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幻影

ある日突然怖くなったんだ

何もかもを捨ててきて 全てのものから逃げ出した

わずかに残っていた希望も 途中で落としてしまった

とうとう空っぽになった 自分の意味がなくなった

振り返れば あったはずの世界が 完全に消えていた

どうしようもない

疲れがたまり わからなくて 忘れた記憶は

もう遠い過去の話

でも 僕がいなくなるのは

もう近い未来の話

そんな中 ふらふらと 希望をかき集めようとしたのは

ついさっきの話

幻影を追うのもこれで最後だね

さようなら

さようなら

さようなら


君にふられたその晩から 僕は実体のない幽霊で

ふらふらと外をさまよっている

思えば色々なところへ行ったね

でも残っているのは後悔ばかりで 勇気とか希望とか

とにかく僕を動かせるものは何一つなかった 君を除いて


突然君のファントムが走り出した

それを追うように僕のファントムも走り出す

そうだ まだやれることがある

泣いてもいい 涙流してもいい

溢れる感情を共にわかちあおう

どこまでも走るんだ 本当の君がいるところへ

またあの二人になれるように


着いたのは最初と最後に会った思い出の場所

さあ鬼ごっこは終わりだ 色々あったけど大丈夫だよ

あとは君を抱きしめるだけ それなのに

伸ばした僕の手はむなしく空を切るばかり

何故君の姿が見えないの? ここには…いないの?

僕にはこの景色こそがたった一つの世界なのに

全て幻影だったんだ

それは何の未来も写し出さない もう

君と過ごしたわずかな時間だけが 僕のストーリー

今までずっとそばにいてくれてうれしかったよ

あなたのことは死んでも忘れない

ありがとう

ありがとう

ありがとう


僕は生まれたその時から 君にすべてを捧げるつもりで

ぶらぶらとたださまよっている

辺りを見わたせば 今までのファントムが悲鳴をあげている

想えば様々なことをしたよね

でも手にしたのはどれも中途半端で 成功とか完成とか

とにかく何一つ残さず消してしまった 君も含めて


突然僕のファントムが走り出した

それを追うように君のファントムも走り出す

そうだまだやることがある

つまらなかった おもしろくなかった

溢れる感情は行き場をなくした

どこまでも走るんだ 本当の君がいるところへ

とっくにあの二人はいなくなったけど


着いたのは崖っぷちのどこかの海岸

さあ隠れんぼはこれで終わりだ 出ておいで お願いだから

どうしたことか わかっていたはずなのに

君はいなかった 僕の前に現れはしない

伸ばした手は目的がわからず空を切るばかり


手招きするように僕のファントムが崖から飛び下りた

それしかない イヤだイヤだと君のファントムが首を横に振る

だけど 君の言葉も信じてあげることができなくて ファントムに逆らえなくて 静かに足が動き出す

何故君の姿が見えないの? どこに…いるの?

僕にはこの現実こそがたった一つの真実なのに

全て幻影だったんだ

それは何の未来も写し出さない もう

崖から落ちていくわずか数秒間だけが 僕のストーリー

今までずっとそばにいてくれてうれしかったよ

あなたのことは死んでも忘れない

さようなら

さようなら

さようなら


これで僕の物語は幕を閉じるけど

僕のファントムが永遠に輝き続けますように

かき集めたほんの小さな希望を胸に

いつまでも 消えることなく 輝き続けますように


幻影を追うのもこれで最後だね

さようなら

さようなら

さようなら

さようなら

さようなら




暗いです。

とにかく暗いです。

何があっても、どんなに辛くても、自ら命を絶つのはダメだと潮風は思います。

ぜひこの詩を反面教師にして、前向きに生きてほしいです、読者のみなさまがたには。

文章力も含めて、ぜひ反面教師に(笑)


ではまた明日お会いしましょう!

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