第3章 ついにその時
2012年9月10日月曜日。
土曜日が休校日の為に月曜日まで待つ事になったが。
別に慌てる必要無いんだよな。
でも、どうしても実験がしたくて授業も上の空だった。
案の定、小屋には俺が一番乗り。
「まったく。子供じゃないんだから」
うわっ。
「水谷!?なんでまたおまえが」
俺の背後にいた。
ったく。
驚かすんじゃないっつーの。
「べっ、別にいいじゃない。ここまで来たら部外者なんて嫌よ」
「いや、部外者だろ。お前をクラブメンバーにした覚えは無い」
なんだかんだ居ついているが、部外者だ。
ただクラブだからそこまでの規則も無い為に、個人で来てるなら邪険にする必要も無いと思っただけ。
「秘密にしてくれるのはありがたいが」
「じゃあ、クラブメンバーにしてよ!」
はぁ!?
「おいおい。タイムマシンを一番否定してたのは水谷じゃなかったっけ?」
だから俺と口論になっていたんだし。
「実験が成功している所まで見て、どうやって否定するの?」
それはそうだが。
「だいたい。否定していたのは最初の頃じゃない。山田さんを連れて来たのも、留学して来た時にいい部活動があればって言ったから教えてあげたのに」
そういう事があったのか。
「ところで何の役に立つんだ?俺とクリスは理論、桜崎はプログラムに一条は機械技術。里香は議事録係りと役目があるが、もうここまで来てやってもらう事なんて無いぞ?」
「いっいいじゃない!私がいても」
なんだそりゃ。
「それとも、邪魔?」
なっ!?
なんで、いきなりしおらしくなる!?
くっ。
「実験の邪魔さえしなけりゃいい」
「ありがとう!」
嬉しそうに手を握っちゃって。
「あっ!」
突然手を離す。
ん?
「べっ、別に今のは形式的なんだからね!」
なんでツンデレ?
Tips:ツンデレ 普段はツンツンした態度だけど、急にデレたりする態度の事。ツンデレの定義は色々あるが、本来は素直にデレるのを隠す照れ隠しな態度の事。




