探し人を求めてダンジョンに潜っていたら王女や魔王に懐かれてそれどころじゃなくなった
バーゼラント王国一等級ギルド、フェッロ・クローフィに所属するキトリアはギルド内でも指折りの実力者。しかし出身が孤児で貧しかったため被差別民の証である首輪を付けられていた。彼を実力者へと育て上げた師匠とも呼べる存在であるニヤーネが行方不明となり、その行方を追っている。ところがある日、ギルドの命で組まされることとなったパートナーが庶民離れした世間知らずの少女だった。彼女は何故か行方不明前のニヤーネの情報を有しているため、それを聞き出そうと彼女と向き合うキトリアだったが……。