ーーっ! レン!!
ユウジ
だいまおう? ん?それ倒す?
え?だいまおうたおす?
僕は今王が言ったこと言葉によって固まっている。
僕は頭が混乱して呆けているとケンジが王に言った。
「そんな! 俺たちは世界を崩壊させるような奴と戦わせるために呼んだんですか! そんなの無理だ! 」
ケンジが叫ぶとどんどん不満の声がポツリポツリと皆声が溢れて出してきていた。
「そうだよ! 無理だ! 俺たちを返してくれ!」
「そうよ!私達に何求めてるのよ! 今すぐ返してよ!」
僕は大魔王を倒せと言われ混乱した...
そして僕も元の世界にー!
って言おうとしたとこでピタリと止まった。僕そう言えば帰りたい理由何てないって事に気付いたんだ。
親は小さい頃死んだ。それから親戚にたらい回しにされ僕は1人で生きる事選んだ。親の財産はあったから学校には通えた。
そんな僕には元の世界に仲のいい友達なんていない。多分僕がずっと行方不明でもあいつ死んだかって笑ってそのあとすぐ僕の事忘れるんだろ。
そんな事思っていた。
皆んなは必死に返せって言ってるけど僕はどうしたいんだろ? こんな危険な世界残るのは危険だ...
だけど元の世界に帰ってどうするの僕は...?
僕は何だか気持ちがどんどん冷たくなっていく感じがした。
すると突然一際大きな声が皆んなの声をかき消した。
「ふざけんなこのくーー!!!!」
そう1人のヤンキーみたいな空手部の部員が王に暴言吐き王に殴りかかろうした。
すると皆んな声がピタリと止まりすぐゲンを止めようとしようとしたがゲンの周りの手を振り払って王の元へ...
「シネァアア!!!!」
そんな暴言を王に吐き向かって言ったが騎士の1人がゲンを横から襟掴み関節極めさせながらそのまま地面に押さえ込んだ。
「っがぁあ!!離せ!!」
ゲンは暴れ離せ!!って叫んでいるがこれはどうしようもない。いくら何でも王に殴りかかるのはまずいって事は僕らも分かっていた。
まさか王に殴りかかる何て思わず騎士に押さえこまれてるゲンをクラスメイト達は呆然と口をポカンって開け見ている。
1人の騎士が剣を抜いたのを見てクラスメイトから悲鳴があがる...
僕も顔を真っ青にさせ震えていた...
だがそこで1人の生徒が動いた。
「待ってくれ!」
そうレンだ。すると一番強そうな騎士がそんなレンに剣を向けたのだ!
「ーーっ! レン!!」
僕はそう叫んでいた。
レンカッコイイ!