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焦ったら口を噤もう

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

喚かないのが~。の二人。

シリアスからシリアルに。

母と二人の会話です。

彼が二階へ去った後、私は交換した熊の縫いぐるみを抱き締めて、暫く立ち竦んでいた。胸元まで抱えていた縫いぐるみを抱き上げて、視線を合わせるとつぶらな瞳と目が合った。

『お前だと思って大切にするから』その言葉が脳裏で反芻し、一瞬、この縫いぐるみが彼の姿と重なった。黙って目を閉じる。縫いぐるみ特有の柔らかな感触が指を通じて伝わってくる。そして黙ってこの子にキスを落とした。

君ならば緊張しないのに。でもそれは曲がりなりにもこの子を彼だとは思っていないから出来る行動なのだと思い知った。彼は気にしなくて良いと言ってくれたけれども、其れでも私が恋愛感情を持たない事によって傷付けてしまっている事は明白なのだ。

私じゃ彼を幸せに出来ないのかも知れない。そう思って頭を大きく振った。約束したじゃないか。自分で宣言したじゃないか。それでも……脳を侵食する自虐思考は収まってはくれなかった。

このまま二階に行っても彼は弟とゲームをしているし、何より暗い顔を見せて心配させたくない。だから私が向かうべき場所は一つだった、

「なんだ、君も二階へ行ったのかと思ったよ」

リビングのドアを静かに開けると母が夕飯を作っていた。無表情な顔が私を見て、次に私が抱えている縫いぐるみへと移る。

「交換したんだ」

母から預かったものは女の子の方。けれども未だに私が持っているのは男の子の方。渡した本人からしたら気になるのは当たり前だ。

「そう。えーっと……」

――お前だと思って大切にするから。

その言葉を頭を過ぎった。駄目だ。母の前とは言え、恥ずかしい!! いや、親だからこそ!!

「こっちも可愛いかなー……なんて。抱き締めたいなー……なんて。そのー……」

絞り出した答えは本当に取ってつけた様な解答で、誰が見ても怪しまれる事間違いなし。そこで終われば良かったのだ。そこで。けれども混乱した頭は先程の悩みと綯い交ぜになって、こんな質問を投げ掛ける。

「母さんと父さんの馴れ初め……どうだった? こうやって何か交換とかした」

「うん? 私の話が聞きたいのかい?」

母は黙った首を傾けた。

『焦ったら口を噤もう』これは教訓にしなくてはいけないと思う。

キーボードが作動しなくて、さっきからイライラしてます( ˙-˙ ) 仕事して(  ˙-˙  )


昨日まではぐだりましたが、軌道修正を行いました。

変えたプロット通りです。


熊の縫いぐるみ相手なら緊張しないのに、彼だと緊張してしまう。それはある意味普通のことかと。

でも気にしてそうだな。


んでもって運命的な事を極力ハブいて書いています。

自分が渡したものと違うものを相手が持っていたら疑問に思うよね〜!!

でもあんなベタ甘な会話を親に話せる訳ないよね〜!!


と作者はご機嫌です。


明日は母と父の馴れ初めでも。

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