リィちゃん
リィちゃんの日々
「嬢ちゃん~注文いいか~~~?」
「はい~!」
「お姉さんこっちも注文いい~~?」
「はい~~!!ただいますぐに~!」
「リィちゃん、これできたからお客さんとこ持ってって~」
「はい!いってきます!!」
・・・忙しい・・・・・・・。
とりあえず飲み物出して・・・自分でできる料理とかはやって・・・洗い物もやって・・・・・・
「っ熱・・・・・!!」
揚げ物やっとこうと思ったら油跳ねさせちゃった・・・・・。
・・・・・さっさと洗い物しよ・・・・・・・。
―――――――――――――――――――――――――
「ターシャさん~、今作ってるの出したらいったん聞いてる注文終わりです~」
「やっとだね~~、もうちょっと頑張ろうね~」
「はい~!頑張ります!」
「こんなに働いてくれるのリィちゃんくらいだわ~~~、いつもありがとうね~」
「本当によく働くねえ~~、ほんじゃ俺ももう一杯もらおうかな~~」
「あんたはただ飲みたいだけでしょうが~~、、、リィちゃんおかわり入れてきてあげて~」
「はい~~~!!」
・・・今日もいつも通り賑やかで、店主のターシャさんも優しいし、常連さん含めお客さんも良い人ばっかりだから、忙しいけど頑張らないと・・・・・。
「リィちゃん、明日は休み?」
「いや・・・明日は事務の仕事で・・・」
「働くねえ・・・じゃあ余ったし今日お客さんに出してたボイルチキン持っていきな~~、そのへんにあった野菜も入れとくよ」
「いいんですか・・・!?明日のお昼で食べます!ありがとうございます・・・!」
「学校もあるしあんまり無理するんじゃないよ、ま~ここはいつも人手不足だからどうにもならないけどねえ・・・」
「ターシャさんのおいしいご飯が食べられるのでいつも元気です!ありがとうございます!!」
「うれしいねえ、今日もおいしいご飯つくらないとねえ~~、さ、ご飯の準備しようかねえ」
―――――――――――――――――――――――――
「帰ります~!ターシャさんチキンもありがとうございます!!」
「またよろしくね~!明日も寒いみたいだからあったかくするんだよ~」
「はい!ありがとうございます!おやすみなさい!」
「おやすみ~~!」
―――――――――――――――――――――――――
「ただいまー・・・・・・。」
部屋の電気をつけ、ターシャさんに頂いたチキンやらを冷蔵庫に入れ、それから着ていた服を適当にまとめ、手を洗って部屋着に着替える。
店に出る日はたいてい家に帰ってくるのが日付を超えてからになる。
次の日の仕事は朝からなのでできることなら早く入浴をすませてベッドに寝転がって掛け布団やらのあたたかさに包まれて寝たいわけだが・・・・・・
「無理だ・・・ここで寝よ・・・・・・」
カーペットの上にある小さなクッションを枕に、もはや床(カーペットの上)で寝る時用になってしまった毛布にくるまり、目を閉じる。
床で寝るのは今に始まったことではない。
実家を出て最初のころはそれなりにベッドの上で寝るようにできていたとは思う。
しかしだんだんと床で寝ることが増え、今ではほぼ毎日床で寝るようになってしまった。
全部諦めてベッドで寝たほうがましなのかもしれないが、入浴もせずベッドに上がることに嫌悪感を抱いてしまい、床に寝ることで今は落ち着いている。
最初に床で寝始めたころはあたたかい季節だったこともあり、そのへんのタオルケットにくるまって枕も無しに寝ていた。
その頃と比べると、季節柄があるにしてもだんだんと床で寝る道をきわめてきているような気はする。
ベッドで寝ようにも、この生活のせいかベッドの上は洗って干し終わった洗濯物でいっぱいになっており、ベッドの上で寝るにはそれらを片付けるところから始めないといけない。
床で寝るの、体バキバキになるからあんまりよくないことぐらいわかってるんだけどね・・・・・。
さっさと寝て朝シャワー浴びて仕事いこ・・・・。
外では頑張れるけど、家ではそうもいかないですね・・・。
ちゃんと自分で物語的なものを描くのが初めてで日本語にときたま違和感があって修正をかけています。すみません。