど、校内に入れる訳にはいかないわ」

「説明しろ!なんで封鎖している?」

俺は一刻も早くタイムマシンを起動して8年前に飛ばないといけないのに。

「矢野君。桜崎さんが死んだのは聞いてるわよね?」

「ああ。そういえば、死因を聞いてなかったな」

死んだとしか聞いてない。

「ウイルスよ」

ウイルス!?

「未知の病原菌が発生しちゃったのよ。除染するまでは立ち入り禁止」

未知の病原菌だと?

「地震が起きた直後に避難した彼女が突如死んで、そこから周囲にも感染。少なくともグラウンドにいた80人前後の生徒も死亡したわ。かなり致死量が高いウィルスであるのは間違いない」

「頼む!小屋まで入れされてくれ!8年前に行けば病原菌で死ぬ事も無くなるんだ!」

「駄目よ!肝心の矢野君が感染したらどうなるの?」

くっ。

それを言われると困る。

俺が感染して、感染したまま8年前に飛んでしまえば影響は計り知れない。

「残念だけど、除染が済むまでは我慢して」

「待て!除染の範囲は!?」

小屋まで及ばないならいい。

だが。

「小屋まで及ぶわ」

やはり。

「グラウンドって言ったでしょう。この正門までは影響は無いけど、あそこは危険な範囲」

「そうなると、あの機械が発見されてしまう。それはまずい」

「そこは。なんとか小屋を開けずにやってもらうように頼むから」

駄目だ。

「そこまで水野に権限が無い。いや、校長の権限すら越えている事柄だ」

未知の病原菌だなんて、国レベルの問題だ。

学校の生徒会がどうこう出来る訳がない。

くそっ。

すぐそこに小屋があるのに。

行けないなんて。

どうすればいい?

一番いい解決策が見つからない。

早くなんとかしないと、自衛隊もじきにやって来る。

そうなれば終わりだ。

今なら、まだなんとかなる。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