表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
タイム・リング  作者: 山本 吉矢
23/89

第3章 3話

「人が入れるようにしたいのか?」

「ああ。頼む」

ほぼ最終段階まで来た。

実験の結果、10年までは好きな時間好きな座標へ行ける事が判明している。

これで俺の目的も達成出来る。

「矢野、過去に行くのはいいが、まだ問題があるお」

問題?

「何かあるのか?」

「飛んだ瞬間にワームホールが閉じてしまうお。戻るにはどうしても時差が発生する」

時差?

「どうしても無理か?」

「ワームホールの制御で精一杯」

クリスが言うって事は無理なのか。

「どれくらいの時差だ?」

「飛ぶ時間による。予定ではどれくらいの過去?」

「8年だ」

正確な日時も覚えている。

「時間は早くて15分。座標もおよそ500メートルズレる」

500メートル先へ15分か。

時間的にはそんなに急ぐ必要は無いな。

「問題ない。余裕がある方がありがたい」

飛んだ先でどんなトラブルがあるか分かったもんじゃない。

「次が一番の問題、過去から戻った実験結果が無い。何か起こるか不明」

そうか。

今までは過去に送って現代で回収という事で実験していた。

それは物体だから仕方の無い事だったが。

過去から今へ戻した事が一度も無い。

無事に戻れる保障が無いって事か。

「仕方ない、ぶっつけ本番に頼るしかない」

こればかりは、人間でやるしかない。

「お兄ちゃん、大丈夫?」

「大丈夫と言いたいが、保障が無いしな」

理論的には送る方と変わらないのだから、きちんと戻れる。

だがすでに時差や座標のズレも出て来ている。

この誤差のせいで何か起こるかもしれない。

それは否定出来ない。

「だが、ここまで来たらやるしかない」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