僕たちが召喚された理由
この話数は三人称です。
視点変更
王は疲れた顔を出さないように本当はもう全て投げ出したいでもこの国を捨てて逃げる事などできない。
逃げるなら30年前に逃げている...
そんな思いを胸にしまいボソリと近衛騎士に呟いた。
「期待できるのはあの少年だけか...」
それを聞いた近衛騎士は剣の柄をそれとなくな触り少し足を広げ周りを警戒し王に言った
「彼は別格ですよ。」
王は彼が召喚できてよかったと呟き。そして何か視点が感じた王はその視線の先を見るとニタニタ笑ってる少年と目があった。
「そうだな。彼は別格だ。でだタツよ。あの少年がニタニタ見てくるんだがあれは何だ...」
タツは近衛騎士隊長だ。
「さっきから王を見てますが少し気味な悪いですね。何を考えてるのか...」
「よからぬ事を考えてなけばいいのだが...」
そう王が言うとタツら剣に少し触れ目を細め言った。
「あの少年が何をしてきても私が守ります。王よ。それにあの少年には何の脅威も感じませんし。かなり弱いですよ?ただ気味が悪いだけですね。」
そうタツは言い切った。そうまだ相手にはなりはしない。そう少し呟きその声が風に流されて言った...
「そうだな。だが...」
王はそういうとタツは分かってますって呟いた。タツは高校生が来る前の事を思い出し王の顔を見て悲しげな表情をした。
だが顔を振り顔を引き締めて言った。
「期待した存在には慣れないだろうと思います。それでも一般騎士ぐらいの力は身につけるとだろうから油断はできませんね。」
そうタツがいいリュウ王は頷きタツに注意いや改めて意識を促し言った。
「いつ相手がこちらに害をなすか分からん。隙を見せるな。」
「はい。」
そんな話しを近衛騎士隊長タツとリュウ王がしていた。
そして王は騒めく異世界からきた召喚された物達が落ち着くまで黙って目を瞑り静かになるのを待った。
それからしばらく騒ついていた生徒達がそんな王をみてドンドン波が引いたように静かになっていった。
「話しを続けるがその敵対してる種族は細かく色々いるがだがたった一つの種族の王が原因だ。」
そう王が言うと異世界から召喚された生徒がポツリと零した。
「もしかしてさっきから敵対してる種族とか世界の崩壊とか言ってるけどそれを止めるためここに呼ばれたなんてないよね..」
そう1人の生徒が言うと隣の生徒が呆れたように言った。
「は?そりゃないだろ。俺らスポーツがちょっとできるってだけの高校生なんだぜ?そんなの世界の崩壊させるような恐ろしい種族相手に何するの?」
「そりゃそうだよな。何か物騒な話しが次から次へと出るからもしかしてって思ったんだ...」
そういうと逆に座ってた女性の生徒も何アな事言ってんのよって手を振り笑いながら手を振りながら隣の生徒に話しかけた。
「いくらなんでもそれはないでしょ。でもあれなんで私達個々に呼ばれたんだろ?」
女生徒がそう呟いたの聞いて答えようとしたが..
「え?そんなの...」
そう全く分からいまだ何の目的で召喚されたのかも分からない。
そんな今状態にいる事に気づき1人の学生ケンジがゴグリっと唾を飲み込む王に声を震わせながら王に聞いた
「あの何で俺たち召喚されたんですか?」
そうケンジが聞くと王が目をゆっくり開けその目開け始めたかと思えば急にクワって目ヂカラが強くさせはっきりと言葉にした。
「この世界の最悪の魔族の王。その大魔王を君達の力で倒してほしい。」
そう王ははっきりいった。