第2章 2話
さらに次の日。
小屋に入ったらすでに水谷がいた。
今日も涼しみに来たらしい。
解散を告げに来た訳じゃないならいいか。
他の生徒達は寄り付きもしないしな。
何せこの小屋には学校の中でも有名な変人が集まってる。
俺もその一人。
自覚は出来ている。
他には一条がいて、作業をしている。
今はデジカメの修理をしているようだ。
里香はまだ来ていないから、俺がお茶でも出すか。
「どうぞ」
「悪いわね。今日も来て」
「クラブメンバーじゃないからと文句は言わない。どうせ他の人は来ようとも思わないからな」
だから目標に向かって集中出来るんだけどな。
「ところで、前に来た時にも気になってたんだけど。これらは全部一条さんへの依頼品?」
それはこの小屋に置いてある物のようだ。
目覚まし時計にブルーレイレコーダー、そしてドラム型洗濯機も置いてある。
「この洗濯機は違うぜ?」
一条が気づいて答えた。
「違う?」
「ああ。毎日暑いだろ?いくらここは冷房が効いてるからって、汗の匂いは気になるしな」
えへへと笑う。
そこはやはり女性ならではか。
「ちょっと待ってよ。洗濯するのはいいけど、どこで着替えるの?」
あれ?
そういえば。
「しまった。考えてなかったな。ここじゃ駄目なのか?」
「駄目に決まってるでしょ!ここには矢野君がいるの!男性の目の前でどう下着とかを洗濯するって言うのよ!」
これは水谷が正しい。
「一条。ここで洗濯するなんて聞いてないぞ」
俺も修理依頼の部品かと思っていたからな。
「あはは。悪い悪い」
まったく。
「こんにちわー」
里香か。
「あっ、水谷さんも来てたんだ。水谷さんもチョコクッキー食べる?」




