無邪気に笑う君が好きーありのままー
「ありのまま」
僕なりに、
今日を生きて、
急ぐこともなし。
焦ることもなし。
今、言えることってありのまま。
のんびりと、
構えて、
人間のお話。
考えてみた。
疑問はいつも厄介なことだけど、
楽しいことでもあるような。
階段を降りれば、
猫が僕を見て欠伸を残す。
アンプの上にはいつも欲しいものが溢れていた。
ノート。
クレヨン。
缶コーヒー。
全てはいつも揃わないけど、
ありのままの日々が何より一番愛おしい。
滑稽に時間はいつものようにぐるぐると回る。
傘を片手に、
切符を買って朝を待つ。
考えた過去より、
素晴らしき週末へ。
今日一日の汗を拭い、
穏やかな季節に身をゆだねる。
ありのままの日々。
鏡に問う。
それは、
懸命に頑張る人の喜怒哀楽。
僕にはまだまだ時間がある。
アンプの上にはありのままの時間が動く。
ありのままの人間のお話。
「無邪気」
無邪気に笑う。
嬉しい酒を飲む。
くだらなくない。
豪快に、
豊かに。
そのままで。
難しいことなんてない。
僕なりに、
生きてきて、
戸惑うこともさぞかし多かった。
昔、
月を夢見た人間達の言葉達。
そこにあるのは無邪気で愉快な人間達の志。
腕組みしては考えて、
実行すれば幸せ見える。
人間の証明に生き様が刻まれる。
らしくないか。
がらじゃないか。
今、言えることが最大の幸福。
くだらなくない。
無邪気に生きる人間達に、
最大の至福のときを。
「あいつ」
恋してさ、
愛してさ、
苦しんでさ。
辛くてよ。
不幸も幸せの一部だと思いたい。
傷ついた空の下の日々をたった一人のあいつに捧げるよ。
テレビの中ではお偉いさんが水を飲む。
あいつ。
あいつ。
あいつ。
僕は愛されたんだな。
似た者同士のいくつかの恋といくつかの時間。
歯医者で考えることいくつか。
あいつの悲しそうな瞳。
抽象画を眺め我を知る。
あいつの唇は忙しそう。
新聞を眺めるとあいつの好みの役者が結婚。
時間と戦う人間達の喜怒哀楽、オトギバナシに嘘はない。
恋しくてさ。
恥かいてさ。
頭下げてさ。
地球を歩いてさ。
あいつか。
胸が痛いほど純粋に愛された。
純粋に、
僕なりに、
僕の心は辛くてよ。
また僕はここから走ってはじめるよ。
あいつのいない新鮮な日々を。
「ありのまま」
このままで。
このままでいいから。
ただ、貴女に褒められたくて。
ありのまま。