剣の稽古が死ぬほど辛いんだが。
どうもお餅サンドです。
実は前から投稿していた別アカウントがあったんだけど、ログインのパス忘れちゃって新しくアカ作り直しました。◀️◀️くそアホ
この小説はアルファポリス様に掲載中のものを、少しだけ改投したものになります。
先が気になる方はぜひそちらへ!
ーー 朝食の時間 ーー
「ノア、今日は剣の稽古の日だからご飯が終わったらちゃんと来るんだよ?」
食事が中に父さんがそう言ってきた
ん? なんでそんな当たり前のこと聞くんだ?
「え、行くけどどうして?」
「ん?だってノアは剣の稽古は嫌いみたいだし、めんどくさい事、嫌な事からよく逃げてるだろう? 剣の稽古も逃亡すると思ったんだけどその表情は、その気は無いみたいだね」
俺が何故かと問うと、デイリス父さんは悪びれる様子もなくなんとも失礼なことを言ってきたよ。
なんか酷くね?
確かにめんどくさいことからは逃げるし、なにか頼まれそうになっても嫌だったらどうにかして回避しようとしてる事は否定はしないけども
それでもさすがに家の決まりを破る気はないんだけど……俺ってそうゆう風に見えてたの?
周りを見てみると、みんなも何ら不思議がって居ない様子を見るに、どうやら俺はみんなからそう思われていたらしい
なんか凹むな
「ノアは剣の何が嫌なの?あんなに楽しいのにもったいないじゃない!」
「ふふ、シア姉さんはそれくらいしか出来ないからでしょ? 俺は魔法ができるし、そもそも戦いとかって嫌いだからね…危ないし」
「あのねぇ、外は魔物だらけなのよ?ノアみたいな弱っちい子供なんてすぐに殺られちゃうの! 魔法が使えない状況とかだってあるんじゃないの? そうゆう時に最低限でも剣が使えれば打開出来るかもしれないでしょ!」
シア姉さんが、なんとも学校の運動しか能がない筋肉バカみたいなことを聞いてきたからちょっとからかってみたら、思いもよらない返事が帰ってきた。
え、何そのド正論……
シア姉さんはもっとこう……なんかほら
「魔法? 作戦?なにそれ、パワァーーー!」って感じじゃんか!
そんな正論中の正論全く求めてないんだけど、風邪でも引いたのか?
「なんかその顔ムカつくわね。 まぁいいわ! まぁ今日は機嫌がいいし、さっきの私が剣しかできないってゆーのは忘れてあげるわ!」
な、なんだ? 今日のシア姉さんは優しい日なのか?
本当に風邪でも引いたんじゃ…… まさか姉さん! 不治の病にでも掛かったんじゃ無いだろうな!
ーー
ーーー
「ノア、剣も戦いも嫌いなのは良いけど、いつかにも言ったと思うけど、剣は最低限でも覚えとかないとダメよ? 貴族の嗜みでも有るんだからね?」
シア姉さんの次はテスナ母さんがそんな事を言ってきた
確かに昔母さんと話した時にそんな事を言われた気もするんだど……
「あの、なんでみんなの中では俺が剣の稽古をサボることになってるの? ちゃんと出るってば!」
「ふふ、ならいいのよ!」
なんか全然納得いかないんだけど。
「まぁノアもわかったと思うけど、父としては剣に限らず、できる時に色んなことを学んで貰いたいよ、 もちろんエルーナにもダリルにもシアにもね?」
「「「「 はーい 」」」」
「それに、なんだか西の方が騒がしくなりそうらしいからね。」
父さんが良い事言って締めくくったと思ったら、なんか最後に不穏なことを呟いた
メイド達とダン夫妻含めた大人たちの顔も一瞬で曇ったし、キョトンとしてるのはシア姉さんだけだ。
そんな父さんつぶやきにいち早く反応したのはダリル兄さんだった
「西って、もしかしてヘリステム王国とまた戦争があるの?」
兄さんのその発言を聞いて理解したのか、シア姉さんもピクッ!! とした。
ヘリステム王国とは、今から約20年前に王位継承争いで劣勢だった第一王子が軍勢を率いてこの国ドリス王国に侵攻して来た国だ
『バンデルグ大防衛戦』
この名で広くしれわたるその戦争は、何を隠そうデイリス父さんが大活躍して貴族になる切っ掛けとなった戦争でもあるために、ウチでは勉強の時間でまず最初に習う。
「みんな落ち着いていいよ、戦争になるかはまだ全然分からないからね」
流石は英雄の一言だ
父さんがそういった途端、ダイニングに流ていた張り詰めた空気が一気に無くなった
「どうやらヘリステム現国王が、体を壊したらしいんだ、また前みたいに戦争になるかは分からないけど向こうの貴族たちの中には早速動いている所もあるらしいとゆう事だけだ」
とゆうことらしい
分からないことが多すぎるが、まあド田舎のセンバートにこの情報が入ってきただけマシだ!
