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3歳とは特別らしい

どうもお餅サンドです。


実は前から投稿していた別アカウントがあったんだけど、ログインのパス忘れちゃって新しくアカ作り直しました。◀️◀️くそアホ


この小説はアルファポリス様に掲載中のものを、少しだけ改投したものになります。

先が気になる方はぜひそちらへ!


誤字が多いけどそこはまあ、察してください



どうもノアールです。


昨日、3ヶ月にも渡って準備していた『センバート邸魔法書奪取計画』を無事成功させ、『錬金』以外の7属性の初級詠唱を覚えることが出来たノアールです。


とゆうわけで、昨日のうちに全部試して見た。


まあ前の事件があったからかなり威力は抑えたけど。


扱い方については基本的な五属性である 火 水 土 風 無 は、ほとんど同じ感じだ。


強いていえば火は気をつけないと火事の可能性がある事くらいかな?


そして氷と雷だが、 氷はまぁ、土とほぼ同じ操作感だった。


アイスボールの魔法もほかと同じくわりと自由に造形が出来て、ある程度強度がありそう


土魔法共々日常生活において頻繁に使うことになりそうだ。 今は夏だし特にね…


あと、雷は扱いがめちゃめちゃむずかく、ちょびっと発動しただけで試すのを止めた。


俺は『ノアール魔法暴走事件』で、身に余る力は身を滅ぼすとゆうことを学んでいるので、雷魔法はしばらくはお預けということになるだろな。



「たっといてててて」


それにしても、昨日は地獄だったよ。


あの後すぐに母さんたちも書庫にきて、また軽く叱られはしたが、その後は打って変わって


「それよりもノア! あなたハイハイができるようになったのね?」


って、まぁ息子がいきなりハイハイしてたら嬉しくはなるのは当然なんだろうが


母さんは、俺を抱き寄せて


「さすがは私とデイリスの子ね! 偉いわよー!!ノアーーー!!」


と、髪がぐちゃぐちゃになるほど撫で回された。


そんな感じで次から次へと書庫に来た家族にいちいちハイハイとつかまり立ちを披露したから、全身筋肉痛って訳だ。



「今日はほとんど1日ベッド暮らしだよ。」



「でもまぁ、念願の魔法は覚えれたし、良しとするか!」





俺はこの日から、本格的に魔法の練習を始めた。


歩けるようになってからは毎日欠かさず庭で色々試したりする姿から、家族からは 『魔法バカ』 と影で呼ばれるようになっていたりする。


当の本人は隠れて練習してるつもりなんだけどね。


でもやっぱり前世ではなかった力を扱えるというのは本当に面白いものだ。





ーー

ーーー

ーーーー





それから月日は経ちノアールの3歳の誕生日が来た。



「ノア!早くこっち来てー!」


「はぁ、めんどくさい」




この世界では誕生日という物はそれと言って特別でもなんでもない。


地球のように物を送りあったりケーキを食べたりなんて習慣は一切ないの…


ただ3歳の誕生日を除いては。



医療が発達していないこの世界において、出産は文字通り命懸け


本当に少しのことで、出血が止まらなくなったり感染症になったりで、あっけなく命が散る。

そんな事情だ。


そのため子供が3歳になると今後ますますの成長を祈って盛大に誕生パーティーを開くらしいんだよね


3歳からは病気なんかでの死亡例がぐっと下がるから人間として安定する歳という事らしい


日本の七五三と同じようなものだと考えてくれていいな。


当然俺の3歳の誕生日も同じだ。

しかもウチは田舎ではあるが一応領有貴族なので、テルヌスという町しかないけど町長も呼んでパーティーをするらしい。


正直めんどくさいけどね。





ーー

ーーー

ーーーー



「それにしても、こんなに来るんだ」


現在我が家は、普段は見ないような沢山の人で賑わってます。


シア姉さんの3歳の時もこんな感じだったことを思い出す。


「ふふ、何言ってるのよ当たり前でしょう? ノア、3歳のお誕生日おめでとう! 最近はめっぽう生意気になっちゃったけどね!」


俺の問に呆れたように返してくれたのはエルーナ姉さんだ。


優しい雰囲気が滲み出るテスナ母さんそっくりな俺たちの頼れる長女だな。


「ありがとうエルーナ姉さん、でもちょっと聞き捨てならないんだけど、俺はそんなに生意気?」


「ええ、赤ちゃんの頃は絵本の読み聞かせをせがんできたり、私たちの後を着いてきてくれたりで可愛かったのに! ふふふ」


そう言いながら姉さんは俺の頭をポンポンしてくる


いや、まあそれはこの世界の言語とかウチの屋敷の雰囲気とか知りたかったからなんだけど…そう言われるとなんか恥ずいのはなんでだろうな


常々思うんだが、俺は前世での33年の記憶はある。


でもそれはただの記憶…知識としての面が大きいようで、多少考え方に影響はあるものの、感情とかは子供のそれらしい。


まあ周りから見れば十分大人…おっさん臭い3歳児らしいんだけど。



「あ、エルーナ姉さんも来てた 誕生日おめでと! はいこれ、プレゼントね!」


そんなことを思っていると、次はダリル兄さんが挨拶に来てくれた。


プレゼントとは嬉しいじゃんか!


「ありがと! 開けていい?」


「もちろんいいよ!」


楽しそうに笑う兄さん。


そんな兄さんからのプレゼントは、小さい結晶が3つ付いたブレスレットだった


(ん?あれ?)


