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疑われる弟子
その晩、武館に泊まった全員が役人から聴取されたが、疑わしい者はいなかった。
「外部の者の犯行だろうな。捜査を続けるが今日はこれで帰る」と言い、役人は帰って行った。
その後、皆で集まり話合った。
「今回の大会をよく思わない者の犯行だろう」
李が言うと皆が賛同した。
「だがチャオ先生は恨みを買うような人ではない」弟子が言った。
事件が一段落するまで皆はチャオの武館に滞在する事になった。
街でも今回の事件は話題になっていた。
李が茶館に行くと皆、噂話をしていた。
李は茶を飲みながら話を聞いていた。
「チャオ先生は毒殺されたらしい」客が言った。
「弟子が怪しいな」
「フム。しかし先生の側近が果たして、そんな事をするだろうか」
「わからん」
客は勝手に推理していた。
李が武館に戻るとチャオの弟子が話かけて来た。
「私が疑われているようです」
「潔白であれば心配する事ないでしょう」李が言った。
「そうですが不安です」弟子が言った。
「武術の練習をして気分転換した方が良いですよ」李が言うと「わかりました」と言い、弟子は中庭に出て行った。
李は部屋に戻った。




