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タイム・リング  作者: 山本 吉矢
33/89

第4章 3話

しかし里香とこういう関係で帰る事になるとは。

里香が生まれてから15年、ずっと妹として接して来たから突然恋人ってのも。

どうやって受け入れればいいのやら。

ん?

15年?

何かおかしい。

ずっと妹だったか?

何か記憶がおかしい。

ずっと昔からいるのは間違いない。

待て。

そういや新井って苗字だったな。

「そうだ、里香の親父の名前って新井謙二?」

「え?なんで知ってるの?教えたっけ?」

やはり!

その名前は覚えがある。

「俺のお母さんが事故で死んだってのは説明したよな?」

「え?うん」

「その事故を起こした相手の名前だ」

これは偶然じゃない。

そうか。

そういう事なら理論的に説明出きる。

事故死した新井夫婦には子供がいるって事は知っていた。

その子が里香だったんだ。

あの事故で車に乗っていた夫婦が死んでいる。

つまり天涯孤独になってしまった。

それを親父が引き取って、子供として育てたんだ。

だから里香の赤ちゃんの時の記憶が無いんだ。

あの事故のせいで、記憶の混乱もありあやふやになっていたが。

そうか。

事故が起こらなかったから、俺と里香は他人のままになってしまったんだ。

説明がつく。

けど、何の因果か俺達は出会い。

そして恋人同士か。

やっと現状を把握した。

「ねえ。そろそろ過去の話は終わりにしない?今は私と登下校デートしてるんだからー」

確かに傍目から見ればデートになるのか。

「いや悪い。飛ぶ前は妹だった相手と恋人って言われても、なかなか切り替えられるもんじゃないし」

そういう目で見てない相手と、そういう目で見ろって言われてもな。

「ねぇ。チョコパフェでも食べる?」

チョコ好きなのも変わっていないのか。


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