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レンは王に何を聞いたんだ?

 ユウジ


 レンがこちらに庭をコツコツ歩いてくる。何だがその足取りが重くすごい深刻そうな顔で歩いてきた。


 僕はそんないつもといつもと違う雰囲気に呑まれていた。


「みんな悪いがすぐ王の前に来てくれ。」


 そうレンが言う。今少しレンの声が震えた気がした。だけど僕はそれ聞かなかったことにした。いや考えないようにした。


 するとケンジが前にでて訝しげみマユを顰めレンの前にでた。


 そして僕は今心臓をバクバクさせ服を心臓あたりをグッ手握り服の皺を寄せ何とか落ち着かせようとした。


 すると周りの生徒達も何だがレンの重い空気を察って空気が重くなった。


「なあレン? いきなりどうしたんだ。お前がそんな事言うからこいつらも.... 王様と何話してきたんだ?何か変だぞ?」


 そうケンジが言うとレンが呆けた顔をしたかと思えば顔をパンって叩かき気合いを入れたのかいつもの頼りになる顔に戻っていた。


「ごめん。俺も王様と話して混乱してたみたいだな。ここま王様と話したが皆んなも聞いた方がいいと考えてた。だから失礼承知で王様にたのんだ。もう一度皆んなに説明してください。って頼んだんだ...」


 そうレンが言ったが僕は話聞くだけならあんなに長い事話して今更なんでもういど話す必要があるんだ?


 僕はどんな話を王様がしたのか知らないので訝しげに首を捻っていた。


 ケンジも同じ事を思っていたのか僕が思ってた事を聞いた。


「何でだよ? 話しを聞くだけならレンだけ充分じゃないか?それに結構長く話し込んでたし流石にいちからまた話してくださいって言っても王様怒るんじゃ....」


 そうケンジが言うと苦笑いを浮かべ頬を書いて言った。


「いやな。遅くなったのは俺が話し聞いて少し混乱したり質問したりとしてたからだ..」


「へー? お前が混乱ってそんな事することあるんだな..」


 そうケンジが言うと少し眉間のシワを寄せて僕にも言ってた言葉を発した。


「俺を何だと思ってんだよ? 俺は感情のない精密機械人間か? お前らと同じ感情のある人間だぞ?」


「そう拗ねるなって!」


 そうケンジが少しいじけたレンの肩を叩いて笑って肩を組んだ。


「いじけてねぇよ! でだ! 話し戻すがお前ら腹をくくって王様の話を聞け! じゃないと頭が話しに追いつかなくなるぞ...」


「何だよそれ...」


そうケンジが呆けたがレンは言った。


「俺はお前らを守る。だけど勝手な事されたら悪いが俺はどうする事もできない。それに俺自身生き残れるか分からないそんな話しだ...」


「な...!」


「とりあえずまず王様の話を皆んなで聞こう。みんな着いてきてくれ。」


 そう言うとみんながゆっくりとした足取りで歩いてた。皆んなレンの話しを聞いてだんだんと現実逃避も出来なくなってきてしまったんだ。


 皆んな気づいてないがだがあと少ししたらまたさっき見たいに感情が爆発しそうだ..


 やっぱりみんなこの先が全く見えなくて無意識に騎士の格好して本物とわかる剣や王様やその家族など見ても考える事を放棄していた。




 ユウジ 回想


 そういつもと変わらない卒業間近で少しシンミリしていた。だが突然そんな僕らを体を突然動かなくなりなんだってなった。そしたら次は地面が青く光だした。


 僕はその幻想的な光景を見て幻でも見てるのかと思った。


 だがすぐそんな考えが吹っ飛んだ。その光が突然バチバチっとしだし周りの叫び声なんて聞こえなくなってしまうぐらい凄い音だったんだ。


 そして僕らはただ混乱してたと思う。当然だよ。あんな目にあって平然としてる人何ているはずがない。例外は僕の目の前にたってるけど。


 そしてその光が爆発して周りが見えなくなって目を開けたらこんな武装した人達が僕らを囲んでいるんだ!そんなのどうしろっていうんだ!


 そんな事考えてたら気が狂って今にも泣き出しそうになった。


 そして僕らはまず何で突然こんな大きな桜の木の下にいたのかもわからない。気づいたら囲まれてたんだ。


 僕らがまだ不満などが爆発しないのは無意識にそれを考えたら自分の感情を抑える自信がないからだ。


 そしてもし暴れたりした何かしたら..


 僕は騎士をチラリとみて僕がその剣で斬ららるのが頭に浮かびパニックなりかけたが何とかすぐ違う事考え現実逃避させた。


 僕は皆んなが動きだしてるが僕はその中で固まっていた。






 ユウジ


「ユウジ?」


 僕は顔を上げレンの顔をみて何だが力抜けた。


 どうなるか何て分からないけど僕らはレンに着いていけばいいんだよ!


 そうだよ。またいつもの様に皆んなを引っ張ってくれるに違いないーー。


 僕は本気でそう思っていたんだ。


「ごめん。少しフワンで固まってたけどもう大丈夫だよ。」


 僕は裏の感情のない純粋な笑顔で言った。


 そうするとレンは安心したのか..


「その様子なら大丈夫そうだな! いこうぜユウジ!」


 そう言うと最高の笑顔でレンが僕に言った。そして僕はレンの後を追った。





 回想


 僕はレンに着いて行けばどうにでもなると本気で思っていた。


 だけどそれはただレンに甘えもたれ掛かってるだけだったんだ。


 どんな人間だっーーーーはーーだ..















とうとう明かされます。

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