「ブレスレット?」


「うん、まだノアには大きいけど、もう少し大きくなったら使えるよ! 長さも調節できるしね、あとそのブレスレットの結晶は、魔法の触媒結晶だから魔法を使う時に少しだけ増幅する効果が付くかも」


(やっぱりそう言うことか、石から微量だけど魔力を感じたからおかしいなと思ったんだ!

というかかプレゼントにこのチョイス、さすがイケメンは抜かりないな!)


ダリル兄さんは父さんに似てかなりのイケメンだ。所謂爽やか系。


それでもって少し抜けてるところはあるけど頭も良いと来た。


こんな完璧人の将来がどんな風なのか、実は今から楽しみにしてる。



「ありがと兄さん! 大事にするよ!」





ーー

ーーー

ーーーー




そんな姉さんたちと話していたら「ノアール様、お時間ですのでそろそろこちらへお願いします」とメイド長のネモが伝えに来てくれた。


はぁ、俺は…というよりもノアールはどうやらこういうパーティーは苦手らしい。


前世での飲み会とかは割と普通にこなしていたんだけどな。



パーティーは父さんの挨拶から始まって、次に俺のお披露目、そして立食パーティーだ。


と言っても所詮は田舎のパーティーだし招待客はセンバート唯一の町【⠀テルヌス 】の町長と、うちの御用行商人くらいで、あとは家族と家臣の人達でのパーティーになる。



それにしても、前から思っていたことなんだが、ここの料理は素朴な味しかなくて飽きる!


原因はわかってる事だ、調味料が壊滅的に無さすぎる!


料理人のダンに聞いたことだが、栽培しているハーブと塩くらいしか、使える調味料が無いそうだ。


御用商人にも聞いたこともあるけど

その商人ノルヴェスが言うに「調味料は元の値が高いしそこに行商の分のお金が乗るのでどうしても割高になっちゃうんですよ」だそうだ


まぁ普段は素朴な味でも全然いいんだけど、問題は今日のようなパーティーの場合、今も机には10種類以上の料理が並んではいるものの現代を知る俺が見るとなんともパッとしないんだよな。


日本の料理の多さとその美味しさは本当に化け物じみたものだったらしいな。


地球の料理を作ってみるのも一考だ。






ーー

ーーー

ーーーー





「ノア! 誕生日おめでとうね!」


「え? あ、うん、ありがとう。 なんかシア姉さんが素直だと、少し違和感があるんだけど」


パーティーもそろそろお開きかな? とゆう頃、今まで姿を見なかったシア姉さんが俺の所に来て、祝いの言葉をかけてくれた。


「何よ、人がせっかく祝ってあげてるのに! ん、ゴホン!まぁいいわ、はいこれ

大事に使いなさいよ!」



なんだかシア姉さんが変だったので煽ってみたら、いつものように言い返そうとしたが、なんとそれをとめ、プレゼントだけ渡してどこかへ言っちゃった。


シア姉さんは俺の2個上の5歳児で、最近はめっきりやんちゃ娘で、よく俺にちょっかいをかけてきたりする。


それに剣が大好きで勉強は超絶無理な性格だから俺とは真逆なんだよね。


いつもはちょっと口答えすると


「お姉ちゃんの言うことを聞きなさい!」


とか言ってくるんだけど、今日は割とまともに接してきたから意外だ。



そんなシア姉さんのプレゼントの包みを開けると、中にはこれまた魔法を使う時に役立つアイテム、マジックワンドが入っていた



まじかよシア姉さん!そんな心遣いできたっけ?

てかめっちゃ嬉しいんだけど!


そして包みの中を見ると、封筒が入っていて、開けると所謂バースデーカードだったんだけどさ


「ノア、誕生日おめでとう。魔法ばかりじゃなくて、剣も練習しなさいよ! シアより」


と、綺麗とは言い難いじで一生懸命書いてくれたんだろうと伝わってくる文章が入ってた。


ふふ、姉さんめ、いつもは俺のお昼寝を邪魔してきたり庭に出て遊ぶことを強要されたりするから嫌だけど、可愛いところもちゃんと有るじゃんかよ!



招待客の相手は面倒だが、それでもなんだかんだといい思い出にはなったな。


ブレスレットとマジックワンドは大事に使わせてもらうよ。



ちなみにこれは余談だが、エルーナ姉さんからのプレゼントは


「あ、私のはノアの部屋に置いておいたから!」


と言われたのでパーティー後に行ってみると、部屋には衣装用の簡易マネキンに可愛らしいフリルのドレスが着せてあり、首にかかっていた手紙には


「近いうちに、ノアの可愛い姿を見せてね!」


と書いてあった。


何考えてるんだあの姉は!


言っておくが俺にこんな趣味はない! いいか?大事な事だからもう一度言う!俺にこんな趣味はない!


一体何が憎くて俺にこんな服を着せようとしてるのか



ただ、その後わかったことだが、なんとダリル兄さんも3歳の時に母さんからこの洗礼を受けたらしい


(とんでもない家に生まれてきちゃったね、兄さん………)



その数日後、俺はしっかりとそのドレスを着せられて、しまいにはノリノリになっちゃったメイドたちにお化粧までされて、完全な人形扱いされながら家族の前に行かされたよ…


なんで誕生日プレゼントがこんな拷問なのか…


もしかしてエルーナ姉さんはサドなのか?




そんなことを思う誕生日だったな。

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