どうしたんだろ?
ユウジ
僕はレンが歩いて行く後ろ姿を見ていた。
何だがレンの背中が少しいつもと違うように見えた。
何て言うんだろ? 姿勢かな? 何か少し違和感を感じたんだがまあ大丈夫だろっと僕は頷き自分に言い聞かせた。
だってまさかあのユウジが緊張何てするわけがない。
僕はレンが緊張して体を固ますとこなんて想像できなかった。
他のクラスメイト達は凄い疲れた表情し地面に座り語っていた。
「はあ.. 何か凄い疲れた。」
「本当騎士が剣を抜いて突然動きだしたときマジ死ぬかとおもったよな..」
「おれは王の敵襲か! って剣を抜いた時心臓が止まるかと思った..」
あれは卓球部の部員だ。同じ部員の仲間と話していた。ちなみに僕とレンは二年になったときスポーツ科のクラスに進んだ。
まあ強い弱いは関係なく部活していれば入るクラスだ。
まあ部活してない人入ってこない。普通の勉強ができるエリートクラスや芸術クラスに入る。初めは僕は芸術クラスに入ろうかなって思っていた。
スポーツクラスは陰険な人が多くて同じクラスにずっといるのを想像すると吐きそうになる程嫌だった。
だけどレンに俺と行こうぜっと言うもんだから断ったら何かレンがショック受けた顔で固まるもんだから思わず冗談だよって言ってしまった。
すると本当か聞いてきたが本当だよって笑って自分をごまかしレンをごまかした。僕はレンのショックの顔を見てレンを傷つけたって自分を責めた。
すると何とか嘘だろって言われずそうかって嬉しそうな顔を見て何だが僕も嬉しくなった。
でもレンって鋭いから時々バレる時があるだ。
ぼくはその日レンに5秒ぐらい僕の顔をジッと顔みるもんだからいつもそんなジッと見てこないのにっと笑い何とか騙せた。
本当僕は嘘つきだ。唯一僕を親友って言ってくれるそんなレンを騙すなんて..
でも嘘つくよりレンのあの顔見る方が僕は嫌だったんだ..
あはは..
そんな事するから僕は本当に友達と思える人がいないんだ。
レンも例外じゃない僕の事親友って言うが僕にはそれが荷が重く感じていた。
あのレンの親友なるならそれ相応の人じゃないとダメだと思うんだ。
だからどうしても僕は対等な関係になるなんてしかもその上の親友になるなんて無理だって思った。
それを遠回しに言葉を濁して重ねていくとレンの表情が曇っていった。
それを見た僕はズキリとしてはぐらかしてその話しを終わらせた。
僕はため息つき卓球部の話に聞き耳を立てていた。
「でも俺らのクラスにはレンがいたから良かったけど..」
「もし他のクラスが俺らみたいな事態になったらどうなるんだろうな..」
「っ! お前そんな事想像させるなよ!」
「ごめん。確かにろくな事にはならないよな..」
僕はそれを聞いて確かに僕たちはまだ運がいい方なのかもしれない。もしレンがいなければ僕らは...
うー!! 考えた所で最悪な未来しか思い浮かばない...
本当に僕らのクラスにレンがいた事で僕らは助かったのかもしれない。
レンがいて運が良かったって言う人もいればいやそもそもこんな訳の分からない状態に陥ってる状態で運もいいも悪いもないだろうって少しキレてるしともいる。
だけど僕は思うんだ。レンがいたから最悪から更に悪くなる事がなかったのだ。
何かクラスの7割ぐらいレンの悪口を言い出した。僕はそれを聞き何なんだ こいつらは! って思った。
このクラスはレンがいる前では何もしないがいなくなるといつもこれだ。
だけどこの時ばかりは僕もイラってした。
「あいつまた突然仕切りだしよな..」
「そう言うのうざい」
流石に頭にきたので何か言ってやろうか思ったが僕の気持ちを代弁してくれた女子生徒がいた。
「何言ってんのよ。 あんたら何も出来ない癖にそんな事言うんならあんたが王様のとこ1人で言ってきてよ...!」
男は何も言い返せず黙ってしまった。
ここの女子は少ないがほぼいい人達だ。こんな場面でユウジを非難しないしさっぱりしたいい人が多い。
まあなかにはいるんだけどね。わざと人の足を引っ張る人。
それは男にも女にも言える事だけど..
僕はレンまだかなって王様がいるであろう場所は騎士に囲まれて見れない。
待つしかないかと呟いた。僕らがいる場所は今昼から夕方になっていた。夕日が僕らを照らし少し座ってるのも怠くなってきた。
どうしたんだろって僕はずっと王様とレンがいる場所を見ていた。
すると騎士が道を開きレンが出てきた。
僕は長い事何話し込んでいたんだろって首を傾げた。
そして僕はレンを見て冷や汗を書いた。レンが物凄く真剣な顔してこちらに向かって歩いてきてるからだ。
こう言う時レンは皆に安心させようする。それがレンだ。だけどそんなレンは深刻な顔してるなにが起こってるんだ?
僕はそんなレンの顔みて不安になっていた。