砂漠の町××~伝説は今ここに~
いつの間にか 町が砂漠化
しかしそれは 突然やってきたわけではない
徐々に 段々と 悪が勢いを増してきた それだけの話
その頃からか 人々は 何かを求め始めていた
決して求められない何か 簡単に手に入る何か
そのどちらでもない何か
今まさに「イエー」と叫びたくなる衝動を抑えながら
旅に出た
四方八方より迫り来る砂嵐を手で防ぎ 前へと進んだ
行くあてはわかっている 行き先もわかっている
行き方もわかっている それなのに動かない足
ちょっと経ってようやく動いた
何も恐がることはない 何も恐れることはない
そう自分に言い聞かせながら また進んだ
今度は楽に進める 目の前の景色が
わずかに変わる
横に見えてきた 王の屋敷を過ぎて はっとした
もう残された時間はあとわずかだと 気付いた
あわてるな あとちょっとだ もうすぐすべてが終わるから
心配するな すぐそこだ 目の前だ 絶対に間に合うよ
僕は一直線にかけ抜けた
そこはオアシス 人々が集う 絶対に欠かせない場所
ある特定の日にしか出てこないものを 僕は探してる
そうだ 探すんだ そして 手に取るんだ
今なら見える 今なら触れる
この世界を感じ取るんだ
「イエー」今なら言える 初心にかえり そうつぶやいた
また来るこの日 今日も僕は行く 伝説の国求めて
××は自分の住んでいる地名です。
この詩は簡単に言うと「卵を買いに行く詩」です!
イエー=自宅、王の屋敷=ファミレス、みたいな感じで言い換えてます。あれですよ、言い換えは詩の基本ですよ(それは比喩……これは違うよorz)。
卵や牛乳、納豆って安くなる日が決まってるじゃないですか。なのでおつかいを頼まれるわけです。そう思って読み返してみて下さい。そうすると、意外と面白く読める、かも。