たぶんヘリステムとの国境を任せられてるメンクレン辺境伯が送ってきたんだと思う
何せもし戦争になった場合に前の戦争で大暴れした父さんの名前は軽くはないからね。
結局この話はまだもよく分からないし対策のしようも無いとの事で、食事が再開された。
ーー
ーーー
ーーーー
「よし!まずはランニングからだね! ノアもどこを走るかは分かるね?」
「うん」
「じゃあ始め!」
デイリス父さんの合図で、俺たち5人は一斉に走り出した!
てゆーかウチの庭ってこんなに広かったっけ?
いや、そんなはずない! だってここは俺も魔法の練習で毎日のように使ってるし、その時は意外と手狭に感じるからね
誰かが空間魔法で空間の拡張を下に違いないんだ!
なんてどうでもいいことを考える余裕があったのは最初だけでした。
ーー
ーーー
「はぁ、はぁ、はぁ、一体……何周…はぁ
……するん…だよ…」
庭を2周したあたりで、俺の体力はかなり限界を迎えていた。
この人たち意味がわからん!軽く体を温めるだけのランニングでなんであんなに早く走ってんだよ!
俺以外の4人のランニングのペースは、もはやダッシュと言ってい程のものだ!
最年長のエルーナ姉さんに、2つ下だけど男であるダリル兄さんが並んで走ってるのはまだ分かるよ?
言っとくけど、それでもゆっくり走ってるとかじゃなくてマジでダッシュ並の速さだからね?
しかもダリル兄さんより3つも下のシア姉さんまでそのスピードに着いて言ってるんだ。
シア姉さんが父さんの身体能力を一番は継いでいるのはもはやセンバート家では周知の事実だけどさ
まさかここまでとは思わないだろ!
結局、みんなが10周走る間、俺はたったの4周しか走れなかったよ。
ーー
ーーー
ーーーー
「よし!ノア以外は体は温まったね?」
父さんの問いかけにお例外の3人が頷く
「よし、じゃあまずはいつも通り素振りから行くか! 3人はいつも通り進めておいてね、僕は、今日はノアに付きっきりで教えることになるだろうからね」
「「「はい!」」」
元気のいい返事のあと、3人は勝手知ったる納屋から自分の木剣を持ってきて、掛け声を出しながら素振りをし始めた
「よし、じゃあノアを始めるよ! 」
地面に転がるようしてやっと息が整ってきた俺に、父さんはそう言いながらピカピカの木剣を渡してきた
「ふふ、今日から稽古の時はこの剣を使うんだよ? 最初は重いと思うし握りづらいだろうが、そのうち馴染んでくるもんだから大切にする!いいね?」
「……はい」
そこからは、もう作業だった。
ただ父さんに言われたことを実行するだけのめちゃくちゃ疲れるね……
素振りは剣の基礎の中の基礎らしく、 本当に意識することが多すぎて何度も指摘されながら、何とか父さんにOKを貰えたのは、今日の稽古が終わる直前だったよ。
「よし、じゃあノアは今日は終了だね。 あとはみんなの模擬戦を見てるだけで良いよ」
「はい父さん。」
はぁ、マジでしんどかった。
体動かすのがこんなに疲れるとは思わなかったよ。
これも魔法に頼りきった生活をしているツケかってやつか。
でも……便利なんだよなぁ~。
俺がそんなことを思っていると、模擬戦の出番じゃないため外れていたシア姉さんが俺のすぐ後ろに移動してきて言った
