11話 卒業試験と入学式
後1ヶ月で俺も魔法学園の入学式だ。
「フェルト、今日でお前の先生を辞めることになった」
「え…なんで」
いきなりの事でつい声に出てしまった。
「俺なんかダメなことしました?」
俺は、そう聞いていた。
「いやお前に問題は、無いんだが故郷の国で少しな」
どうやら師匠の故郷"カグラ"でなんかあったらしい。
「わかりました」
「そう言う事で今から卒業試験を開始する」
「ルールは、フェルトが本気の俺に一撃でも与える事だ」
そう師匠は、言った。
その瞬間俺が言葉を発する間もなく師匠が切り掛かってきた。
師匠は、横から腹を狙って切り掛かってきた。
俺は、刀を師匠の刀に当てて受け止めて交わした。
刀が重すぎる。師匠の刀は、重すぎる。
俺は、反撃を繰り出し殺す気で首を狙って刀を師匠に切り掛かった。
しかし師匠は、それを軽く受け流した。
そんなようなのを何回も繰り返した。
このままじゃダメだ。
もう思い師匠から距離を取った。
俺は、そこから斬撃を師匠に飛ばした。
師匠はそれを交わしたが、そこにまた斬撃を飛ばした。
俺の無限に近い魔力を使い斬撃を飛ばしまくった。
一撃でも当たれば良いと思っていたけどその希望は、儚く散った。
そこにいたのは無傷の師匠の姿だった。
その時俺は、魔力で足の速さを強化し師匠の首に向かって刀を立てた。
「僕の負けだ」
「君は、今日で卒業になる」
そう言って師匠は、家に入っていった。
夜
師匠は、夕食を食べ終えた後家の中のメイドさんやライカにお礼を言っていた。
「えー、結ちゃん帰っちゃうの?」
「あぁ、すまんな、ライカには、世話になった」
そう言っていた。 俺が知らないとこでライカと師匠は、仲良くなっていたらしい。
朝
「じゃあな、鍛錬は続けるんだぞ」
師匠は、そう言って家から出ていった。
賑やかなやつがいなくなると寂しくなる。
ーーーーーーーーーー
長かった。
国王にあってから約1年俺は、13歳になったってライカが16歳になった。
「フェルト様おはようございまーす」
「今日は、いよいよ入学式ですね!」
ライカが元気よく言った。
相変わらず元気な奴だな。
ライカは、ここ一年でミルト流を上級まで道場で修行し習得した。
「フェルト様、これを忘れずに。」
クルシタは、利正とライバック家の紋章入りのネックレスをわたされた。
このネックレス厨二病感が凄すぎてやなんだよな。
「ありがとうクルシタ。」
そう利正だけを受け取るとクルシタがこれもとネクレスを押し付けてきた。
クルシタもこれ持つのやなんじゃね? まあいいか
その後俺とライカは、魔法学園へ向かった。
魔法学園は、貴族街のエリアからは、徒歩10分辺りのとかにあった。
魔法学園の第一印象は、デカくて綺麗だった。
やっぱり国立の学校は、金使ってんなー
「フェルト様早くいきましょー」
立ち止まり学校の外装を見ている俺にライカが言った。
「うん、行こうか」
そういい学園内に入って行った。
内装は、思った以上に普通だった。
てっきりシャンデリアとかなんか、じゃらじゃら色んなのが着いていると思っだけど違うっぽい。
「中は、普通なんですねー」
ライカもおんなじ事を思っていたっぽい。
「入学式会場は、こちらです。」
職員っぽい人が案内してくれた。
そうすると一箇所賑わっている場所があった。
「なんかあったんですかね?」
「いってみるか」
ライカの問いに答えた。
「きゃーー王子様!」
「こっち向いてヘレス様〜」
女子生徒達が、一人のイケメンを囲って騒いでいた。
その時こっちをみたイケメンは、救いを求める目を向けてきた。
「助けた方が良いかな?」
俺は、ライカに聞くと
「どっちでもいいんじゃないんですか?」
ライカがそう言ったので、俺はイケメンに話しかけた。
「おっ、ここに居た!」
「遅いよー」
俺が話しかけるとイケメンは、藁にも下がる声で答えてきた。
そう言ってイケメンと人混みを出た。
「なにあいつ」「じゃま」
少し文句が聞こえた気がしたけど気にしないことにした。 なぜならライカが親の仇を見るかのように睨んでいたからだ。
「先程はありがとう、助かったよ」
そう言うイケメンは、輝いていた。
因みに俺にそう言う趣味は、無い。
「どうしてあんな事になってたんだ?」
「僕の家柄が少し特殊だからかな」
このイケメンどっかの貴族かな?
「そういえば、名前聞いてなかった」
「僕の名前は、ヘレスこの国の第一王子をやってる」
そう聞く俺の回答は、予想外のものだった。
「えっー、王子!」
今まで静かだったライカが言った。
だけどこれは、俺も驚いた。
「君の名前は、なんて言うんだ?」
少し堂々として聞いてきた。
「俺の名前は、フェルト」
「フェルトどっかで…あっライバック家の長男!」
ヘレスは少し驚いていた。
「なんか変だった?」
「王子の俺にそんなラフに話しかけてきた貴族は、フェルトぐらいだし」
やばいそういえばこの人王子だった。
とりあえず謝っとくか。
「申し訳ございません。ヘレス様」
「良いよ。さっきのままでいて」
「わかった。これからよろしくなヘレス」
「ああフェルトこそ」
やっぱり王子は、ストレス溜まるんだろうな。
「一緒に会場行くぞ」
そうヘレスが言ったので一緒に会場に行く事になった。
「ライカも一緒に……」
ライカの姿が見えなかった。
よく探して見ると奥で女子と楽しそうに話していたので話しかけない事にした。
「そういえば、ヘルスは、何歳なの?」
「俺か俺は……13だな多分」
ヘレスは、少し考えて自分の年齢を答えた。
こいつ本当に王子か、品性のかけらもないぞ。
「おいお前今失礼な事考えてただろ」
こいつ感鋭すぎたろ
「いや考えてないよー」
「お前…まあ良いや」
気に食わなさそうだったけどガバガバと笑っていた。
そんなやりとりをしていると大きな講堂みたいな場所に着いた。
「入学式会場ここかな?」
「ここでしょ多分」
ヘレスの問いに俺が答えた。
そのまま講堂に入ると今にも入学式が始まりそうになっていた。
俺たちは、気まずそうに講堂に入りこっちこっちと手を振っているライカも所に向かった。
大きな鐘の音と共に入学式が始まった。
「皆さんが入学したこの学園は、由緒正しい学園です。これから3年間友と出会い色々な事を学べるでしょう。」
ここの校長の話は、そんなに長くなかった。
そんなこんなで偉い人たちの話を聞くだけで入学式は、終わった。
そして大きな鐘の音と共に入学式が終わった。




