第3章 2話
ふむ。
色々実験した結果、判明したのは。
1年前以上飛ぶ事が出来るのかは不明。
回収の事を考えて場所は小屋限定で過去に飛ばしたが。
1年前以上だと飛ばした物体の姿が消える。
「仕方ないわ。1年以上前だとここはあなた達が所有してないんでしょ?」
そういえば、ここを俺達が使えるようにしたのは1年くらい前か。
「それより前は学校の所有物なんだから、定期的に掃除だってするわ。その時に回収されてる可能性は高い」
試しに関係者以外触れるなと書いたメモすら無駄だった。
これだと1年より前に行けるか分からない。
単に飛べないだけなのか、水谷の言う通りに飛んだけど回収された結果ここに無いだけなのか。
それを見極めたい。
「どうするの?」
「そうだ。タイムカプセルのように地面に飛ばせば」
地面なら、そう簡単に回収されない。
「なるほど。文字通りタイムカプセルを作るって事ね」
よし。
その方向でやってみよう。
時間は2年前、座標は小屋の入り口近くの地面30センチ下。
よし!
起動した後は地面を掘る。
「あった!」
間違いなく過去に飛ばした物だ。
飛ばす前に記載した2012年9月10日月曜日午後5時25分の文字がある。
成功だ。
つまり1年より前にも飛ばせる。
次は。
「そうだ。この学校は何年前まであったんだ?」
かなり古い学校ではないが、さすがについ最近って訳でも無いはずだが。
「開校は1950年だから、62年前ね」
そんなに前から?
意外と古かったのか。
「それなら問題ない。試しに10年前で成功するかやってみる」
俺の最終目的は8年前。
10年前で成功出来ればそれ以降はやる必要は無い。
同じように10年前で座標は同じく地面30センチ下。
ドラム型洗濯機に石を入れ扉を閉める。
しかし、このドラム型洗濯機の構造が安全装置にも繋がるとはな。
さすが一条だ。
「起動!」