「あ~あぁ、今日はノアに剣の楽しさを教えてあげられると思ってたから楽しみだったのに、まさか素振りでダウンするとは、情けないわよ?」
「ハハ、ハハハハッ! そんな事言われても基準が違いすぎるでしょ…… 初めてなんだよ? これが当たり前でしょ。 」
「ふん、まぁこれからチャンスはいくらでもあるからいいわ! ノアも早く慣れなさいよ? じゃなきゃ私が楽しめないんだから!」
おいおい、なんで姉さんが楽しむことになってんだよ……
そんなわけで、最後になんか一生剣の稽古なんてしたくないと思わせるようなことをシア姉さんに言われながら、俺の初の剣の稽古は終わった。
ーー
ーーー
ーーーー
「ぷはぁ~~!! 生き返る!」
「おいおい坊ちゃん、仕事終わりのオヤジじゃあるめえし、そんな声出してっと母ちゃんに怒られるぞ?」
俺は今、稽古での疲れを癒すため、ちゃっちゃとシャワーを浴びて厨房で果実水をごくごくと飲み干していた
「ふん、今日くらい許してくれるよ、てゆーかマジで疲れたんだからこれくらい多めに見てもらわないと、本気で稽古から逃亡するよ」
「かはは、坊ちゃん本当にデイリスの息子か? シア嬢ちゃんなんか速攻で慣れてたぞ?」
おいおいダンの親父よ、比べる相手が悪すぎるだろ
「あのねぇ、シア姉さんとなんか比べないでよ、誰はもう人じゃなくて化け物でしょ!」
ふふ、現に今日の模擬戦で2m以上のジャンプ切りしてたしな
まぁ、隙が大きすぎるとかで父さんに注意されてたけど
2mとぶ7歳児って何だよ。
「はは、嬢ちゃんに聞かれてたら殺されそうな会話だな。
あ、そうだ坊ちゃん! あのパスタのレシピはマールんとこに教えても良いのか? 」
危ない……確かにこんな会話聞かれたら、あの化け物が襲ってくるな。
流石はダンだ、そんなことに気がつくなんてな。
これが年の功ってやつか?
それとパスタか
「パスタなら全然教えてもいいよ! ねか探せば似たような料理もありそうなものだけどね」
「おお!そいつは助かるぜ! いつも買い出しに行く度にレシピの事を聞かれたからな。」
ダンはどこか遠い目をしながらそう言った
おいおい、どんだけマールおばさんにせっつかれたんだよ、大丈夫か?
まぁ、パスタ教えれば当分は大丈夫なのか。良かったねダン
俺はそんなことを思いつつ、厨房を後にする
ーー
ーーー
ーーーー
「はぁ、もうベッドと結婚したいなぁ」
部屋について早々、俺はベッドにダイブした。
今日はマジで疲れたからもう1歩も動けそうにないな。
あ、明日は町にあれを作って貰うんだったな!
明日の予定を思い出した俺は、その準備のためにベッドに寝転がりながら、紙とペンをサイコキネシスで動かして、空中で簡単な絵を描いた
図面は完成したが……
「ふふふ、これぞ魔法の最適な使い方だな! 」
ひとりでに動いている空中で絵を描く。
これぞ魔法って感じでいい!
サイコキネシスは俺と相性が良いからな。
部屋の片付けから離れたところにあるものを取りに行くのがめんどくさい時まで、この魔法だけ応用の幅がめちゃくちゃ広い!
いずれは簡単な動作を俺のイメージじゃなく決められた動きのみで行う魔法の機械でも作れたら面白そうだな!
こうしてリラックスしてると色々なアイデアが生まれてくるな!
はぁ、俺には剣よりもこうゆうアイデアを出す方がしょうに合ってるよな。




